長編
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エゾシカの寝ているところを狙おうとしたが既に手遅れだった
「鹿のオソマが凍ってる、ほら触ってみろ杉元、食べるなよ?」
鹿は決まった時間の間隔でオソマをするらしく、凍ってるということは二里以上離れた可能性が高いという
しかし足跡の幅も狭いため必ず追いつける
そうして足跡を辿っていく内にまた鹿のオソマが落ちてるのを見つけた
「近いぞ、ホラまだ温かい」
オソマを見つける度杉元さんの掌に乗せるのは何なんだろうか…
「食べるなよ?それは食べちゃダメなオソマだ」
「食べていいうんこなんかねーし!!」
「アシリパちゃんまだ味噌のことオソマって思ってるの…?」
すぐ側の乱れた足跡から手前の木の下で休んでいるかもしれないとのこと
木から鹿を追い出せば雪原を走り次の木の下に逃げ込むらしいから、杉元さんはそこで待ち伏せし、私はアシリパちゃんと共に鹿を追い出す役目だ
「ケホッ」
アシリパちゃんの咳払い一つで鹿は飛び出した
真っ直ぐに杉元さんの待ち受ける木の下へと走っていく
「杉元撃てッ」
ダァン!
鹿が目の前にくる直前まで固まっていた杉元さんは鹿に突進され、銃弾は空へと撃ち込まれた
「何やってんだアイツ!!行くぞ名前!」
「あ、うん!」
銃声に驚いた鹿にまた逃げられそうになった時
白い狼が姿を現した
「レタラ!」
レタラのおかげでなんとか鹿を捕まえることは出来たけど、杉元さんの様子がおかしい
「__こいつは俺だ…」
「杉元さん…」
なんて声をかけていいかわからなかった
杉元さん程ではないが、生きるために手を汚した私もきっと同じだろうから
「二人共…ここに両手を入れてみろ」
手早く処理を始めていたアシリパちゃんは裂いたばかりの腹を指した
「わっ、」
熱い……
「鹿は死んで杉元と名前を温めた鹿の体温が二人にに移って二人を生かす」
血肉を食べた後は木や草や大地へと生命は置き換わる
「鹿が生き抜いた価値は消えたりしない」
アシリパちゃんと居ると大事なことを教えてもらえる
ほとんど本能で生きてきた私はこれからも学ぶことは多そうだ
「食うか!」
「食おう食おう!!」
「鹿肉も初めてだ…!」
「鹿のオソマが凍ってる、ほら触ってみろ杉元、食べるなよ?」
鹿は決まった時間の間隔でオソマをするらしく、凍ってるということは二里以上離れた可能性が高いという
しかし足跡の幅も狭いため必ず追いつける
そうして足跡を辿っていく内にまた鹿のオソマが落ちてるのを見つけた
「近いぞ、ホラまだ温かい」
オソマを見つける度杉元さんの掌に乗せるのは何なんだろうか…
「食べるなよ?それは食べちゃダメなオソマだ」
「食べていいうんこなんかねーし!!」
「アシリパちゃんまだ味噌のことオソマって思ってるの…?」
すぐ側の乱れた足跡から手前の木の下で休んでいるかもしれないとのこと
木から鹿を追い出せば雪原を走り次の木の下に逃げ込むらしいから、杉元さんはそこで待ち伏せし、私はアシリパちゃんと共に鹿を追い出す役目だ
「ケホッ」
アシリパちゃんの咳払い一つで鹿は飛び出した
真っ直ぐに杉元さんの待ち受ける木の下へと走っていく
「杉元撃てッ」
ダァン!
鹿が目の前にくる直前まで固まっていた杉元さんは鹿に突進され、銃弾は空へと撃ち込まれた
「何やってんだアイツ!!行くぞ名前!」
「あ、うん!」
銃声に驚いた鹿にまた逃げられそうになった時
白い狼が姿を現した
「レタラ!」
レタラのおかげでなんとか鹿を捕まえることは出来たけど、杉元さんの様子がおかしい
「__こいつは俺だ…」
「杉元さん…」
なんて声をかけていいかわからなかった
杉元さん程ではないが、生きるために手を汚した私もきっと同じだろうから
「二人共…ここに両手を入れてみろ」
手早く処理を始めていたアシリパちゃんは裂いたばかりの腹を指した
「わっ、」
熱い……
「鹿は死んで杉元と名前を温めた鹿の体温が二人にに移って二人を生かす」
血肉を食べた後は木や草や大地へと生命は置き換わる
「鹿が生き抜いた価値は消えたりしない」
アシリパちゃんと居ると大事なことを教えてもらえる
ほとんど本能で生きてきた私はこれからも学ぶことは多そうだ
「食うか!」
「食おう食おう!!」
「鹿肉も初めてだ…!」