特別の指輪
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唇に触れるだけのキスをする。
「んっ…
ロ、イ‥‥」
「――愛してるよ」
再びキスを交わし、段々と深まる。
ガチャッと病室のドアが開く。
「大佐、見舞いに来てやっ…」
「すまん、ロイ。
邪魔したな」
「………。」
「あ゛…っ///」
「お邪魔しました!
続きをどうぞ!!」
真っ赤になったエドが何故か敬礼してドアを閉める。
「兄さん…ι」
「続きって…」
「いや、つい‥‥」
「だから、いつも言ってるじゃない。
ノックしないからだよ」
「そういう意味で言ってたのか!!?」
「礼儀も含めてだけどね」
呆れたようにエドを見ながら注意するアルだった。
「…膝枕されてたな。
いつもあんな感じなのか?」
「仕事とプライベートは別だから、仕事場では名前で呼んだりはしてないはずだぞ」
「とりあえず、今日は帰ろうよ」
「そうだな」
ヒューズと共にエルリック兄弟が帰って行く。
婚約はしたが、多忙な日々に結婚式を挙げることが出来ずに時間だけが過ぎてゆく。
婚約者というよりはもう夫婦に近い。
「とりあえず、籍だけは入れるか?」
「そうですね。
私は別に結婚式を挙げなくてもいいんですが…」
「何を言うんだ。
結婚式を挙げないだなんて!
君のウェディングドレスも用意しているのに!!」
「いつの間に…
でも、私は‥‥」
「特注だから背中の露出はない。
心配はいらない。
それに、君のウェディングドレス姿も綺麗なのだろうからな。
見たいじゃないか」
恥ずかしそうにリザは俯くが、嬉しそうに微笑んでいた。
「グラマン将軍も式はまだかと聞いて来るし。
挙げない訳にはいかんだろう?」
「それは、そうかもしれませんが…」
「私にウェディングドレス姿を見せてはくれないのかい?」
「そういう訳では…!!」
「じゃあ、決まり。
下見に今度の休みに行こう。
どんな場所がいい?
教会は外すから、そんなに回るのは多くはないだろうけど…」
リザよりもロイの方が楽しそうだ。
それから数ヶ月後…
よく晴れた青空の下に集まる人々。
ロイの部下達にグラマン将軍、ヒューズと共にグレイシアとエリシア、そして、エルリック兄弟と幼馴染みのウィンリィと顔馴染みのメンバーが勢揃い。
「リザさん、とっても綺麗!!」
「ありがとう。
こんなに華やかなドレスなんて、私には似合わないと思うんだけどね…」
「そんなことありませんよっ!」
「そうだぜ、リザちゃん」
「中尉、綺麗です。
お兄さんも何か言いなよ!」
「あ、えっと…」
「なに照れてんのよ、エド」
「うるせぇ!」
青空にも負けない沢山の笑顔が溢れていた。
「…っと、もう1人の主役が登場だな」
「すまない、遅れ…ッ」
リザを見てロイは固まる。
「…ロイ?
やっぱり、似合いませんか?」
「予想以上だな」
「えっ?」
「君には似合うと思ってはいたが、予想以上によく似合う」
「華やかなすぎて、私には…」
「またそんなことを言う。
リザ、綺麗だよ。
どんな女性よりも君が美しい」
「‥‥っ‥」
「まだ言った方がいいかな?」
「分かりましたからやめてください」
恥ずかしくてリザは真っ赤になるが、とても嬉しそうに幸せそうに微笑んでいた。
慣れないせいかリザは何度も転びそうになる。
「…大丈夫か?」
「す、すみません」
「こっちの方が楽だな。
転んで怪我をされては大変だ」
「えっ…
きゃっ!!」
ロイが軽々とリザを抱え、お姫様抱っこして歩いて行く。
「ちょっ…
降ろしてください!!
重いですから!」
「軽いから大丈夫だ、心配ない」
結局はロイに敵うはずもなく、おとなしくやられるがまま。
ロイは会場に着くとリザを降ろした。
「リザ、おめでとう!」
「レベッカ…
あ、ありがとう」
「よかったわね。
リザ、玉の輿よ!!」
「えっ…
そこなの!!?ι」
「あら、大事じゃない」
ロイはその会話を聞いて苦笑いする。
「…あなたにとったらそうかもしれないわね」
「リザにはそこまで重要じゃない?」
「そうね。
私はロイが貧乏人でもいいの。
側にいてくれたら、それでいいのよ」
リザからそんな言葉を聞けるとは思っておらず、ロイは口元を緩めた。
「よかったな、ロイ。
路頭に迷ってもリザちゃんは見捨てないってさ」
「うるさい」
ヒューズにからかわれて頬を赤らめる。
「んっ…
ロ、イ‥‥」
「――愛してるよ」
再びキスを交わし、段々と深まる。
ガチャッと病室のドアが開く。
「大佐、見舞いに来てやっ…」
「すまん、ロイ。
邪魔したな」
「………。」
「あ゛…っ///」
「お邪魔しました!
