嫉妬と忠告
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東方司令部―――…
大佐は廊下を歩いていると、ふと話し声が聞こえて来た。
(ん…?
あぁ、入隊ばかりの新人2人が来ると書類が届いていたな)
まだ若い軍人2人の姿。
「やっぱ、可愛いよな、##NAME2##中佐」
「あれで俺達の上官か。
まぁ、話すキッカケでもあればなぁ…」
後ろの角に隠れるようにいる大佐に気づいていない。
(‥‥いい度胸だ。
セルシアの悪口ならすぐにケシ炭にしていたんだが、これはどうしてくれようか)
微かに大佐の瞳が鋭くなる。
ほかの東方司令部勤務の軍人すべてが知っている大佐とセルシアの関係も当然ながら新人の2人は知るはずもない。
知っていたら大佐が恐ろしくて手が出せるはずもないのだから。
“上官部下以上の恋人未満”
何故、付き合わないのかと一時期は噂されていたものだ。
その時、資料を抱えたセルシアが現れる。
「あっ、##NAME2##中佐!」
「ご挨拶が遅れました!」
「本日付で東方司令部に配属になりました!!
よろしくお願い致します!」
敬礼しながら挨拶する。
セルシアが立場上、上官なので気安く声は掛けられない。
『あぁ、新入りさんね。
よろしくね』
新人ということもあり、セルシアは笑顔を見せる。
「##NAME2##中佐、手伝いましょうか?」
『いいの、これは大佐のだから』
相変わらず、忠実なセルシアだが、2人には通じず。
「セルシアっ!」
『大佐!!?
び、びっくりした…
いきなり角から現れるなんて。
きゃっ! ちょッ…大佐!?』
角から現れた大佐に腕を引っ張られる。
曲がり角に隠れていた大佐は耐えきれず、セルシアを連れ去る。
チラッと2人を鋭い眼で見る大佐は怒りが満ちていた。
『あっ、中尉!
この資料、よろしく。
大佐の机に…』
「あ、はい‥‥」
偶然通りかかった中尉に資料を手渡す。
さすがの中尉も少し驚いていたが、大佐を見て理解したようで呆れたようにため息をつく。
「貴方達、悪いことは言わないから…
##NAME2##中佐は諦めなさい」
「えっ!!?」
「な、何で…ですか?」
「自分達の上官にお聞きなさい。
そのうち、嫌でも分かるわ。
ケシ炭になりたくないなら諦めることよ。
まったく、大佐も##NAME2##中佐のことになると余裕がなくなるんだから」
中尉が忠告して資料を手に去って行き、意味が分からずに顔を見合わせる2人。
滅多に使われない資料室に入る。
セルシアは大佐の行動に戸惑い、どうしたのかと思う。
扉を閉めると大佐はセルシアの唇にキスをする。
『んっ…んン…!
ふ‥ッ‥』
抵抗もせずに、セルシアは無抵抗で受け入れるが、ただ驚く。
「‥‥すまない」
『どうしたんですか?』
大佐はセルシアを抱き締め、セルシアの肩に顔を埋める。
『大佐、くすぐったいです』
大佐に抱き締められてセルシアは真っ赤になっていた。
「…嫉妬した」
『誰に?
私‥‥何かしました?』
「いや、セルシアは悪くない。
私が勝手に…嫉妬、したんだ。
格好悪いな…
幻滅、しただろう?」
セルシアはきょとんと大佐を見つめる。
『何で幻滅なんかするんですか?
嫉妬するのも人間らしいじゃないですか。
嫉妬してる大佐、可愛いです』
「えっ‥‥」
さすがに可愛いと返って来るとは思わず、今度は大佐が驚く。
大佐一直線のセルシアだからこその言葉だろう。
大佐は廊下を歩いていると、ふと話し声が聞こえて来た。
(ん…?
あぁ、入隊ばかりの新人2人が来ると書類が届いていたな)
まだ若い軍人2人の姿。
「やっぱ、可愛いよな、##NAME2##中佐」
「あれで俺達の上官か。
まぁ、話すキッカケでもあればなぁ…」
後ろの角に隠れるようにいる大佐に気づいていない。
(‥‥いい度胸だ。
セルシアの悪口ならすぐにケシ炭にしていたんだが、これはどうしてくれようか)
微かに大佐の瞳が鋭くなる。
ほかの東方司令部勤務の軍人すべてが知っている大佐とセルシアの関係も当然ながら新人の2人は知るはずもない。
知っていたら大佐が恐ろしくて手が出せるはずもないのだから。
“上官部下以上の恋人未満”
何故、付き合わないのかと一時期は噂されていたものだ。
その時、資料を抱えたセルシアが現れる。
「あっ、##NAME2##中佐!」
「ご挨拶が遅れました!」
「本日付で東方司令部に配属になりました!!
よろしくお願い致します!」
敬礼しながら挨拶する。
セルシアが立場上、上官なので気安く声は掛けられない。
『あぁ、新入りさんね。
よろしくね』
新人ということもあり、セルシアは笑顔を見せる。
「##NAME2##中佐、手伝いましょうか?」
『いいの、これは大佐のだから』
相変わらず、忠実なセルシアだが、2人には通じず。
「セルシアっ!」
『大佐!!?
び、びっくりした…
いきなり角から現れるなんて。
きゃっ! ちょッ…大佐!?』
角から現れた大佐に腕を引っ張られる。
曲がり角に隠れていた大佐は耐えきれず、セルシアを連れ去る。
チラッと2人を鋭い眼で見る大佐は怒りが満ちていた。
『あっ、中尉!
この資料、よろしく。
大佐の机に…』
「あ、はい‥‥」
偶然通りかかった中尉に資料を手渡す。
さすがの中尉も少し驚いていたが、大佐を見て理解したようで呆れたようにため息をつく。
「貴方達、悪いことは言わないから…
##NAME2##中佐は諦めなさい」
「えっ!!?」
「な、何で…ですか?」
「自分達の上官にお聞きなさい。
そのうち、嫌でも分かるわ。
ケシ炭になりたくないなら諦めることよ。
まったく、大佐も##NAME2##中佐のことになると余裕がなくなるんだから」
中尉が忠告して資料を手に去って行き、意味が分からずに顔を見合わせる2人。
滅多に使われない資料室に入る。
セルシアは大佐の行動に戸惑い、どうしたのかと思う。
扉を閉めると大佐はセルシアの唇にキスをする。
『んっ…んン…!
ふ‥ッ‥』
抵抗もせずに、セルシアは無抵抗で受け入れるが、ただ驚く。
「‥‥すまない」
『どうしたんですか?』
大佐はセルシアを抱き締め、セルシアの肩に顔を埋める。
『大佐、くすぐったいです』
大佐に抱き締められてセルシアは真っ赤になっていた。
「…嫉妬した」
『誰に?
私‥‥何かしました?』
「いや、セルシアは悪くない。
私が勝手に…嫉妬、したんだ。
格好悪いな…
幻滅、しただろう?」
セルシアはきょとんと大佐を見つめる。
『何で幻滅なんかするんですか?
嫉妬するのも人間らしいじゃないですか。
嫉妬してる大佐、可愛いです』
「えっ‥‥」
さすがに可愛いと返って来るとは思わず、今度は大佐が驚く。
大佐一直線のセルシアだからこその言葉だろう。