感謝の気持ち
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自分達はどれだけ魅了されているんだと苦笑いした。
自分達をどこまでも気遣うロイに敵わないと改めて感じてしまうバレンタインデー。
《ジャン・ハボック
母親思いの君は素晴らしいと思う。
煙草と酒は程々に。
R・M》
《ハイマンス・ブレダ
知恵が必要な時にはまた力になってもらうよ。
あまり食べ過ぎないように。
R・M》
《ヴァトー・ファルマン
君の記憶力に何度も助けられた。
またこれからもその力を必要とすると思うからよろしく頼む。
R・M》
《ケイン・フュリー
心優しい青年、それは君のことだと思う。
その心を忘れず、自信を持ちなさい。
R・M》
《マース・ヒューズ
これからも私の理解者で居て欲しい。
親バカは程々に。
R・M》
そっとメッセージカードは机の引き出しに入れられた。
大総統室ではアルが帰って来て、リザとアルはロイを見つめる。
「大総統、これは‥‥」
「バレンタインチョコですか?」
「日頃の感謝を込めて、というところかな…」
「ありがとうございます、大総統」
「有り難く頂きますね」
にっこりと笑うアルと珍しくふわりと微笑むリザ。
その様子にロイは口元を緩めた。
《アルフォンス・エルリック
ゆっくり焦らず、君らしく。
これからの人生を楽しみなさい。
R・M》
《リザ・ホークアイ
これからも私の背中を任せる。
そして、いつか伝えたい言葉がある。
本当の意味で頂点に立てた日に君に伝えたい。
それまで待っていて欲しい》
メッセージカードを見て再び微笑んだ。
リザの瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。
そして、今日はホワイトデー。
みんなはそれぞれ、お返しは何にしようかと悩んでいた。
もちろん、ロイは配りはしたが、お返しに期待はしてない。
感謝の気持ちで配っただけなのだから。
元々、お返しを貰おうとして配った訳ではない。
いつものように補佐官と出勤するロイ。
大総統室の自分の机に形や大きさが異なる包みが7個置いてあった。
ロイは驚き、瞬きをする。
「これは‥‥」
「お返しですよ、大総統」
「えっ…」
「バレンタインデーにチョコをくれたじゃないですか」
「あ‥‥」
リザのフォローにロイは気づく。
「私達は書類を取りに行きますから」
「ちゃんと見てくださいね」
リザとアルは大総統室から出て、ゆっくりと見せてあげようとロイを1人にさせた。
そんな気遣いも嬉しい。
ゆっくりとロイは包みを開けてゆく。
(予想外にからかわれたりしなかったな。
みんなはこんな気持ちだったのか)
ロイは笑みを浮かべ、幸せを噛み締めていた。
“ジャン・ハボック”
“ハイマンス・ブレダ”
“ヴァトー・ファルマン
”
“ケイン・フュリー”
“マース・ヒューズ”
“アルフォンス・エルリック”
“リザ・ホークアイ”
それぞれに名前が記されていた。
《ロイ・マスタング様
私はずっと貴方の傍にいます。
いつか、その言葉を聞かせてください。
いくらでも待ちますから。
リザ・ホークアイ》
リザからのメッセージカードに口元が緩んだ。
感謝を込めて素敵な仲間達に…。
信頼する上官にお返しを‥‥。
いつか、愛の言葉を君に―――…
-END-
2010.3.11
自分達をどこまでも気遣うロイに敵わないと改めて感じてしまうバレンタインデー。
《ジャン・ハボック
母親思いの君は素晴らしいと思う。
煙草と酒は程々に。
R・M》
《ハイマンス・ブレダ
知恵が必要な時にはまた力になってもらうよ。
あまり食べ過ぎないように。
R・M》
《ヴァトー・ファルマン
君の記憶力に何度も助けられた。
またこれからもその力を必要とすると思うからよろしく頼む。
R・M》
《ケイン・フュリー
心優しい青年、それは君のことだと思う。
その心を忘れず、自信を持ちなさい。
R・M》
《マース・ヒューズ
これからも私の理解者で居て欲しい。
親バカは程々に。
R・M》
そっとメッセージカードは机の引き出しに入れられた。
大総統室ではアルが帰って来て、リザとアルはロイを見つめる。
「大総統、これは‥‥」
「バレンタインチョコですか?」
「日頃の感謝を込めて、というところかな…」
「ありがとうございます、大総統」
「有り難く頂きますね」
にっこりと笑うアルと珍しくふわりと微笑むリザ。
その様子にロイは口元を緩めた。
《アルフォンス・エルリック
ゆっくり焦らず、君らしく。
これからの人生を楽しみなさい。
R・M》
《リザ・ホークアイ
これからも私の背中を任せる。
そして、いつか伝えたい言葉がある。
本当の意味で頂点に立てた日に君に伝えたい。
それまで待っていて欲しい》
メッセージカードを見て再び微笑んだ。
リザの瞳にはうっすらと涙が浮かんでいた。
そして、今日はホワイトデー。
みんなはそれぞれ、お返しは何にしようかと悩んでいた。
もちろん、ロイは配りはしたが、お返しに期待はしてない。
感謝の気持ちで配っただけなのだから。
元々、お返しを貰おうとして配った訳ではない。
いつものように補佐官と出勤するロイ。
大総統室の自分の机に形や大きさが異なる包みが7個置いてあった。
ロイは驚き、瞬きをする。
「これは‥‥」
「お返しですよ、大総統」
「えっ…」
「バレンタインデーにチョコをくれたじゃないですか」
「あ‥‥」
リザのフォローにロイは気づく。
「私達は書類を取りに行きますから」
「ちゃんと見てくださいね」
リザとアルは大総統室から出て、ゆっくりと見せてあげようとロイを1人にさせた。
そんな気遣いも嬉しい。
ゆっくりとロイは包みを開けてゆく。
(予想外にからかわれたりしなかったな。
みんなはこんな気持ちだったのか)
ロイは笑みを浮かべ、幸せを噛み締めていた。
“ジャン・ハボック”
“ハイマンス・ブレダ”
“ヴァトー・ファルマン
”
“ケイン・フュリー”
“マース・ヒューズ”
“アルフォンス・エルリック”
“リザ・ホークアイ”
それぞれに名前が記されていた。
《ロイ・マスタング様
私はずっと貴方の傍にいます。
いつか、その言葉を聞かせてください。
いくらでも待ちますから。
リザ・ホークアイ》
リザからのメッセージカードに口元が緩んだ。
感謝を込めて素敵な仲間達に…。
信頼する上官にお返しを‥‥。
いつか、愛の言葉を君に―――…
-END-
2010.3.11