2人きりの聖なる夜
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クリスマス間近、街はイルミネーションが綺麗でクリスマスの雰囲気が溢れてる。
仕事はクリスマスに関係なしにあるが、クリスマスのイルミネーションを見るだけでも自然と笑顔になる。
「上機嫌ですね。
何かいいことありましたか?」
『だって、もうすぐクリスマスじゃない。
特に予定はないけどね』
「そういうものですか?」
『私はね。
みんながそういう訳ではないし』
「クリスマスが近くなると騒ぐ奴もいるから忙しくなるから俺は嫌ですね。
彼女もいないし!!」
「おまえが彼女いないのはいつものことだろう?」
「…うるせぇ」
『また振られちゃったの?』
「‥‥中佐。
ストレートすぎますι」
『あ、ごめん』
無意識にハボックを傷つける天然なセルシア。
「セルシア、随分と楽しそうだな」
『ひゃっ!
び、びっくりした…
驚かさないでくださいよ』
後ろから大佐に抱き締められる。
「何の話をしていたんだ?」
『クリスマスの話ですよ』
「…クリスマスの予定あるのか?」
『ある訳ないじゃないですか』
甘えるように大佐の手に触れ、チラッとセルシアは大佐を見る。
大佐は口元を緩め、ハボック達が2人の様子に理解した。
(…互いにタイミングを見ていただけか)
(予定はないのは、今は予定ないって意味だったんですね)
(2人きりの時にして欲しいよ)
昼休憩で雑談していただけなのにとハボック達は呆れつつ、ため息をついた。
「クリスマス、一緒に過ごさないか?」
『…ほかの女性達はいいんですか?』
「全部断った。
分かっているだろう?
私の特別はセルシアだけだ」
『嬉しいです。
ごめんなさい、その言葉を言って欲しくてちょっと意地悪しちゃいました』
嬉しそうにセルシアが微笑む。
『大佐の部屋にお泊まりしていいですか?
私の部屋のキッチンより広いし、クリスマス料理を作りやすいですから』
「作ってくれるのか?
それは嬉しいが、時間あるか?」
『大丈夫ですよ。
イブにお休みもらうので』
「あぁ、そうだったな」
「…事件が起きなかったら一緒に過ごせますね」
「嫌味か、ハボック?」
不機嫌そうに大佐がハボックを見る。
もちろん、本当に怒っている訳ではない。
不貞腐れたようにハボックが大佐を見る。
「いつも大佐ばかり狡いっスよ」
「そう思うなら出世してみろ。
出世したら女性にもモテるぞ?」
「大佐みたいに頭よくないんで無理っス」
「…即答か」
「まぁ、ハボックでは無理だろうな」
「マスタング大佐以外の上官には嫌われてますからね~」
「余計なお世話だ」
羨ましいと思うのも当然だろう。
クリスマス前日のイブ、セルシアは朝から下拵えなどクリスマス準備をしていた。
『準備して待ってますから、早く帰って来てくださいね##4X##』
「あぁ、行って来るよ」
朝食まできちんと作り、お弁当まで持たせてお見送りする姿はまるで新婚さん。
「…セルシア」
『はい?』
「やっぱり、足りない」
『んンっ…!
ちょ‥ッ‥』
朝から玄関でキスを交わし、段々と深まるキスにセルシアの息は上がる。
『はっ…ん…ッ』
「こういうキスをした時の君は色っぽいな。
誰にも見せたくないよ」
『誰が、こんな姿…見るんですか』
恥ずかしくて真っ赤になり、涙目で見つめる。
それが逆効果だとセルシアは未だに気づいていない。
口元を緩め、セルシアの額にキスした。
「今はこれで我慢するよ。
そういう顔は逆効果だぞ」
不思議そうにセルシアが首を傾げる。
「行って来るよ。
帰る時に電話するから」
『はい』
エプロン姿のまま、玄関まで見送る。
司令部に到着すると真っ直ぐ執務室に向かい、黙々と大佐は仕事している。
「大佐、珍しいっスね」
「残業などしてなるものか。
セルシアと過ごせないではないか」
「「‥‥‥ι」」
「中尉、あれはいいんですかね?」
「仕事してくれるなら別に何でもいいじゃない」
((…それもどうかと思いますι))
「クリスマスなのに当番なんて最悪だ~」
「どっちにしても過ごす相手いないだろ」
「それを言うな!」
「過ごす相手いないんですから、同じかと思いますよ。
僕も当番ですし」
「何気にフュリーは冷静だよな、こういう時だけ」
「そうですか?
