長編
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あの男が来て二、三日経ったがまだその姿を目にしてない
けど、とてもいい情報が手に入った
出たのだ
例の入れ墨の人間が
私が駆けつけた時は既に逃げられた後だったが、怪我をした娼婦が言うにはくりからもんもんとは違った妙な入れ墨の男だと言う
おばさん達が軍人と話すのを見つけたから早いとこ見つけ出さないと取られてしまう
入れ墨の男も昨日の今日で娼館なんて来ないだろうし…
どうしたもんか
「名前!降りてこい!」
「今行く!」
なんていいタイミングなんだ!
でも今日は軍帽の男一人か…手分けして探してるのか?
きっと例の店に行ってるだろうと教えてもらい近道を通ってそこへ急ぐ
「_…でも食べて待っててよ」
入口付近でおばさんが話してるのが聞こえる
軍帽の男だ
「おばさん、蕎麦ひとつ頂戴」
「あら名前!すまないけど用があるからさ、後にしとくれ」
「へーい」
ちらりと軍帽の男に目線を向ければ相手もこちらを見ていたようで目が合った
「あんた常連か?悪いな」
俺のもう箸付けちゃった…と申し訳なさそうに謝る男に「気にすんな」と気楽に笑ってすぐ側の席に腰掛けた
「その蕎麦美味いだろ、特にそのニシンは絶品だ」
「確かに、クチの中でほろほろとくずれる」
濃口のツユも関東生まれの俺好みだ、と嬉しそうに食べ進める男
「あんたは…えーっと……」
「あぁ、杉元だ。名前さん?でよかったよな?」
「ここいらの用心棒しててね、顔馴染みが多いんだ!よろしく」
杉元、と名乗る男にこの辺の蕎麦は初めてかい?なんて聞いたりして世間話を広めていく
「ふぅーこいつはヒンナだぜ」
「ひんな?…ってなんだ?」
「あぁ、これは_」
ガラガラ
聞き慣れない言葉に頭を傾げると戸の開く音が響く
おばさんも帰ってきたしそろそろ本題に…
「どの男だ?入れ墨のことを探ってる奴は」
同じ顔した2人の軍人が顔を出した
気づいた時には杉元が2人に飛び蹴りを喰らわしていた
「おお…」
繰り広げられる多対一の大立ち回りに思わず感嘆の声を上げる
小銃を向けられ形勢が逆転し、双子の軍人が顔を殴り始めてやっと足が動いた
「おいあんたら、こんなとこで騒ぎ起こしてんじゃねえぞ」
「なんだお前?こいつの仲間か?殺されたくなかったら邪魔するな」
ダァァン!
どう動くか考えた所で銃声が鳴り響いた
けど、とてもいい情報が手に入った
出たのだ
例の入れ墨の人間が
私が駆けつけた時は既に逃げられた後だったが、怪我をした娼婦が言うにはくりからもんもんとは違った妙な入れ墨の男だと言う
おばさん達が軍人と話すのを見つけたから早いとこ見つけ出さないと取られてしまう
入れ墨の男も昨日の今日で娼館なんて来ないだろうし…
どうしたもんか
「名前!降りてこい!」
「今行く!」
なんていいタイミングなんだ!
でも今日は軍帽の男一人か…手分けして探してるのか?
きっと例の店に行ってるだろうと教えてもらい近道を通ってそこへ急ぐ
「_…でも食べて待っててよ」
入口付近でおばさんが話してるのが聞こえる
軍帽の男だ
「おばさん、蕎麦ひとつ頂戴」
「あら名前!すまないけど用があるからさ、後にしとくれ」
「へーい」
ちらりと軍帽の男に目線を向ければ相手もこちらを見ていたようで目が合った
「あんた常連か?悪いな」
俺のもう箸付けちゃった…と申し訳なさそうに謝る男に「気にすんな」と気楽に笑ってすぐ側の席に腰掛けた
「その蕎麦美味いだろ、特にそのニシンは絶品だ」
「確かに、クチの中でほろほろとくずれる」
濃口のツユも関東生まれの俺好みだ、と嬉しそうに食べ進める男
「あんたは…えーっと……」
「あぁ、杉元だ。名前さん?でよかったよな?」
「ここいらの用心棒しててね、顔馴染みが多いんだ!よろしく」
杉元、と名乗る男にこの辺の蕎麦は初めてかい?なんて聞いたりして世間話を広めていく
「ふぅーこいつはヒンナだぜ」
「ひんな?…ってなんだ?」
「あぁ、これは_」
ガラガラ
聞き慣れない言葉に頭を傾げると戸の開く音が響く
おばさんも帰ってきたしそろそろ本題に…
「どの男だ?入れ墨のことを探ってる奴は」
同じ顔した2人の軍人が顔を出した
気づいた時には杉元が2人に飛び蹴りを喰らわしていた
「おお…」
繰り広げられる多対一の大立ち回りに思わず感嘆の声を上げる
小銃を向けられ形勢が逆転し、双子の軍人が顔を殴り始めてやっと足が動いた
「おいあんたら、こんなとこで騒ぎ起こしてんじゃねえぞ」
「なんだお前?こいつの仲間か?殺されたくなかったら邪魔するな」
ダァァン!
どう動くか考えた所で銃声が鳴り響いた