ハロウィンの想い出
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車内から見た街中を思い出す。
「街は賑わっているようだな」
「ハロウィンが近いですからね」
「あぁ、もうそんな時期か」
多忙な日々ですっかり忘れそうになっていた。
「…ハロウィン」
「アル?
どうかしたのか?」
「ハロウィンに何かあるの?」
心配そうにアルを見つめるロイとリザ。
「あ、いえ…
ただ少し羨ましいなぁって」
「羨ましい?
ハロウィンをしたことがないのか?」
「…母さんが生きてた頃には。
それから、鎧だったし。
仮装してお菓子を貰うなんて数えるくらいしか。
あっ、すみません。
なんか暗くなっちゃいましたね。
書類提出して来ますね」
逃げるようにアルは大総統室から出て行った。
「…どう思う?」
「大総統と同じ意見ですよ。
まだ子供ですから」
「それでは、久しぶりにハロウィンを味わってみないか?」
「何をするんですか?」
口元を緩め、ロイはリザに話す。
リザは微笑んで頷いた。
「その作戦、乗りますよ。
喜んでくれるといいですね」
「そうだな。
あいつらにも話さないとな」
何やら、ロイは楽しそうでリザが苦笑いを浮かべる。
アルに昼食に行かせ、その隙にリザが大総統室に連れて来た。
「仮装パーティー!!?」
「違うっ!
ハロウィン・パーティーだ!!」
「ハボック、ちゃんと最後まで聞けよι」
「分かってるよ」
「でも、随分と急ですね?」
「…アルがあまりしてないみたいだったから」
「えぇ、そうなの。
寂しそうだったし」
((‥‥溺愛ι))
(まったく、この人達は…ι)
ハボック達は思わず、ため息をつきたくなった。
「軍でパーティーをするんですか?」
「各自参加自由、仮装とお菓子持参ってところかな。
念の為に持ち物検査は行って、国民も参加自由」
「…警備が大変になりますね」
「ダメか?
ダメなのか!!?」
「いえ、大丈夫です。
大丈夫よね?」
「‥‥ハイι」
リザに鋭い眼で見られ、頷くしかなかった。
(中尉‥‥脅しですよ、それはι)
ブレダは苦笑いをする。
大総統室から出るとため息が溢れた。
「溺愛してるの、アルフォンスくんに対してだけではないですね…」
「あぁ、大総統も含めて…だな」
「昔からだろ」
「‥‥ですね」
「まぁ、大総統もだし。
ある意味…似た者同士、かもな」
同意するように頷いた。
「仮装はどうしょうか」
「…魔王なんてどうですか?」
「ぶっ!!
ゴホッ…ゴホッ…」
リザの予想外の言葉にロイは思わず、飲んでいたコーヒーで咳き込む。
「何なんだ、その魔王ってのは」
「黒髪ですし。
全身黒でマントを着れば…」
「いや、そうじゃなくて‥‥」
「似合いそうじゃないですか」
にっこりと笑うリザに敵うはずもなく、ロイの仮装は魔王に決定。
「あ~…君は仮装どうするんだ?
赤いドレスで魔王の后なんてどうだ?」
「………。」
「すまん、冗談だっ…」
「いいですよ」
「えっ!!?」
バッとロイは顔を上げる。
「何ですか?」
「いや‥‥いいのか?」
「はい、変な仮装よりは…」
(‥‥そういう意味かι)
少し残念に感じたロイだった。
自分達の衣装は予想外に簡単に決まった。
「アルの仮装はどうしょうか」
「可愛いから何でも似合いそうですね」
「そうなんだよなぁ~」
まるで、ロイとリザはアルの両親のようだった。
「魔法使いはどうだ?
箒の小道具付きで!
可愛い魔法使いになるぞ!!」
「似合いそうですね。
吸血鬼とか怖い感じはしませんし。
魔法使いなら似合いますね!」
「よし、魔法使いだな。
そうと決まれば衣装を用意しなくては!!」
「サイズは分かるんですか?」
「洋服を買ったことあるから大丈夫だ」
「そうですか。
…仮装の衣装はどこで買うんですか?」
「‥‥分からないで話していたのか?」
「はい」
「ホークアイらしいな。
ハロウィンが近くなると専門店が出来るから心配ないよ。
いつもはドレスを中心に売ってる店なんだけどね」
「そうなんですか。
じゃあ、そこで買ってくればいいんですね?」
「…頼むよ」
「はい」
ロイは大騒ぎになるだろうから護衛のことも考え、店には行けないのでリザに頼む。
「街は賑わっているようだな」
「ハロウィンが近いですからね」
「あぁ、もうそんな時期か」
多忙な日々ですっかり忘れそうになっていた。
「…ハロウィン」
「アル?
