嫉妬と忠告
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大佐は苦笑いしつつも、嬉しく感じた。
どこまでも素直に自分を受け入れてくれるセルシアに。
「…戻ろうか。
中尉が探しに来る前に戻らなくては怒られてしまうからね」
『はい。
そうしたら、2人で逃げ出しますか?』
「それも悪くはないな」
手を繋ぎながら資料室から出る。
またいつものように甘い雰囲気を漂わせている。
「えっ…
あれって‥‥」
「上官と部下だよな?」
「だから、そういうことだ」
「「どういうことですか!!?」」
「う~ん…説明は難しいんだけど。
付き合ってはいないけど、東方司令部の名物カップルだし」
「はぁ?」
「何ですか、それは!!?」
「一言で言っちゃえば、上官部下以上の恋人未満だな」
((だから、ホークアイ中尉は‥‥))
中尉の忠告の意味を理解した。
「まぁ、君達もそのうち嫌な程に分かるよ。
とりあえず、##NAME2##中佐に手を出さないのは身の為だよ」
「大佐に燃やされたくなければな」
中尉以外からも忠告される始末。
最終的に大佐自らも忠告を受けた。
「セルシアに手を出したりしたら‥‥分かるよね?」
笑顔なのに目は笑っておらず、恐ろしくて青ざめながらコクコクと頷く。
「分かればいい。
約束を破ったら‥‥ケシ炭で済まないから」
爽やかに去って行く大佐と怯えている青年2人が残されていた。
(あぁ、やっぱり…
また被害が‥‥)
(##NAME2##中佐に関しては本当に…)
中尉達はその様子を見てため息をつく。
『あ、大佐。
どこに行っていたんですか?』
「何か用事だったか?」
『むぅ、用事がないと話しかけたらダメなんですか?』
拗ねたように唇を尖らせるセルシア。
「そんな訳ないだろう?
本当に可愛いな」
『からかわないでください』
「事実だよ」
今日も甘い雰囲気が漂う。
『クッキー、焼いて来たんです』
「それは楽しみだ」
『食後に食べましょうね』
「あぁ、その為には仕事しないとな」
『中尉にお預けされちゃいますからね』
顔を見合わせてクスクスと笑う。
セルシアは大佐を見つめる。
「どうした?」
『嫉妬する必要ないと思います』
「セルシア?」
『私は大佐だけしか見てませんし、大佐以外に興味ありませんから』
告白ではないが、セルシアに突然言われて大佐は驚く。
『不本意ながら、嫉妬する大佐は可愛かったですよ』
チュッと頬にキスされる。
『…今日は特別です///』
照れ笑いし、頬を赤らめるセルシア。
「そんなことをされたら、抱き締めたくなるのだが」
『…仕事が終わったら』
「では、我慢して仕事をするか」
甘い雰囲気が漂い、ため息をつく部下達。
「今日は一段と…なぁ?」
「いつか慣れるわ、きっと」
「何の呪文なんですか、中尉」
「呪文ではなく、自己暗示をしてみようかと」
「「‥‥‥ι」」
中尉までもがうんざりしていた。
嫉妬さえも甘い雰囲気に変えてしまう…。
今日もまた被害が増えた‥‥。
-END-
2010.3.26
どこまでも素直に自分を受け入れてくれるセルシアに。
「…戻ろうか。
中尉が探しに来る前に戻らなくては怒られてしまうからね」
『はい。
そうしたら、2人で逃げ出しますか?』
「それも悪くはないな」
手を繋ぎながら資料室から出る。
またいつものように甘い雰囲気を漂わせている。
「えっ…
あれって‥‥」
「上官と部下だよな?」
「だから、そういうことだ」
「「どういうことですか!!?」」
「う~ん…説明は難しいんだけど。
付き合ってはいないけど、東方司令部の名物カップルだし」
「はぁ?」
「何ですか、それは!!?」
「一言で言っちゃえば、上官部下以上の恋人未満だな」
((だから、ホークアイ中尉は‥‥))
中尉の忠告の意味を理解した。
「まぁ、君達もそのうち嫌な程に分かるよ。
とりあえず、##NAME2##中佐に手を出さないのは身の為だよ」
「大佐に燃やされたくなければな」
中尉以外からも忠告される始末。
最終的に大佐自らも忠告を受けた。
「セルシアに手を出したりしたら‥‥分かるよね?」
笑顔なのに目は笑っておらず、恐ろしくて青ざめながらコクコクと頷く。
「分かればいい。
約束を破ったら‥‥ケシ炭で済まないから」
爽やかに去って行く大佐と怯えている青年2人が残されていた。
(あぁ、やっぱり…
また被害が‥‥)
(##NAME2##中佐に関しては本当に…)
中尉達はその様子を見てため息をつく。
『あ、大佐。
どこに行っていたんですか?』
「何か用事だったか?」
『むぅ、用事がないと話しかけたらダメなんですか?』
拗ねたように唇を尖らせるセルシア。
「そんな訳ないだろう?
本当に可愛いな」
『からかわないでください』
「事実だよ」
今日も甘い雰囲気が漂う。
『クッキー、焼いて来たんです』
「それは楽しみだ」
『食後に食べましょうね』
「あぁ、その為には仕事しないとな」
『中尉にお預けされちゃいますからね』
顔を見合わせてクスクスと笑う。
セルシアは大佐を見つめる。
「どうした?」
『嫉妬する必要ないと思います』
「セルシア?」
『私は大佐だけしか見てませんし、大佐以外に興味ありませんから』
告白ではないが、セルシアに突然言われて大佐は驚く。
『不本意ながら、嫉妬する大佐は可愛かったですよ』
チュッと頬にキスされる。
『…今日は特別です///』
照れ笑いし、頬を赤らめるセルシア。
「そんなことをされたら、抱き締めたくなるのだが」
『…仕事が終わったら』
「では、我慢して仕事をするか」
甘い雰囲気が漂い、ため息をつく部下達。
「今日は一段と…なぁ?」
「いつか慣れるわ、きっと」
「何の呪文なんですか、中尉」
「呪文ではなく、自己暗示をしてみようかと」
「「‥‥‥ι」」
中尉までもがうんざりしていた。
嫉妬さえも甘い雰囲気に変えてしまう…。
今日もまた被害が増えた‥‥。
-END-
2010.3.26