改造の土台
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《オマケ》
地方に異動させられていた仲間達が中央司令部に戻って来た。
「まさか、戻されるとはな」
「グラマン将軍…
否、今はグラマン大総統か。
そのおかげ?」
「そうかもなぁ…」
「でも、誰につくんでしょうか?」
「将軍としか聞かされなかったからな」
「私達のよく知る将軍だと仰っていましたが…」
「ハクロのおっさんじゃないだろうな」
「とにかく、行ってみれば分かるだろ」
「そうだな」
誰も口には出さないが、“大佐の元に戻りたい”と思っていた。
グラマン大総統はロイが将軍に昇進したことも誰につくのか、その名前さえも教えなかった。
相変わらずの悪戯好きだ。
将軍の執務室をノックし、入室する。
「失礼しま…っ」
「あ゛~っ!」
「大佐!!?」
ロイは笑みを浮かべた。
「ハボックがノックするなんて初めてじゃないか?
久しぶりだな、元気そうでよかった」
「将軍に‥‥昇進、したんですか?」
「2階級昇進…ですか」
「あぁ、昨日な」
「「おめでとうございます!!」」
「…ありがとう」
未だによく理解していない部下達にロイは説明する。
グラマン大総統の悪戯は見事に成功。
「…中尉がいないのは寂しいですね」
「会いに行けばいいさ。
中尉からも来るし」
「来たんですか?」
「あぁ、大総統室と執務室を行き来してるようだな」
「中尉らしいというか…」
思わず、苦笑いを浮かべた。
「私はグラマン大総統に呼ばれてるから」
執務室を出て大総統室に向かう。
「失礼致します」
「マスタングくん、みんなはもう到着した?」
「はい、驚いていましたよ。
まったく…大総統も人が悪い」
「それは見たかったね」
楽しそうにグラマン大総統は笑う。
「それより、用事があるのでは?」
「あぁ、そうそう。
これを頼むよ」
「これは‥‥」
「大総統の書類」
「はぁ!!?」
「じゃあ、あとはよろしくね。
君の好きなようにしていいから。
はい、これが大総統の印ね」
「ちょ…ッ」
「大総統!!?」
ロイに書類と印を手渡すとグラマン大総統は逃げて行く。
「‥‥中尉。
これは、やるべきか?」
「…大総統命令ですから」
「‥‥中尉」
「はい?」
「これ、提出期間があと1時間」
「なっ!!?」
「隠していたみたいだね」
「いつの間に…」
同時にため息をついた。
昔のように振り回される日々…。
それでも笑顔が溢れていた‥‥。
-END-
地方に異動させられていた仲間達が中央司令部に戻って来た。
「まさか、戻されるとはな」
「グラマン将軍…
否、今はグラマン大総統か。
そのおかげ?」
「そうかもなぁ…」
「でも、誰につくんでしょうか?」
「将軍としか聞かされなかったからな」
「私達のよく知る将軍だと仰っていましたが…」
「ハクロのおっさんじゃないだろうな」
「とにかく、行ってみれば分かるだろ」
「そうだな」
誰も口には出さないが、“大佐の元に戻りたい”と思っていた。
グラマン大総統はロイが将軍に昇進したことも誰につくのか、その名前さえも教えなかった。
相変わらずの悪戯好きだ。
将軍の執務室をノックし、入室する。
「失礼しま…っ」
「あ゛~っ!」
「大佐!!?」
ロイは笑みを浮かべた。
「ハボックがノックするなんて初めてじゃないか?
久しぶりだな、元気そうでよかった」
「将軍に‥‥昇進、したんですか?」
「2階級昇進…ですか」
「あぁ、昨日な」
「「おめでとうございます!!」」
「…ありがとう」
未だによく理解していない部下達にロイは説明する。
グラマン大総統の悪戯は見事に成功。
「…中尉がいないのは寂しいですね」
「会いに行けばいいさ。
中尉からも来るし」
「来たんですか?」
「あぁ、大総統室と執務室を行き来してるようだな」
「中尉らしいというか…」
思わず、苦笑いを浮かべた。
「私はグラマン大総統に呼ばれてるから」
執務室を出て大総統室に向かう。
「失礼致します」
「マスタングくん、みんなはもう到着した?」
「はい、驚いていましたよ。
まったく…大総統も人が悪い」
「それは見たかったね」
楽しそうにグラマン大総統は笑う。
「それより、用事があるのでは?」
「あぁ、そうそう。
これを頼むよ」
「これは‥‥」
「大総統の書類」
「はぁ!!?」
「じゃあ、あとはよろしくね。
君の好きなようにしていいから。
はい、これが大総統の印ね」
「ちょ…ッ」
「大総統!!?」
ロイに書類と印を手渡すとグラマン大総統は逃げて行く。
「‥‥中尉。
これは、やるべきか?」
「…大総統命令ですから」
「‥‥中尉」
「はい?」
「これ、提出期間があと1時間」
「なっ!!?」
「隠していたみたいだね」
「いつの間に…」
同時にため息をついた。
昔のように振り回される日々…。
それでも笑顔が溢れていた‥‥。
-END-