あっ、そろそろ手を動かさないと怒られますよ」
「そうね、そろそろ仕事してくれる?」
「「‥‥はいι」」
フュリーは壊れた通信機を直しながらその様子に苦笑いした。
仕事はクリスマスに関係なしにあるが、クリスマスのイルミネーションを見るだけでも自然と笑顔になる。
「上機嫌ですね。
何かいいことありましたか?」
『だって、もうすぐクリスマスじゃない。
特に予定はないけどね』
「そういうものですか?」
『私はね。
みんながそういう訳ではないし』
「クリスマスが近くなると騒ぐ奴もいるから忙しくなるから俺は嫌ですね。
彼女もいないし!!」
「おまえが彼女いないのはいつものことだろう?」
「…うるせぇ」
『また振られちゃったの?』
「‥‥中佐。
ストレートすぎますι」
『あ、ごめん』
無意識にハボックを傷つける天然なセルシア。
「セルシア、随分と楽しそうだな」
『ひゃっ!
び、びっくりした…
驚かさないでくださいよ』
後ろから大佐に抱き締められる。
「何の話をしていたんだ?」
『クリスマスの話ですよ』
「…クリスマスの予定あるのか?」
『ある訳ないじゃないですか』
甘えるように大佐の手に触れ、チラッとセルシアは大佐を見る。
大佐は口元を緩め、ハボック達が2人の様子に理解した。
(…互いにタイミングを見ていただけか)
(予定はないのは、今は予定ないって意味だったんですね)
(2人きりの時にして欲しいよ)
昼休憩で雑談していただけなのにとハボック達は呆れつつ、ため息をついた。
「クリスマス、一緒に過ごさないか?」
『…ほかの女性達はいいんですか?』
「全部断った。
分かっているだろう?
私の特別はセルシアだけだ」
『嬉しいです。
ごめんなさい、その言葉を言って欲しくてちょっと意地悪しちゃいました』
嬉しそうにセルシアが微笑む。
『大佐の部屋にお泊まりしていいですか?
私の部屋のキッチンより広いし、クリスマス料理を作りやすいですから』
「作ってくれるのか?
それは嬉しいが、時間あるか?」
『大丈夫ですよ。
イブにお休みもらうので』
「あぁ、そうだったな」
「…事件が起きなかったら一緒に過ごせますね」
「嫌味か、ハボック?」
不機嫌そうに大佐がハボックを見る。
もちろん、本当に怒っている訳ではない。
不貞腐れたようにハボックが大佐を見る。
「いつも大佐ばかり狡いっスよ」
「そう思うなら出世してみろ。
出世したら女性にもモテるぞ?」
「大佐みたいに頭よくないんで無理っス」
「…即答か」
「まぁ、ハボックでは無理だろうな」
「マスタング大佐以外の上官には嫌われてますからね~」
「余計なお世話だ」
羨ましいと思うのも当然だろう。
クリスマス前日のイブ、セルシアは朝から下拵えなどクリスマス準備をしていた。
『準備して待ってますから、早く帰って来てくださいね##4X##』
「あぁ、行って来るよ」
朝食まできちんと作り、お弁当まで持たせてお見送りする姿はまるで新婚さん。
「…セルシア」
『はい?』
「やっぱり、足りない」
『んンっ…!
ちょ‥ッ‥』
朝から玄関でキスを交わし、段々と深まるキスにセルシアの息は上がる。
『はっ…ん…ッ』
「こういうキスをした時の君は色っぽいな。
誰にも見せたくないよ」
『誰が、こんな姿…見るんですか』
恥ずかしくて真っ赤になり、涙目で見つめる。
それが逆効果だとセルシアは未だに気づいていない。
口元を緩め、セルシアの額にキスした。
「今はこれで我慢するよ。
そういう顔は逆効果だぞ」
不思議そうにセルシアが首を傾げる。
「行って来るよ。
帰る時に電話するから」
『はい』
エプロン姿のまま、玄関まで見送る。
司令部に到着すると真っ直ぐ執務室に向かい、黙々と大佐は仕事している。
「大佐、珍しいっスね」
「残業などしてなるものか。
セルシアと過ごせないではないか」
「「‥‥‥ι」」
「中尉、あれはいいんですかね?」
「仕事してくれるなら別に何でもいいじゃない」
((…それもどうかと思いますι))
「クリスマスなのに当番なんて最悪だ~」
「どっちにしても過ごす相手いないだろ」
「それを言うな!」
「過ごす相手いないんですから、同じかと思いますよ。
僕も当番ですし」
「何気にフュリーは冷静だよな、こういう時だけ」
「そうですか?
あっ、そろそろ手を動かさないと怒られますよ」
「そうね、そろそろ仕事してくれる?」
「「‥‥はいι」」
フュリーは壊れた通信機を直しながらその様子に苦笑いした。