愛情の看病
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ハボックの運転する車で大佐の家まで送り届けてもらう。
セルシアでは支えるのが辛いので寝室のベットまで運ぶ。
『ハボック少尉、ありがとう』
「いえ、それじゃ」
『また明日』
「はい」
ハボックを見送り、セルシアは家に入って行く。
『…ロイさん』
「君は戻らないのか?」
『病人を1人にするなんて出来ません。
まぁ、相手がロイさんでなければ放置してますけど。
迷惑かもしれませんが、私が看病させて頂きますよ』
「迷惑をかけてるのは私だろう?
すまないな…」
『何を言っているんですか、迷惑なら自ら看病なんてしません。
ロイさんに関することで私が迷惑なんて思うはずないです』
「‥‥っ‥」
告白みたいなセルシアの天然発言にロイは微かに熱とは違った頬の赤みが生まれる。
セルシアが気づいてないのでロイもあえて言ったりはしない。
『ロイさん、食欲ありますか?』
「…食べたくない」
『ダメですよ、何か食べないと薬が飲めないですから。
とりあえず、買い物に行って来ますね。
栄養をつけないと。
すみませんが、後で返しますので鍵を借りて行きますね』
(…返さなくてもいいのに)
ぼんやりと思いながらもロイは頷く。
『おやすみなさい、ロイさん』
額に濡らしたタオルをのせて、セルシアは財布と鍵を持って出掛けた。
(栄養があって食欲ない時にでも食べれそうなのは…)
何を作ろうか考えながらも買い物を素早く済ませる。
ふと市場に並んでる果物が目についた。
『すみません…
これ、3個ください!』
「はいよ」
支払いを済ませると果物の入った紙袋を受け取る。
足早に大佐の家に帰って行く。
寝ているだろうから静かにドアを閉めて、鍵を掛けた。
物音を立てないように手洗いし、調理を始める。
調理しながらも眠っているロイの様子を寝室に覗きに行き、温くなったタオルを交換したりとキッチンと寝室を往復し、パタパタと動いてる。
「ワンッ!」
『シー、ロイさんが起きちゃうから…
ブラハ、今は構ってあげれないの。
ごめんね?』
足元にじゃれつくブラックハヤテ号を避けて調理を再開する。
中尉から頼まれて預かったので、連れて来たのだ。
『あ、そうだ…
ブラハ、ロイさんの様子を見ててくれる?
気配があるだけでも違うだろうし。
お願い出来る?』
吠えてはダメだと理解したらしく、頷いてトコトコと寝室に向かった。
『‥‥さすが中尉の愛犬だわ』
その姿にセルシアは妙に納得してしまった。
熱にうなされていると手を舐められ、パッチリと目を開ける。
目が合い、一瞬何が起きたか分からなかった。
「ブラハ…?
凄い近いんだが…」
真っ黒な視界はブラハの毛並み。
『あ、起きました?
丁度出来上がったところですよ。
ブラハ、ありがとう。
助かったわ』
「ワンッ!」
誉められると嬉しそうに吠えた。
「何故、ブラハがここに?」
『中尉から預かったんですよ。
勝手に上げてすみません…』
「いや、ブラハなら構わんよ」
『ありがとうございます。
食事を持って来ますから』
辛いだろうと寄り掛かれるようにセルシアはロイの背中にクッションを入れた。
「ん、ありがとう」
『これで大丈夫ですか?』
「あぁ…」
『少し待っててくださいね』
ふわりと微笑んでパタパタとキッチンに戻って行く。
『はい、どうぞ』
「ありがとう」
『栄養をつけてもらおうかと野菜スープにしました。
スープなら食べられるでしょうから』
「…そうだな。
セルシアは食べないのか?」
『あとで食べます』
不満そうにロイが見つめる。
セルシアでは支えるのが辛いので寝室のベットまで運ぶ。
『ハボック少尉、ありがとう』
「いえ、それじゃ」
『また明日』
「はい」
ハボックを見送り、セルシアは家に入って行く。
『…ロイさん』
「君は戻らないのか?」
『病人を1人にするなんて出来ません。
まぁ、相手がロイさんでなければ放置してますけど。
迷惑かもしれませんが、私が看病させて頂きますよ』
「迷惑をかけてるのは私だろう?
すまないな…」
『何を言っているんですか、迷惑なら自ら看病なんてしません。
ロイさんに関することで私が迷惑なんて思うはずないです』
「‥‥っ‥」
告白みたいなセルシアの天然発言にロイは微かに熱とは違った頬の赤みが生まれる。
セルシアが気づいてないのでロイもあえて言ったりはしない。
『ロイさん、食欲ありますか?』
「…食べたくない」
『ダメですよ、何か食べないと薬が飲めないですから。
とりあえず、買い物に行って来ますね。
栄養をつけないと。
すみませんが、後で返しますので鍵を借りて行きますね』
(…返さなくてもいいのに)
ぼんやりと思いながらもロイは頷く。
『おやすみなさい、ロイさん』
額に濡らしたタオルをのせて、セルシアは財布と鍵を持って出掛けた。
(栄養があって食欲ない時にでも食べれそうなのは…)
何を作ろうか考えながらも買い物を素早く済ませる。
ふと市場に並んでる果物が目についた。
『すみません…
これ、3個ください!』
「はいよ」
支払いを済ませると果物の入った紙袋を受け取る。
足早に大佐の家に帰って行く。
寝ているだろうから静かにドアを閉めて、鍵を掛けた。
物音を立てないように手洗いし、調理を始める。
調理しながらも眠っているロイの様子を寝室に覗きに行き、温くなったタオルを交換したりとキッチンと寝室を往復し、パタパタと動いてる。
「ワンッ!」
『シー、ロイさんが起きちゃうから…
ブラハ、今は構ってあげれないの。
ごめんね?』
足元にじゃれつくブラックハヤテ号を避けて調理を再開する。
中尉から頼まれて預かったので、連れて来たのだ。
『あ、そうだ…
ブラハ、ロイさんの様子を見ててくれる?
気配があるだけでも違うだろうし。
お願い出来る?』
吠えてはダメだと理解したらしく、頷いてトコトコと寝室に向かった。
『‥‥さすが中尉の愛犬だわ』
その姿にセルシアは妙に納得してしまった。
熱にうなされていると手を舐められ、パッチリと目を開ける。
目が合い、一瞬何が起きたか分からなかった。
「ブラハ…?
凄い近いんだが…」
真っ黒な視界はブラハの毛並み。
『あ、起きました?
丁度出来上がったところですよ。
ブラハ、ありがとう。
助かったわ』
「ワンッ!」
誉められると嬉しそうに吠えた。
「何故、ブラハがここに?」
『中尉から預かったんですよ。
勝手に上げてすみません…』
「いや、ブラハなら構わんよ」
『ありがとうございます。
食事を持って来ますから』
辛いだろうと寄り掛かれるようにセルシアはロイの背中にクッションを入れた。
「ん、ありがとう」
『これで大丈夫ですか?』
「あぁ…」
『少し待っててくださいね』
ふわりと微笑んでパタパタとキッチンに戻って行く。
『はい、どうぞ』
「ありがとう」
『栄養をつけてもらおうかと野菜スープにしました。
スープなら食べられるでしょうから』
「…そうだな。
セルシアは食べないのか?」
『あとで食べます』
不満そうにロイが見つめる。