未来の道程
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セルシアの前で膝をつき、指輪を取り出した。
「この指輪をはめてもいいかい?」
『‥‥はい』
「愛してる、結婚しよう。
ずっと私の側にいて欲しいんだ」
『…私でいいの?』
「セルシアがいいんだ。
私にはセルシアしかいない。
セルシアしか選びたくない」
セルシアは頷き、その瞳から涙が零れていた。
ロイが指輪を左手の薬指にはめると、手の甲にキスをした。
『…王子様みたい』
「それでは、君は私のお姫様かな」
悪戯っぽく、ロイは笑う。
スッと立ち上がるとセルシアを抱き締めた。
「幸せにするから。
血に染まったこの手でも君に触れていいんだよな?」
『…触れてくれなきゃ嫌』
ぎゅうっと甘えるようにセルシアがロイに抱きつく。
過去の過ちは消えないけれど、消えた命の分まで幸せになろう。
「これから忙しくなるな」
『…うん』
「両親はいないけど、両親代わりの人達には挨拶に行かないと」
『そうだね』
ロイはマダム、セルシアは親戚の叔父の顔を思い出す。
((絶対にからかわれる!!))
楽しそうに笑う姿が脳裏に浮かんだ。
それでも嫌な気持ちはなく、幸せで溢れていた。
「中尉達にも報告しないとな」
『祝福してくれるかな』
「してくれるさ。
…ヒューズにはからかわれそうだが」
『そうしたら耳を引っ張って差し上げます!』
「ふっ、はは!!」
顔を見合わせて笑い合った。
朝起きて最初に見るのは左手の薬指。
指輪があって夢じゃないんだと実感する。
幸せで自然と笑顔になってしまう。
「ん…っ」
『あ‥‥』
隣で寝ていたロイがうっすらと目を開け、セルシアを見る。
「おはよう」
『お、おはよ///』
優しい微笑みにセルシアはぎこちなく挨拶し、背を向ける。
(朝から心臓に悪いっ!
ロイさん…朝から色気ありすぎ!!
もしかして、私がなさすぎるの!!?
というか、結婚したらこんなことが毎朝‥‥)
背を向けてベットに腰かけているセルシアは耳まで真っ赤だ。
(…また何か考え込んでいるな。
今度は何を想像しているんだか。
何というか、分かりやすい)
そんなセルシアを見ているのも楽しいようでロイは見つめていた。
含み笑いを浮かべ、起き上がるとセルシアを抱き締める。
『ろ、ロイ…さん?///』
「なに考えているんだ?」
『あ、いえ‥‥こんな風な日々が毎日続くんだなぁって』
「ん?」
『…夢じゃないんだなぁって』
「夢なんかじゃないよ」
『‥‥うん』
幸せそうにセルシアは微笑む。
ロイはセルシアの肩を露出させ、色白な肌に吸い付く。
『ちょっ、あ…ッ』
「そんな可愛いことばっかり言ってると昨夜の続きしてしまうよ?」
『…っ!!』
カアァッとセルシアは真っ赤になる。
『朝食を作ります!
遅刻しちゃいますから!!』
「…逃げたか」
ロイは苦笑いを浮かべ、前髪を掻き上げた。
(さてと、起きるか。
遅刻したら中尉に怒られるし)
支度を済ませてロイはセルシアの元に向かう。
「今日は髪を結ってないのか?」
『…見えるんです』
「あぁ、シルシ付けたからな。
キスマークだろ?」
『ハッキリ言わないでください!』
クスクスと楽しそうにロイが笑う。
「今日の朝食もうまそうだな」
嬉しそうにセルシアは微笑んだ。
「この指輪をはめてもいいかい?」
『‥‥はい』
「愛してる、結婚しよう。
ずっと私の側にいて欲しいんだ」
『…私でいいの?』
「セルシアがいいんだ。
私にはセルシアしかいない。
セルシアしか選びたくない」
セルシアは頷き、その瞳から涙が零れていた。
ロイが指輪を左手の薬指にはめると、手の甲にキスをした。
『…王子様みたい』
「それでは、君は私のお姫様かな」
悪戯っぽく、ロイは笑う。
スッと立ち上がるとセルシアを抱き締めた。
「幸せにするから。
血に染まったこの手でも君に触れていいんだよな?」
『…触れてくれなきゃ嫌』
ぎゅうっと甘えるようにセルシアがロイに抱きつく。
過去の過ちは消えないけれど、消えた命の分まで幸せになろう。
「これから忙しくなるな」
『…うん』
「両親はいないけど、両親代わりの人達には挨拶に行かないと」
『そうだね』
ロイはマダム、セルシアは親戚の叔父の顔を思い出す。
((絶対にからかわれる!!))
楽しそうに笑う姿が脳裏に浮かんだ。
それでも嫌な気持ちはなく、幸せで溢れていた。
「中尉達にも報告しないとな」
『祝福してくれるかな』
「してくれるさ。
…ヒューズにはからかわれそうだが」
『そうしたら耳を引っ張って差し上げます!』
「ふっ、はは!!」
顔を見合わせて笑い合った。
朝起きて最初に見るのは左手の薬指。
指輪があって夢じゃないんだと実感する。
幸せで自然と笑顔になってしまう。
「ん…っ」
『あ‥‥』
隣で寝ていたロイがうっすらと目を開け、セルシアを見る。
「おはよう」
『お、おはよ///』
優しい微笑みにセルシアはぎこちなく挨拶し、背を向ける。
(朝から心臓に悪いっ!
ロイさん…朝から色気ありすぎ!!
もしかして、私がなさすぎるの!!?
というか、結婚したらこんなことが毎朝‥‥)
背を向けてベットに腰かけているセルシアは耳まで真っ赤だ。
(…また何か考え込んでいるな。
今度は何を想像しているんだか。
何というか、分かりやすい)
そんなセルシアを見ているのも楽しいようでロイは見つめていた。
含み笑いを浮かべ、起き上がるとセルシアを抱き締める。
『ろ、ロイ…さん?///』
「なに考えているんだ?」
『あ、いえ‥‥こんな風な日々が毎日続くんだなぁって』
「ん?」
『…夢じゃないんだなぁって』
「夢なんかじゃないよ」
『‥‥うん』
幸せそうにセルシアは微笑む。
ロイはセルシアの肩を露出させ、色白な肌に吸い付く。
『ちょっ、あ…ッ』
「そんな可愛いことばっかり言ってると昨夜の続きしてしまうよ?」
『…っ!!』
カアァッとセルシアは真っ赤になる。
『朝食を作ります!
遅刻しちゃいますから!!』
「…逃げたか」
ロイは苦笑いを浮かべ、前髪を掻き上げた。
(さてと、起きるか。
遅刻したら中尉に怒られるし)
支度を済ませてロイはセルシアの元に向かう。
「今日は髪を結ってないのか?」
『…見えるんです』
「あぁ、シルシ付けたからな。
キスマークだろ?」
『ハッキリ言わないでください!』
クスクスと楽しそうにロイが笑う。
「今日の朝食もうまそうだな」
嬉しそうにセルシアは微笑んだ。