護衛を2人で
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セルシアを口説こうとするが、ブレインは撃沈。
「中佐、段差に気をつけて」
『ありがとうございます、大佐』
(この大佐がいるから!
大佐には笑顔を見せるのに!!
金も権力も僕の方が上なんだぞ!!?)
「ブレインさん、金と権力では中佐の心を動かせませんよ。
中佐はそういう風に口説かれるのが一番嫌いますからね」
「馬鹿にしてるのか?」
「まさか、あまりにも酷いので忠告を」
穏やかに笑みを浮かべながら大佐はブレインに密かな仕返し。
ブレインは不快そうに大佐を見る。
「ホテルに着きましたね」
『では、これで…』
「中佐っ!」
『や…ッ』
グイッと腕を引っ張られ、強引にキスされそうになる。
ブレインの腕を掴む大佐。
「何をする!」
「…これが紳士のする行いですか?」
『大佐っ!!』
険しい表情で大佐はブレインを見る。
セルシアは泣きながら大佐に抱きつく。
『ふっ、ぇ…』
「もう大丈夫だ。
中佐は貴方が知るような女性とは違う。
キスをしていたら、私は間違いなく貴方をケシ炭にしていた」
「‥‥っ‥」
無表情なのに、大佐の瞳からは怒りが満ちていた。
セルシアが大佐を好きなんだと改めて感じるブレイン。
そして、大佐もセルシアを大切にしていると気づく。
「マスタング大佐、あんたは##NAME2##中佐の恋人ではないだろう?」
「…部下を守るのも上官の役目です」
『‥‥いい加減にしてください。
これ以上、大佐を酷く言ったら私が承知しません』
セルシアがキレる寸前で豹変し、優しかったはずのセルシアはいなくてブレインは驚いた。
『強引にキスしようとするなんて最低よ。
子息だからって、何でも許されると思ったら大間違いだわ!
これで大佐に仕返しをしようとしたら‥‥私は貴方を許さない』
「‥‥っ‥」
「今夜はこれで失礼します。
中佐、もういいから帰ろうか。
子息も反省したようだし」
『…分かりました』
大佐に諭されてセルシアは大佐と共に帰る。
セルシアが怒らなければ、大佐は何をしたか分からないと苦笑いする。
(また上層部の嫌味が増えるところだったな。
まぁ、成功しても失敗しても上層部のことだから‥‥)
セルシアの頭を優しくなでる。
『大佐‥‥』
「気にしなくていい、大丈夫だ」
『…はい』
「迷惑だなんて思ってないから。
君が目の前でキスされるなんて耐えがたくて、止めてしまったんだ」
『ありがとうございます、大佐…』
微かにセルシアは笑みを浮かべた。
「司令部に寄らずにこのまま帰っていいみたいだし、来るか?」
『…はい』
自然と手を繋いで大佐の家に2人で帰って行く。
「…疲れたな」
『‥‥そうですね』
「まぁ、明日までだし。
上層部の思い通りになどしてなるか」
『どちらにしても、また嫌味は増えそうですね』
「…それは言うな」
大佐とセルシアは苦笑いを浮かべた。
大佐にソファで膝に抱えられ、キスを交わした。
『んっ…』
「――消毒だ」
『キス、されてませんよ?』
「それでもだよ。
私以外の男にセルシアが触れられるのは嫌なんだ」
セルシアは微かに頬を赤らめ、嬉しそうに微笑む。
翌日、ブレインをホテルまで迎えに行く。
「##NAME2##中佐!」
セルシアは大佐の背に隠れた。
「昨日は無礼なことをした。
すまなかった」
『………。』
「分かってはいたが、悔しかったんだ。
君は素敵な女性になりそうなのに、手に入れられないのが残念だよ」
『えっ…』
「仕方ないから君のことは諦めるよ。
飽きたらいつでも来ればいい」
『飽きるなんてありませんよ』
「それは残念だ」
駅まで送りに行き、ブレインは列車に乗り込む。
すれ違う際にブレインは大佐の耳元で囁いた。
「僕が諦めたのだから、有り難く思え。
今度会う時にまでは、ちゃんと自分の物にしとけよ。
しっかり手に入れとかないと誰かに取られてしまうよ?」
大佐は驚いてブレインを見ると笑みを浮かべてブレインは大佐を見ていた。
(可愛かったのになぁ…
まぁ、あれだけマスタング大佐にだけ忠実なんだし。
幸せにしてやれんのは大佐だけだろ)
ブレインはため息をつく。
「中佐、段差に気をつけて」
『ありがとうございます、大佐』
(この大佐がいるから!