どうかしたのか?」
「ハロウィンに何かあるの?」
心配そうにアルを見つめるロイとリザ。
「あ、いえ…
ただ少し羨ましいなぁって」
「羨ましい?
ハロウィンをしたことがないのか?」
「…母さんが生きてた頃には。
それから、鎧だったし。
仮装してお菓子を貰うなんて数えるくらいしか。
あっ、すみません。
なんか暗くなっちゃいましたね。
書類提出して来ますね」
逃げるようにアルは大総統室から出て行った。
「…どう思う?」
「大総統と同じ意見ですよ。
まだ子供ですから」
「それでは、久しぶりにハロウィンを味わってみないか?」
「何をするんですか?」
口元を緩め、ロイはリザに話す。
リザは微笑んで頷いた。
「その作戦、乗りますよ。
喜んでくれるといいですね」
「そうだな。
あいつらにも話さないとな」
何やら、ロイは楽しそうでリザが苦笑いを浮かべる。
アルに昼食に行かせ、その隙にリザが大総統室に連れて来た。
「仮装パーティー!!?」
「違うっ!
ハロウィン・パーティーだ!!」
「ハボック、ちゃんと最後まで聞けよι」
「分かってるよ」
「でも、随分と急ですね?」
「…アルがあまりしてないみたいだったから」
「えぇ、そうなの。
寂しそうだったし」
((‥‥溺愛ι))
(まったく、この人達は…ι)
ハボック達は思わず、ため息をつきたくなった。
「軍でパーティーをするんですか?」
「各自参加自由、仮装とお菓子持参ってところかな。
念の為に持ち物検査は行って、国民も参加自由」
「…警備が大変になりますね」
「ダメか?
ダメなのか!!?」
「いえ、大丈夫です。
大丈夫よね?」
「‥‥ハイι」
リザに鋭い眼で見られ、頷くしかなかった。
(中尉‥‥脅しですよ、それはι)
ブレダは苦笑いをする。
大総統室から出るとため息が溢れた。
「溺愛してるの、アルフォンスくんに対してだけではないですね…」
「あぁ、大総統も含めて…だな」
「昔からだろ」
「‥‥ですね」
「まぁ、大総統もだし。
ある意味…似た者同士、かもな」
同意するように頷いた。
「仮装はどうしょうか」
「…魔王なんてどうですか?」
「ぶっ!!
ゴホッ…ゴホッ…」
リザの予想外の言葉にロイは思わず、飲んでいたコーヒーで咳き込む。
「何なんだ、その魔王ってのは」
「黒髪ですし。
全身黒でマントを着れば…」
「いや、そうじゃなくて‥‥」
「似合いそうじゃないですか」
にっこりと笑うリザに敵うはずもなく、ロイの仮装は魔王に決定。
「あ~…君は仮装どうするんだ?
赤いドレスで魔王の后なんてどうだ?」
「………。」
「すまん、冗談だっ…」
「いいですよ」
「えっ!!?」
バッとロイは顔を上げる。
「何ですか?」
「いや‥‥いいのか?」
「はい、変な仮装よりは…」
(‥‥そういう意味かι)
少し残念に感じたロイだった。
自分達の衣装は予想外に簡単に決まった。
「アルの仮装はどうしょうか」
「可愛いから何でも似合いそうですね」
「そうなんだよなぁ~」
まるで、ロイとリザはアルの両親のようだった。
「魔法使いはどうだ?
箒の小道具付きで!
可愛い魔法使いになるぞ!!」
「似合いそうですね。
吸血鬼とか怖い感じはしませんし。
魔法使いなら似合いますね!」
「よし、魔法使いだな。
そうと決まれば衣装を用意しなくては!!」
「サイズは分かるんですか?」
「洋服を買ったことあるから大丈夫だ」
「そうですか。
…仮装の衣装はどこで買うんですか?」
「‥‥分からないで話していたのか?」
「はい」
「ホークアイらしいな。
ハロウィンが近くなると専門店が出来るから心配ないよ。
いつもはドレスを中心に売ってる店なんだけどね」
「そうなんですか。
じゃあ、そこで買ってくればいいんですね?」
「…頼むよ」
「はい」
ロイは大騒ぎになるだろうから護衛のことも考え、店には行けないのでリザに頼む。
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