最高の花束
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
夕方に起きた事件。
事件は片付いたが、大量の書類が残った。
「すぐに捕まるくらいなら、事件など起こさなきゃいいのにな。
もっと焦がしてやればよかった」
「大佐、発言には気をつけた方がよろしいかと…」
『誰も聞いてないから大丈夫よ。
バカな上官もいないし、心配ご無用』
「そういう問題ではありません!」
『いいじゃない、手は動かしてるんだし』
「‥‥中佐は大佐に甘すぎます」
『中尉は厳しすぎます』
「中佐っ!!」
中尉をからかうセルシア。
「中尉をからかうとはな…」
「中佐だから出来ることですよ」
ハボック達は苦笑いを浮かべる。
事件処理が終わった頃にはすっかり空は真っ暗になっていた。
昼間は暖かくても夜は冷える。
『寒っ…
ロイさん、まだかなぁ‥‥』
一緒に帰ろうと言われて待っている。
夜遅くなった時に必ずと言っていい程、部屋まで送ってくれる。
これではどちらが上官か分からないと言われたりもする。
横から突然目の前に現れた花束。
『えっ…』
「プレゼント、受け取ってくれるかな」
『ロイさん!!』
「ホワイトデーにギリギリ間に合ったな」
『ホワイトデー?』
「…忘れていたのか?」
『あ‥‥』
忙しくて忘れてしまっていて、大佐に言われて気づいたセルシア。
「受け取ってもらえるかな」
『…喜んで。
ありがとうございます、ロイさん』
薔薇の花束を見て微笑む。
「今日は私の部屋で過ごそうか」
『はい』
並んで歩き、今日は大佐の部屋にお泊まり。
大切そうに薔薇の花束を抱えているセルシアを見て大佐は微笑んだ。
どんなに忙しくても忘れないのは君にお返しする日だから…。
君に薔薇に負けないくらいの愛情を‥‥。
-END-
事件は片付いたが、大量の書類が残った。
「すぐに捕まるくらいなら、事件など起こさなきゃいいのにな。
もっと焦がしてやればよかった」
「大佐、発言には気をつけた方がよろしいかと…」
『誰も聞いてないから大丈夫よ。
バカな上官もいないし、心配ご無用』
「そういう問題ではありません!」
『いいじゃない、手は動かしてるんだし』
「‥‥中佐は大佐に甘すぎます」
『中尉は厳しすぎます』
「中佐っ!!」
中尉をからかうセルシア。
「中尉をからかうとはな…」
「中佐だから出来ることですよ」
ハボック達は苦笑いを浮かべる。
事件処理が終わった頃にはすっかり空は真っ暗になっていた。
昼間は暖かくても夜は冷える。
『寒っ…
ロイさん、まだかなぁ‥‥』
一緒に帰ろうと言われて待っている。
夜遅くなった時に必ずと言っていい程、部屋まで送ってくれる。
これではどちらが上官か分からないと言われたりもする。
横から突然目の前に現れた花束。
『えっ…』
「プレゼント、受け取ってくれるかな」
『ロイさん!!』
「ホワイトデーにギリギリ間に合ったな」
『ホワイトデー?』
「…忘れていたのか?」
『あ‥‥』
忙しくて忘れてしまっていて、大佐に言われて気づいたセルシア。
「受け取ってもらえるかな」
『…喜んで。
ありがとうございます、ロイさん』
薔薇の花束を見て微笑む。
「今日は私の部屋で過ごそうか」
『はい』
並んで歩き、今日は大佐の部屋にお泊まり。
大切そうに薔薇の花束を抱えているセルシアを見て大佐は微笑んだ。
どんなに忙しくても忘れないのは君にお返しする日だから…。
君に薔薇に負けないくらいの愛情を‥‥。
-END-