大佐には笑顔を見せるのに!!
金も権力も僕の方が上なんだぞ!!?)
「ブレインさん、金と権力では中佐の心を動かせませんよ。
中佐はそういう風に口説かれるのが一番嫌いますからね」
「馬鹿にしてるのか?」
「まさか、あまりにも酷いので忠告を」
穏やかに笑みを浮かべながら大佐はブレインに密かな仕返し。
ブレインは不快そうに大佐を見る。
「ホテルに着きましたね」
『では、これで…』
「中佐っ!」
『や…ッ』
グイッと腕を引っ張られ、強引にキスされそうになる。
ブレインの腕を掴む大佐。
「何をする!」
「…これが紳士のする行いですか?」
『大佐っ!!』
険しい表情で大佐はブレインを見る。
セルシアは泣きながら大佐に抱きつく。
『ふっ、ぇ…』
「もう大丈夫だ。
中佐は貴方が知るような女性とは違う。
キスをしていたら、私は間違いなく貴方をケシ炭にしていた」
「‥‥っ‥」
無表情なのに、大佐の瞳からは怒りが満ちていた。
セルシアが大佐を好きなんだと改めて感じるブレイン。
そして、大佐もセルシアを大切にしていると気づく。
「マスタング大佐、あんたは##NAME2##中佐の恋人ではないだろう?」
「…部下を守るのも上官の役目です」
『‥‥いい加減にしてください。
これ以上、大佐を酷く言ったら私が承知しません』
セルシアがキレる寸前で豹変し、優しかったはずのセルシアはいなくてブレインは驚いた。
『強引にキスしようとするなんて最低よ。
子息だからって、何でも許されると思ったら大間違いだわ!
これで大佐に仕返しをしようとしたら‥‥私は貴方を許さない』
「‥‥っ‥」
「今夜はこれで失礼します。
中佐、もういいから帰ろうか。
子息も反省したようだし」
『…分かりました』
大佐に諭されてセルシアは大佐と共に帰る。
セルシアが怒らなければ、大佐は何をしたか分からないと苦笑いする。
(また上層部の嫌味が増えるところだったな。
まぁ、成功しても失敗しても上層部のことだから‥‥)
セルシアの頭を優しくなでる。
『大佐‥‥』
「気にしなくていい、大丈夫だ」
『…はい』
「迷惑だなんて思ってないから。
君が目の前でキスされるなんて耐えがたくて、止めてしまったんだ」
『ありがとうございます、大佐…』
微かにセルシアは笑みを浮かべた。
「司令部に寄らずにこのまま帰っていいみたいだし、来るか?」
『…はい』
自然と手を繋いで大佐の家に2人で帰って行く。
「…疲れたな」
『‥‥そうですね』
「まぁ、明日までだし。
上層部の思い通りになどしてなるか」
『どちらにしても、また嫌味は増えそうですね』
「…それは言うな」
大佐とセルシアは苦笑いを浮かべた。
大佐にソファで膝に抱えられ、キスを交わした。
『んっ…』
「――消毒だ」
『キス、されてませんよ?』
「それでもだよ。
私以外の男にセルシアが触れられるのは嫌なんだ」
セルシアは微かに頬を赤らめ、嬉しそうに微笑む。
翌日、ブレインをホテルまで迎えに行く。
「##NAME2##中佐!」
セルシアは大佐の背に隠れた。
「昨日は無礼なことをした。
すまなかった」
『………。』
「分かってはいたが、悔しかったんだ。
君は素敵な女性になりそうなのに、手に入れられないのが残念だよ」
『えっ…』
「仕方ないから君のことは諦めるよ。
飽きたらいつでも来ればいい」
『飽きるなんてありませんよ』
「それは残念だ」
駅まで送りに行き、ブレインは列車に乗り込む。
すれ違う際にブレインは大佐の耳元で囁いた。
「僕が諦めたのだから、有り難く思え。
今度会う時にまでは、ちゃんと自分の物にしとけよ。
しっかり手に入れとかないと誰かに取られてしまうよ?」
大佐は驚いてブレインを見ると笑みを浮かべてブレインは大佐を見ていた。
(可愛かったのになぁ…
まぁ、あれだけマスタング大佐にだけ忠実なんだし。
幸せにしてやれんのは大佐だけだろ)
ブレインはため息をつく。