続きをどうぞ!!」
真っ赤になったエドが何故か敬礼してドアを閉める。
「兄さん…ι」
「続きって…」
「いや、つい‥‥」
「だから、いつも言ってるじゃない。
ノックしないからだよ」
「そういう意味で言ってたのか!!?」
「礼儀も含めてだけどね」
呆れたようにエドを見ながら注意するアルだった。
「…膝枕されてたな。
いつもあんな感じなのか?」
「仕事とプライベートは別だから、仕事場では名前で呼んだりはしてないはずだぞ」
「とりあえず、今日は帰ろうよ」
「そうだな」
ヒューズと共にエルリック兄弟が帰って行く。
婚約はしたが、多忙な日々に結婚式を挙げることが出来ずに時間だけが過ぎてゆく。
婚約者というよりはもう夫婦に近い。
「とりあえず、籍だけは入れるか?」
「そうですね。
私は別に結婚式を挙げなくてもいいんですが…」
「何を言うんだ。
結婚式を挙げないだなんて!
君のウェディングドレスも用意しているのに!!」
「いつの間に…
でも、私は‥‥」
「特注だから背中の露出はない。
心配はいらない。
それに、君のウェディングドレス姿も綺麗なのだろうからな。
見たいじゃないか」
恥ずかしそうにリザは俯くが、嬉しそうに微笑んでいた。
「グラマン将軍も式はまだかと聞いて来るし。
挙げない訳にはいかんだろう?」
「それは、そうかもしれませんが…」
「私にウェディングドレス姿を見せてはくれないのかい?」
「そういう訳では…!!」
「じゃあ、決まり。
下見に今度の休みに行こう。
どんな場所がいい?
教会は外すから、そんなに回るのは多くはないだろうけど…」
リザよりもロイの方が楽しそうだ。
それから数ヶ月後…
よく晴れた青空の下に集まる人々。
ロイの部下達にグラマン将軍、ヒューズと共にグレイシアとエリシア、そして、エルリック兄弟と幼馴染みのウィンリィと顔馴染みのメンバーが勢揃い。
「リザさん、とっても綺麗!!」
「ありがとう。
こんなに華やかなドレスなんて、私には似合わないと思うんだけどね…」
「そんなことありませんよっ!」
「そうだぜ、リザちゃん」
「中尉、綺麗です。
お兄さんも何か言いなよ!」
「あ、えっと…」
「なに照れてんのよ、エド」
「うるせぇ!」
青空にも負けない沢山の笑顔が溢れていた。
「…っと、もう1人の主役が登場だな」
「すまない、遅れ…ッ」
リザを見てロイは固まる。
「…ロイ?
やっぱり、似合いませんか?」
「予想以上だな」
「えっ?」
「君には似合うと思ってはいたが、予想以上によく似合う」
「華やかなすぎて、私には…」
「またそんなことを言う。
リザ、綺麗だよ。
どんな女性よりも君が美しい」
「‥‥っ‥」
「まだ言った方がいいかな?」
「分かりましたからやめてください」
恥ずかしくてリザは真っ赤になるが、とても嬉しそうに幸せそうに微笑んでいた。
慣れないせいかリザは何度も転びそうになる。
「…大丈夫か?」
「す、すみません」
「こっちの方が楽だな。
転んで怪我をされては大変だ」
「えっ…
きゃっ!!」
ロイが軽々とリザを抱え、お姫様抱っこして歩いて行く。
「ちょっ…
降ろしてください!!
重いですから!」
「軽いから大丈夫だ、心配ない」
結局はロイに敵うはずもなく、おとなしくやられるがまま。
ロイは会場に着くとリザを降ろした。
「リザ、おめでとう!」
「レベッカ…
あ、ありがとう」
「よかったわね。
リザ、玉の輿よ!!」
「えっ…
そこなの!!?ι」
「あら、大事じゃない」
ロイはその会話を聞いて苦笑いする。
「…あなたにとったらそうかもしれないわね」
「リザにはそこまで重要じゃない?」
「そうね。
私はロイが貧乏人でもいいの。
側にいてくれたら、それでいいのよ」
リザからそんな言葉を聞けるとは思っておらず、ロイは口元を緩めた。
「よかったな、ロイ。
路頭に迷ってもリザちゃんは見捨てないってさ」
「うるさい」
ヒューズにからかわれて頬を赤らめる。