優しいぬくもり
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仕事が終わり、今日もロイの家で一緒に過ごす。
『これ、今日初めて作ったんです。
わりと美味しく出来たと思うんですけど』
「美味しいよ」
ロイが優しく微笑むとセルシアは微かに頬を赤らめた。
「今夜も泊まって行くだろう?」
『…ロイさんがいいのなら』
「もちろん」
頬に触れられ、自然と目を閉じとキスを交わす。
夕食後はお風呂に入り、寝る支度をしていつものように寝室で一緒のベットで眠る。
(夢…?
ここ、どこ?)
暗闇の中、1人立っていた。
歩いても出口はなくて誰かが追って来る気配だけはした。
ただ逃げる為に走って孤独と恐怖が心を支配する。
『嫌ぁッ…
ロイさんっ!!』
ロイの名前を呼んだ瞬間、目が開いていつもの寝室の天井が見えた。
『ゆ、め…』
安堵の息を吐き、セルシアはゆっくりと起きてロイがいつも置いている銀時計を手にした。
銀時計で時間を確認する。
(まだ2時か…)
ふとカーテンの隙間から見えた暗い空が夢に見た暗闇の空間と重なった。
夢を思い出して怖くなる。
『ふっ、ぇ…っ
ロイさん‥‥』
怖くて涙が溢れ、隣で寝ているロイを見つめる。
(疲れてるのに、起こしたらダメだよね。
起こさないようにしないと…
でも、独りだと怖くて寝れない。
起きて欲しいかも‥‥)
起こさないようにぬくもりを感じたくて、セルシアはロイに抱きついた。
「ん…っ
セルシア?」
『あ‥‥ごめんなさい』
「大丈夫だ。
セルシア、どうした?」
優しい声色でロイは声を掛けると、自分にくっついてるセルシアの頭を優しく撫でた。
『…とても怖い夢を見たの』
「そういう時は起こしていいから」
『ロイさん‥‥』
抱き締められてロイにキスされるとセルシアは少し安堵したような表情を見せる。
セルシアの瞳から溜まっていた涙が零れると、ロイはその涙を舌で舐める。
『ろ、ロイさん…っ』
恥ずかしくてセルシアは真っ赤になる。
「セルシアは可愛いな。
さあ、おいで。
私がずっと抱き締めているから安心しておやすみ?」
目元にキスされ、ロイに抱き締められてベットに寝る。
「寝れそう?」
『…もっと強く抱き締めて』
「あぁ、分かった。
君が寝るまで起きてるよ。
だから、安心して眠りなさい」
『ロイさん…』
「大丈夫だ、今度はいい夢を見るよ」
耳元で優しく囁くように言われ、セルシアは安心して目を閉じる。
『すぅ…すぅ…』
「まったく、君は本当に可愛いな。
おやすみ」
セルシアの唇にキスして、ロイも眠りに着いた。
朝になって先に目を覚ましたのはセルシア。
昨夜のことがあって、いつもより眠い。
小さな欠伸をしてロイの腕から抜け出す。
(ロイさん、ずっと抱き締めてくれていたんだ…)
ロイの優しさを感じて朝から幸せな気持ちになる。
ロイの腕の中で寝たからあの夢を見たのかなと思う。
暗闇から抜け出し、光が見えて歩いて行くと青空の下にロイが立っていた。
「セルシア、おいで…」
優しい声色で、いつもの優しい微笑みで手を差し出された。
手を握ると抱き締められて、ロイのぬくもりを感じて夢だと分かっていたが、とても幸せな気持ちになった。
(私って、本当に単純だわ)
自分のことではあるが、苦笑いした。
寝ているロイを起こそうと、セルシアはロイの寝顔を見る。
何度見ても、綺麗な寝顔にセルシアは見とれてしまう。
「セルシア…」
ロイの口から呟くように言われた寝言にドキッとする。
セルシアは胸が高鳴り、ロイも自分の夢を見ているのかと思うと嬉しくなった。
いつもは肩を優しく揺らして起こすが、今日はいつもと違う起こし方。
『ロイさん、朝ですよ。
起きてください』
頬にキスをして起こした。
「…今日は一段と朝から可愛い起こし方だな」
『きゃ…っ///』
ロイに抱き締められ、その勢いでベットに倒れ込んだ。
『もう、ロイさんってば…』
「可愛かったから。
一緒にお風呂に入ろうか?」
耳元で囁かれ、セルシアは真っ赤になって俯いた。
可愛らしいセルシアにロイは口元が緩んだ。
怖い夢も消し去ってくれる優しく温かなぬくもり…。
また怖い夢を見たら強く抱き締めてキスを‥‥。
-END-
2010.6.7
『これ、今日初めて作ったんです。
わりと美味しく出来たと思うんですけど』
「美味しいよ」
ロイが優しく微笑むとセルシアは微かに頬を赤らめた。
「今夜も泊まって行くだろう?」
『…ロイさんがいいのなら』
「もちろん」
頬に触れられ、自然と目を閉じとキスを交わす。
夕食後はお風呂に入り、寝る支度をしていつものように寝室で一緒のベットで眠る。
(夢…?
