キス魔の仔猫
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執務室のドアが勢いよく開き、大佐は驚いて顔を上げる。
「よぉ、ロイ。
仕事してるか?」
「…おまえが来るまではしていた。
何をしに来たんだ、ヒューズ」
顔を歪め、大佐はヒューズを見る。
「聞いてくれよ、ロイ。
エリシアがな!
もう可愛くて、可愛くてさ。
あっ、新しい洋服を買ったらもう似合いすぎってくらいでな。
写真撮ったんだよ」
「‥‥‥ι」
ヒューズの家族自慢がまた始まる。
「グレイシアの料理はまたいつもながらにうまくてさ~」
「ヒューズ‥‥おまえは仕事の邪魔をしたいのか?」
「あぁ、そうだった!
この前の休みに家族旅行に行ってさ」
「人の話を聞けっ!!」
相変わらず、家族自慢で振り回すヒューズであった。
「これ、お土産。
酒入りだからな。
ちゃんと酒入りだって言ったぞ!」
「…分かった」
大佐は受け取り、机の引き出しに入れる。
台風のように来て去って行くヒューズだった。
「グレイシアとエリシアが家で待ってるから帰るよ。
エリシア~、パパはすぐに戻るからねぇ!!」
エリシアにメロメロで溺愛なヒューズ。
大佐はため息をついた。
「何なんだ、あいつは…」
「失礼します。
大佐、進んでいないみたいですが?」
「…ヒューズがさっきまで居たんだよ」
ぐったりしてる大佐の様子にさすがの中尉も納得する。
『大佐、大丈夫ですか?
コーヒーをお持ちしましたよ』
「あぁ、ありがとう」
セルシアからカップを受け取る。
『相変わらずの親バカ連発でしたか?』
「…見事な程に。
叫んで帰って行ったぞ」
『叫んで?』
「今すぐ帰るからね~って。
エリシアに聞こえる訳がないのにな」
『…まるで台風ですね』
「まったくだ」
ソファに腰掛け、書類を確認しながらセルシアは大佐と会話している。
大佐も手を動かしながら仕事しつつ、会話を楽しんでいた。
夜に手を繋いで、大佐の家に行く。
夕食はもちろん、セルシアの手料理で済ませた。
セルシアがシャワーを浴びている間、ソファーに腰掛けて新聞を読んでいた。
ふと思い出し、コートのポケットに入れて持って帰って来たヒューズから貰ったお土産を取り出す。
「…チョコか。
ん、悪くないな」
ちゃんと大佐のことを考えてヒューズは甘さ控えめのチョコを選んでいた。
『…ロイさん?』
「あぁ、上がったか?
こっちにおいで」
お風呂から上がったセルシアが首を傾げつつ、手招きされて大佐の隣に座る。
「ん、いい匂い。
お風呂上がりは色気もあるな」
(それはロイさんなのでは…)
大佐に抱き締められ、セルシアは微かに頬を赤らめる。
大佐はチラッとセルシアを見る。
(まぁ、少しくらいならいいかな)
口元を緩め、チョコを1個取り出す。
『ロイさん…?
んっ、んぅ‥‥』
チョコを絡めるように口内で溶けてゆくチョコを口移しで食べさせる。
(ただチョコを食べさせるのではつまらないからな)
大佐に少し悪戯をされてしまったセルシア。
トロ~ンとした瞳でセルシアが大佐を見つめる。
(さてと、今回はどんな変化が見られるのかな)
セルシアはアルコール入りのチョコで完全に酔っていた。
『きゃはっ…
ロイた~ん』
上機嫌で自ら大佐の膝に乗る。
『ん…っ』
セルシアが大佐にキスし、大佐は口元を緩める。
満足そうにセルシアはにっこりと笑い、大佐の胸板に寄り掛かるように甘えていた。
楽しそうに大佐は珍しく、満面の笑み。
「ははっ!
セルシア、くすぐったいって…」
『やぁ~ん。
ロイたん、もっとチューしゅるの』
舌足らずな口調でニコニコ笑顔のセルシア。
ペタペタと大佐の身体を触り、まるで仔猫のような様子に大佐は苦笑いする。
「まったく、君は…
本当に可愛いな」
『んぅ?』
「君に酔いしれそうだよ」
大佐はセルシアの唇に吸い付くようにキスをする。
ほんのりと香るアルコールと共にキスを交わした。
『んっ、はぁ…
ふぁ…もっとぉ…』
大佐の首に腕を回し、抱きついてキスをねだる。
「クスッ…君が望むなら何度でも」
『ん‥‥』
何度も何度もキスを交わす。
チョコよりも甘いキスと雰囲気が漂う…。
今夜は甘えん坊の仔猫に変化‥‥。
-END-
「よぉ、ロイ。
仕事してるか?」
「…おまえが来るまではしていた。
何をしに来たんだ、ヒューズ」
顔を歪め、大佐はヒューズを見る。
「聞いてくれよ、ロイ。
エリシアがな!
