甘いキスの看病
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いつもなら理由をつけては大佐の元に向かっていた。
だが、今日はなるべく側に寄らないようにしていた。
(本当は側に居たいし、安心できて落ち着くけど…
移ったら嫌だし。
嫌というよりも大佐が風邪ひいたら迷惑かかるわ。
大佐にも周りにも…)
セルシアはため息をついた。
資料室の帰りに医務室に寄り、熱を図った。
(部屋では微熱だったのに…
熱が上がってる。
自分の仕事が終わったら少し休もうかな)
体温計を戻して医務室から出た。
『きゃっ!』
「…っと。
大丈夫かね?」
『た、大佐!!
すみません、大丈夫です』
「そんなにすぐ離れなくても…」
執務室に入った途端、足元がフラついて転びそうになった。
大佐が抱き支えてくれて、セルシアは慌てて離れた。
「…##NAME2##中佐。
ちょっとおいで」
『は、はい』
呼ばれて少し近づくと大佐の手が額に当てられた。
『あ‥‥』
「…やはりな。
少し熱がある」
必死に隠していたのに数時間でバレてしまい、セルシアは俯いた。
やはり、ということは最初から気づいて見逃してくれていたのだろう。
頬を撫でられ、セルシアは顔を上げた。
「顔色もよくないし、風邪だろうな」
『き、気のせいですι』
「…熱あっただろう?」
『平熱がほかの人より高いので!』
「どんな言い訳なんっスか、中佐ι」
「中佐、それは無理かと思うわ」
顔色が悪い上に頬に赤みが出て来た今はそんな言い訳は無理だ。
「だったら、何故、目を反らす?」
『な、何となく…です』
「昨日よりも体温が高いが?」
「大佐、何で分かるんですか?」
「いつも抱き締めてるから」
((…悪気もなくサラリと言ったなι))
呆れたようにハボック達がため息をつく。
「##NAME2##中佐、いい加減に認めて休んでなさい」
『…だって』
「今すぐここで襲われないのなら、それでも構わないが?
熱があるといつも以上に色気が出るらしいね」
壁に手をつき、大佐はセルシアを壁際に追い込む。
セルシアの軍服とブラウスのボタンを数個外し、緩めたところで首元に吸い付く。
『ちょっ…や…ッ!
あ‥‥っ』
「聞こえない」
『や、休みます!』
「よろしい」
セルシアから離れ、優しく頭をなでると外したボタンを直す。
バタバタと逃げるようにセルシアが執務室から出て行く。
「‥‥大佐。
やりすぎです」
「ありゃ、くっきりキスマークが残ったな♪」
「わざと残るようにしたのではないですか?」
口元を緩め、大佐は中尉を見る。
「どういうことですか?」
「大佐は中佐が休むようにしたのよ。
強引な手だけどね」
「さすがの私もこんなところで襲いはしないさ」
((だから、中尉は止めなかったのか…。
恐るべし!!))
大佐の方法にも驚いたが、それを理解してる中尉は凄いと改めて感じた。
脱いだ軍服をハンガーに掛け、ブラウス姿で医務室のベットに横になった。
身体が求めていたのか、数分もしないうちに眠りに着いた。
「眠ってますよ」
「…そうか。
あぁ、よく寝ているな」
囁くような話し声に意識が戻り、うっすらと目を開ける。
『ん‥‥』
「すまない、起こしてしまったか?」
『大佐…?』
視線が定まらず、ぼんやりとした眼で大佐を見つめる。
「ん、まだ寝ていて構わないよ」
ベットに腰掛け、大佐はセルシアの頭を優しくなでる。
ウトウトと眠りそうになる。
(‥‥大佐?
ここ、医務室だよね?
えっ…大佐!!?)
パチッと目が覚めて起き上がる。
「おわっ!!?ι」
『大佐!?
