護衛を2人で
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ブレインは26歳の次期社長として大手企業で父親の会社で働いている。
「父様も護衛なんていらないと言ったんだが。
まぁ、君に会えたならいいかな。
##NAME2##少佐」
『ブレインさん、今は中佐です』
「出世したんだ。
貴方も若いわりに出世のエリート?」
「…どうでしょうね」
大佐は愛想笑いを浮かべる。
『それを聞いてどうするつもりですか、ブレインさん。
上層部に何か頼まれましたか?』
「いや‥‥聞いただけだ。
中佐は大佐に随分と忠実だな」
『それは違います』
「忠実はないと?」
『いえ、私が忠実なのは大佐ではなく…』
「大総統?」
『マスタング大佐だけです』
「…予想外の忠実心だな。
羨ましいね、マスタング大佐」
「えぇ、素晴らしい部下ですね。
部下としても素敵ですよ」
「部下としても?」
「部下としても女性としても」
大佐とブレインは笑顔にも関わらず、微かに火花が散っていた。
ブレインのことはまったく気にせず、セルシアは大佐の言葉に微かに頬を赤らめた。
「…トイレにもついて来るのか?」
「護衛ですから。
貴方は財閥の御曹司ですし、誘拐される可能性もあります」
『我慢してください、ブレインさん。
あなたを守る為なんですから』
「…分かった」
(私だって、男とトイレに行くなんて嫌なんだが…)
大佐を見てセルシアは苦笑いした。
『大佐、我慢してください』
「…分かってるさ」
『ここで待っています』
セルシアは外で待っていた。
「何をヒソヒソと話していた?」
「仕事の話ですよ。
お気にせず」
「…##NAME2##中佐の忠誠心はいいね。
可愛らしいし、欲しくなったよ」
「それはどういう‥‥」
「さぁね」
大佐は苛立ちを感じつつ、表情には出さない。
仕事の際は安全を確認し、扉の前で待機。
「私は彼に嫌われているようだな」
『26歳にもなってそんな態度に出す幼稚な子息のことなど気になさらずに』
大佐よりもセルシアは怒りを感じていて、大佐に対する態度が許せないのだろう。
「…ケシ炭にしたいと何度思ったか」
『私は今でも許されるなら吹き飛ばしたいです』
警戒しつつも小声で話す。
『…長いですね』
「会議だからな」
『‥‥大佐。
ちょっと行って来てもいいですか?』
「あぁ、構わん。
その角を曲がった所にあるから」
『はい』
肝心なことを言わなくてもセルシアがトイレに行きたいのだと分かった。
(あの子息、確実にセルシアを狙ってるな。
さてと、どうしたものか…)
言い争うこともなく、諦める方法はないだろうかと大佐は考える。
セルシアが戻って来てから2時間後に会議を終えたブレインが扉から出て来た。
セルシアは扉を開ける。
『お疲れ様です、ブレインさん』
「このまま、ホテルに戻られますか?」
「…あぁ」
建物内から出てホテルまでは近いので歩いて向かう。
「##NAME2##中佐、君の好きなタイプはどんな人?
参考までに聞かせてよ」
『黒髪の人です』
ブレインはチラッと大佐を見る。
「…それから?」
『私よりも地位が上の人ですね。
優しい瞳の人が好きです。
凛としている眼も魅力を感じます』
セルシアが言っているのはマスタング大佐のことだとブレインは気づく。
「##NAME2##中佐、今回は時間ないけど今度デートしないか?
君のことを知りたいんだ」
『知って頂かなくて結構です』
「ガード固いね」
『好きな人以外には気を許すつもりはありませんので。
そんな安い女と一緒にしないでくださいますか?』
「そんなつもりはなかったんだが、気を悪くさせたなら謝るよ」
これが大佐なら、セルシアは微笑んでいただろう。
「父様も護衛なんていらないと言ったんだが。
まぁ、君に会えたならいいかな。
##NAME2##少佐」
『ブレインさん、今は中佐です』
「出世したんだ。
貴方も若いわりに出世のエリート?」
「…どうでしょうね」
大佐は愛想笑いを浮かべる。
『それを聞いてどうするつもりですか、ブレインさん。
上層部に何か頼まれましたか?』
「いや‥‥聞いただけだ。
中佐は大佐に随分と忠実だな」
『それは違います』
「忠実はないと?」
『いえ、私が忠実なのは大佐ではなく…』
「大総統?」
『マスタング大佐だけです』
「…予想外の忠実心だな。
羨ましいね、マスタング大佐」
「えぇ、素晴らしい部下ですね。
部下としても素敵ですよ」
「部下としても?」
「部下としても女性としても」
大佐とブレインは笑顔にも関わらず、微かに火花が散っていた。
ブレインのことはまったく気にせず、セルシアは大佐の言葉に微かに頬を赤らめた。
「…トイレにもついて来るのか?」
「護衛ですから。
貴方は財閥の御曹司ですし、誘拐される可能性もあります」
『我慢してください、ブレインさん。
あなたを守る為なんですから』
「…分かった」
(私だって、男とトイレに行くなんて嫌なんだが…)
大佐を見てセルシアは苦笑いした。
『大佐、我慢してください』
「…分かってるさ」
『ここで待っています』
セルシアは外で待っていた。
「何をヒソヒソと話していた?」
「仕事の話ですよ。
お気にせず」
「…##NAME2##中佐の忠誠心はいいね。
可愛らしいし、欲しくなったよ」
「それはどういう‥‥」
「さぁね」
大佐は苛立ちを感じつつ、表情には出さない。
仕事の際は安全を確認し、扉の前で待機。
「私は彼に嫌われているようだな」
『26歳にもなってそんな態度に出す幼稚な子息のことなど気になさらずに』
大佐よりもセルシアは怒りを感じていて、大佐に対する態度が許せないのだろう。
「…ケシ炭にしたいと何度思ったか」
『私は今でも許されるなら吹き飛ばしたいです』
警戒しつつも小声で話す。
『…長いですね』
「会議だからな」
『‥‥大佐。
ちょっと行って来てもいいですか?』
「あぁ、構わん。
その角を曲がった所にあるから」
『はい』
肝心なことを言わなくてもセルシアがトイレに行きたいのだと分かった。
(あの子息、確実にセルシアを狙ってるな。
さてと、どうしたものか…)
言い争うこともなく、諦める方法はないだろうかと大佐は考える。
セルシアが戻って来てから2時間後に会議を終えたブレインが扉から出て来た。
セルシアは扉を開ける。
『お疲れ様です、ブレインさん』
「このまま、ホテルに戻られますか?」
「…あぁ」
建物内から出てホテルまでは近いので歩いて向かう。
「##NAME2##中佐、君の好きなタイプはどんな人?
参考までに聞かせてよ」
『黒髪の人です』
ブレインはチラッと大佐を見る。
「…それから?」
『私よりも地位が上の人ですね。
優しい瞳の人が好きです。
凛としている眼も魅力を感じます』
セルシアが言っているのはマスタング大佐のことだとブレインは気づく。
「##NAME2##中佐、今回は時間ないけど今度デートしないか?
君のことを知りたいんだ」
『知って頂かなくて結構です』
「ガード固いね」
『好きな人以外には気を許すつもりはありませんので。
そんな安い女と一緒にしないでくださいますか?』
「そんなつもりはなかったんだが、気を悪くさせたなら謝るよ」
これが大佐なら、セルシアは微笑んでいただろう。