もう可愛くて、可愛くてさ。
あっ、新しい洋服を買ったらもう似合いすぎってくらいでな。
写真撮ったんだよ」
「‥‥‥ι」
ヒューズの家族自慢がまた始まる。
「グレイシアの料理はまたいつもながらにうまくてさ~」
「ヒューズ‥‥おまえは仕事の邪魔をしたいのか?」
「あぁ、そうだった!
この前の休みに家族旅行に行ってさ」
「人の話を聞けっ!!」
相変わらず、家族自慢で振り回すヒューズであった。
「これ、お土産。
酒入りだからな。
ちゃんと酒入りだって言ったぞ!」
「…分かった」
大佐は受け取り、机の引き出しに入れる。
台風のように来て去って行くヒューズだった。
「グレイシアとエリシアが家で待ってるから帰るよ。
エリシア~、パパはすぐに戻るからねぇ!!」
エリシアにメロメロで溺愛なヒューズ。
大佐はため息をついた。
「何なんだ、あいつは…」
「失礼します。
大佐、進んでいないみたいですが?」
「…ヒューズがさっきまで居たんだよ」
ぐったりしてる大佐の様子にさすがの中尉も納得する。
『大佐、大丈夫ですか?
コーヒーをお持ちしましたよ』
「あぁ、ありがとう」
セルシアからカップを受け取る。
『相変わらずの親バカ連発でしたか?』
「…見事な程に。
叫んで帰って行ったぞ」
『叫んで?』
「今すぐ帰るからね~って。
エリシアに聞こえる訳がないのにな」
『…まるで台風ですね』
「まったくだ」
ソファに腰掛け、書類を確認しながらセルシアは大佐と会話している。
大佐も手を動かしながら仕事しつつ、会話を楽しんでいた。
夜に手を繋いで、大佐の家に行く。
夕食はもちろん、セルシアの手料理で済ませた。
セルシアがシャワーを浴びている間、ソファーに腰掛けて新聞を読んでいた。
ふと思い出し、コートのポケットに入れて持って帰って来たヒューズから貰ったお土産を取り出す。
「…チョコか。
ん、悪くないな」
ちゃんと大佐のことを考えてヒューズは甘さ控えめのチョコを選んでいた。
『…ロイさん?』
「あぁ、上がったか?
こっちにおいで」
お風呂から上がったセルシアが首を傾げつつ、手招きされて大佐の隣に座る。
「ん、いい匂い。
お風呂上がりは色気もあるな」
(それはロイさんなのでは…)
大佐に抱き締められ、セルシアは微かに頬を赤らめる。
大佐はチラッとセルシアを見る。
(まぁ、少しくらいならいいかな)
口元を緩め、チョコを1個取り出す。
『ロイさん…?
んっ、んぅ‥‥』
チョコを絡めるように口内で溶けてゆくチョコを口移しで食べさせる。
(ただチョコを食べさせるのではつまらないからな)
大佐に少し悪戯をされてしまったセルシア。
トロ~ンとした瞳でセルシアが大佐を見つめる。
(さてと、今回はどんな変化が見られるのかな)
セルシアはアルコール入りのチョコで完全に酔っていた。
『きゃはっ…
ロイた~ん』
上機嫌で自ら大佐の膝に乗る。
『ん…っ』
セルシアが大佐にキスし、大佐は口元を緩める。
満足そうにセルシアはにっこりと笑い、大佐の胸板に寄り掛かるように甘えていた。
楽しそうに大佐は珍しく、満面の笑み。
「ははっ!
セルシア、くすぐったいって…」
『やぁ~ん。
ロイたん、もっとチューしゅるの』
舌足らずな口調でニコニコ笑顔のセルシア。
ペタペタと大佐の身体を触り、まるで仔猫のような様子に大佐は苦笑いする。
「まったく、君は…
本当に可愛いな」
『んぅ?』
「君に酔いしれそうだよ」
大佐はセルシアの唇に吸い付くようにキスをする。
ほんのりと香るアルコールと共にキスを交わした。
『んっ、はぁ…
ふぁ…もっとぉ…』
大佐の首に腕を回し、抱きついてキスをねだる。
「クスッ…君が望むなら何度でも」
『ん‥‥』
何度も何度もキスを交わす。
チョコよりも甘いキスと雰囲気が漂う…。
今夜は甘えん坊の仔猫に変化‥‥。
-END-