な、なんで…っ』
「心配になって。
あぁ、可愛い寝顔だったよ」
恥ずかしくてセルシアは枕に沈没。
だが、今日はなるべく側に寄らないようにしていた。
(本当は側に居たいし、安心できて落ち着くけど…
移ったら嫌だし。
嫌というよりも大佐が風邪ひいたら迷惑かかるわ。
大佐にも周りにも…)
セルシアはため息をついた。
資料室の帰りに医務室に寄り、熱を図った。
(部屋では微熱だったのに…
熱が上がってる。
自分の仕事が終わったら少し休もうかな)
体温計を戻して医務室から出た。
『きゃっ!』
「…っと。
大丈夫かね?」
『た、大佐!!
すみません、大丈夫です』
「そんなにすぐ離れなくても…」
執務室に入った途端、足元がフラついて転びそうになった。
大佐が抱き支えてくれて、セルシアは慌てて離れた。
「…##NAME2##中佐。
ちょっとおいで」
『は、はい』
呼ばれて少し近づくと大佐の手が額に当てられた。
『あ‥‥』
「…やはりな。
少し熱がある」
必死に隠していたのに数時間でバレてしまい、セルシアは俯いた。
やはり、ということは最初から気づいて見逃してくれていたのだろう。
頬を撫でられ、セルシアは顔を上げた。
「顔色もよくないし、風邪だろうな」
『き、気のせいですι』
「…熱あっただろう?」
『平熱がほかの人より高いので!』
「どんな言い訳なんっスか、中佐ι」
「中佐、それは無理かと思うわ」
顔色が悪い上に頬に赤みが出て来た今はそんな言い訳は無理だ。
「だったら、何故、目を反らす?」
『な、何となく…です』
「昨日よりも体温が高いが?」
「大佐、何で分かるんですか?」
「いつも抱き締めてるから」
((…悪気もなくサラリと言ったなι))
呆れたようにハボック達がため息をつく。
「##NAME2##中佐、いい加減に認めて休んでなさい」
『…だって』
「今すぐここで襲われないのなら、それでも構わないが?
熱があるといつも以上に色気が出るらしいね」
壁に手をつき、大佐はセルシアを壁際に追い込む。
セルシアの軍服とブラウスのボタンを数個外し、緩めたところで首元に吸い付く。
『ちょっ…や…ッ!
あ‥‥っ』
「聞こえない」
『や、休みます!』
「よろしい」
セルシアから離れ、優しく頭をなでると外したボタンを直す。
バタバタと逃げるようにセルシアが執務室から出て行く。
「‥‥大佐。
やりすぎです」
「ありゃ、くっきりキスマークが残ったな♪」
「わざと残るようにしたのではないですか?」
口元を緩め、大佐は中尉を見る。
「どういうことですか?」
「大佐は中佐が休むようにしたのよ。
強引な手だけどね」
「さすがの私もこんなところで襲いはしないさ」
((だから、中尉は止めなかったのか…。
恐るべし!!))
大佐の方法にも驚いたが、それを理解してる中尉は凄いと改めて感じた。
脱いだ軍服をハンガーに掛け、ブラウス姿で医務室のベットに横になった。
身体が求めていたのか、数分もしないうちに眠りに着いた。
「眠ってますよ」
「…そうか。
あぁ、よく寝ているな」
囁くような話し声に意識が戻り、うっすらと目を開ける。
『ん‥‥』
「すまない、起こしてしまったか?」
『大佐…?』
視線が定まらず、ぼんやりとした眼で大佐を見つめる。
「ん、まだ寝ていて構わないよ」
ベットに腰掛け、大佐はセルシアの頭を優しくなでる。
ウトウトと眠りそうになる。
(‥‥大佐?
ここ、医務室だよね?
えっ…大佐!!?)
パチッと目が覚めて起き上がる。
「おわっ!!?ι」
『大佐!?
な、なんで…っ』
「心配になって。
あぁ、可愛い寝顔だったよ」
恥ずかしくてセルシアは枕に沈没。