ここ、どこ?)
暗闇の中、1人立っていた。
歩いても出口はなくて誰かが追って来る気配だけはした。
ただ逃げる為に走って孤独と恐怖が心を支配する。
『嫌ぁッ…
ロイさんっ!!』
ロイの名前を呼んだ瞬間、目が開いていつもの寝室の天井が見えた。
『ゆ、め…』
安堵の息を吐き、セルシアはゆっくりと起きてロイがいつも置いている銀時計を手にした。
銀時計で時間を確認する。
(まだ2時か…)
ふとカーテンの隙間から見えた暗い空が夢に見た暗闇の空間と重なった。
夢を思い出して怖くなる。
『ふっ、ぇ…っ
ロイさん‥‥』
怖くて涙が溢れ、隣で寝ているロイを見つめる。
(疲れてるのに、起こしたらダメだよね。
起こさないようにしないと…
でも、独りだと怖くて寝れない。
起きて欲しいかも‥‥)
起こさないようにぬくもりを感じたくて、セルシアはロイに抱きついた。
「ん…っ
セルシア?」
『あ‥‥ごめんなさい』
「大丈夫だ。
セルシア、どうした?」
優しい声色でロイは声を掛けると、自分にくっついてるセルシアの頭を優しく撫でた。
『…とても怖い夢を見たの』
「そういう時は起こしていいから」
『ロイさん‥‥』
抱き締められてロイにキスされるとセルシアは少し安堵したような表情を見せる。
セルシアの瞳から溜まっていた涙が零れると、ロイはその涙を舌で舐める。
『ろ、ロイさん…っ』
恥ずかしくてセルシアは真っ赤になる。
「セルシアは可愛いな。
さあ、おいで。
私がずっと抱き締めているから安心しておやすみ?」
目元にキスされ、ロイに抱き締められてベットに寝る。
「寝れそう?」
『…もっと強く抱き締めて』
「あぁ、分かった。
君が寝るまで起きてるよ。
だから、安心して眠りなさい」
『ロイさん…』
「大丈夫だ、今度はいい夢を見るよ」
耳元で優しく囁くように言われ、セルシアは安心して目を閉じる。
『すぅ…すぅ…』
「まったく、君は本当に可愛いな。
おやすみ」
セルシアの唇にキスして、ロイも眠りに着いた。
朝になって先に目を覚ましたのはセルシア。
昨夜のことがあって、いつもより眠い。
小さな欠伸をしてロイの腕から抜け出す。
(ロイさん、ずっと抱き締めてくれていたんだ…)
ロイの優しさを感じて朝から幸せな気持ちになる。
ロイの腕の中で寝たからあの夢を見たのかなと思う。
暗闇から抜け出し、光が見えて歩いて行くと青空の下にロイが立っていた。
「セルシア、おいで…」
優しい声色で、いつもの優しい微笑みで手を差し出された。
手を握ると抱き締められて、ロイのぬくもりを感じて夢だと分かっていたが、とても幸せな気持ちになった。
(私って、本当に単純だわ)
自分のことではあるが、苦笑いした。
寝ているロイを起こそうと、セルシアはロイの寝顔を見る。
何度見ても、綺麗な寝顔にセルシアは見とれてしまう。
「セルシア…」
ロイの口から呟くように言われた寝言にドキッとする。
セルシアは胸が高鳴り、ロイも自分の夢を見ているのかと思うと嬉しくなった。
いつもは肩を優しく揺らして起こすが、今日はいつもと違う起こし方。
『ロイさん、朝ですよ。
起きてください』
頬にキスをして起こした。
「…今日は一段と朝から可愛い起こし方だな」
『きゃ…っ///』
ロイに抱き締められ、その勢いでベットに倒れ込んだ。
『もう、ロイさんってば…』
「可愛かったから。
一緒にお風呂に入ろうか?」
耳元で囁かれ、セルシアは真っ赤になって俯いた。
可愛らしいセルシアにロイは口元が緩んだ。
怖い夢も消し去ってくれる優しく温かなぬくもり…。
また怖い夢を見たら強く抱き締めてキスを‥‥。
-END-
2010.6.7