酔っ払いの仔猫
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セルシアが動く度に首輪の鈴がチリンチリンと鳴る。
『大佐はドラキュラですね!!
カッコイイ##4X##』
「ありがとう」
ワイシャツに黒のズボン、黒のマントを羽織って口元には牙を生やしてる。
(…大佐がどんな仮装をしても中佐には魅力的なんでしょうね)
(ハロウィンでもイチャつくのかよ)
巻き込まれないように中尉達は去って行った。
地方からわざわざ来たのか、中には上官の姿もある。
正確にはグラマン将軍に巻き込まれたのだろうが。
「猫の仮装とは子供らしくていいですね」
『………。』
ジロジロと見る上官から守るように大佐が前に出てセルシアを庇う。
「子供とは侵害ですね。
こんなにも可愛らしいのに」
『大佐…』
「なるほど、大佐のペットですか」
『マスタング大佐の猫です!!
マスタング大佐以外には従わない猫ですから!
大佐、行きましょう!!』
大佐の腕をひいてスタスタと歩く。
『もうっ!
あぁ、やっちゃった…』
「別に構わないよ。
パーティー内のことだし。
正式なパーティーでもないからね」
落ち込むセルシアを慰めるように大佐は優しく頭をなでた。
会場には沢山のハロウィンお菓子がある。
お菓子だけではないのだが、ハロウィンなので特にお菓子が多くてセルシアは目が奪われる。
『あ、れ…?』
お菓子に目が奪われていたら、大佐とはぐれてしまった。
(…お腹空いた)
お菓子の誘惑には勝てずにセルシアはお菓子を口にする。
『おいし~い!!』
お菓子を口にしながらも大佐を探す。
(大佐がいる場所には女性達が群れているはずだから。
女性達が集まってる場所を探した方が早いかな)
広大な会場では探すのも大変。
『あ、綺麗…
何のジュースかな』
綺麗な色をした飲み物が入ったグラスを手にした。
それはジュースではなく、カクテル。
(セルシア、どこに行ったんだ?
あんな格好でいたら確実にヤバイ!!
目を離すべきじゃなかった!)
大佐は女性達を交わし、セルシアを必死に探していた。
大佐が立ち止まり、ため息をつく。
(絡まれていたりしなければいいのだが…
マントでも着せておくべきだったか)
1人で辺りを見渡している大佐は目立っていた。
『ロイさんっ!!』
「おわっ!?」
勢いよく腕を引っ張られた。
会場に響く大きな音に一斉に振り返る。
「セルシア‥‥君は毎回のように私を押し倒すねι」
『ロイにゃ~ん』
「にゃ~んって…
また間違って酒を飲んだな。
とりあえず、退いてくれないか?
注目されてるし」
『イ・ヤ##4X##』
上機嫌でセルシアが大佐の上に乗っていた。
『ロイさん、Trick or Treat!』
「えっ…お菓子!!?
いや、持ってないのだが‥‥」
『悪戯にゃあ~』
「ちょ…ッ」
押し倒したまま、大佐の首元に吸い付く。
「セルシア、待っ…」
『んん~』
(‥‥君がドラキュラみたいだなι)
酔っ払う度に何度もやられている大佐は苦笑いを浮かべた。
くっきりとしたキスマークを残し、セルシアは満足したように笑う。
「まったく、君は…
悪戯な仔猫だな」
『にゃう?』
セルシアが首を傾げるとチリンと鈴が鳴った。
「悪戯な仔猫には仕返しが必要かな」
起き上がると大佐は抱き寄せ、セルシアにキスを交わす。
『んっ、んン…っ
ふぁ‥ッ‥』
段々と深まってゆくキス。
「さてと、私達は早々に帰らせて頂こうかね」
『にゃう…』
「ということで、グラマン将軍。
よろしいですか?」
「あんなキスまで見せつけられたらね。
周りに被害なようだし、残念だけど特別に許すよ」
「では、お先に失礼致します」
上機嫌で大佐はセルシアをお姫様抱っこをし、お持ち帰り。
「酔った子を襲う趣味はないのだが、君から誘惑されたらね…」
『ロイさん‥‥大好き』
(…ずるいだろ。
まったく、またお預けか)
甘えるように抱きついて寝ているセルシア。
「…こんな安心しきって寝ていられたら襲える訳がない」
ため息をつきながらもどこか幸せそうだった。
甘いお菓子よりも悪戯なキス…。
くっきりと残ったキスマーク‥‥。
-END-
『大佐はドラキュラですね!!
カッコイイ##4X##』
「ありがとう」
ワイシャツに黒のズボン、黒のマントを羽織って口元には牙を生やしてる。
(…大佐がどんな仮装をしても中佐には魅力的なんでしょうね)
(ハロウィンでもイチャつくのかよ)
巻き込まれないように中尉達は去って行った。
地方からわざわざ来たのか、中には上官の姿もある。
正確にはグラマン将軍に巻き込まれたのだろうが。
「猫の仮装とは子供らしくていいですね」
『………。』
ジロジロと見る上官から守るように大佐が前に出てセルシアを庇う。
「子供とは侵害ですね。
こんなにも可愛らしいのに」
『大佐…』
「なるほど、大佐のペットですか」
『マスタング大佐の猫です!!
マスタング大佐以外には従わない猫ですから!
大佐、行きましょう!!』
大佐の腕をひいてスタスタと歩く。
『もうっ!
あぁ、やっちゃった…』
「別に構わないよ。
パーティー内のことだし。
正式なパーティーでもないからね」
落ち込むセルシアを慰めるように大佐は優しく頭をなでた。
会場には沢山のハロウィンお菓子がある。
お菓子だけではないのだが、ハロウィンなので特にお菓子が多くてセルシアは目が奪われる。
『あ、れ…?』
お菓子に目が奪われていたら、大佐とはぐれてしまった。
(…お腹空いた)
お菓子の誘惑には勝てずにセルシアはお菓子を口にする。
『おいし~い!!』
お菓子を口にしながらも大佐を探す。
(大佐がいる場所には女性達が群れているはずだから。
女性達が集まってる場所を探した方が早いかな)
広大な会場では探すのも大変。
『あ、綺麗…
何のジュースかな』
綺麗な色をした飲み物が入ったグラスを手にした。
それはジュースではなく、カクテル。
(セルシア、どこに行ったんだ?
あんな格好でいたら確実にヤバイ!!
目を離すべきじゃなかった!)
大佐は女性達を交わし、セルシアを必死に探していた。
大佐が立ち止まり、ため息をつく。
(絡まれていたりしなければいいのだが…
マントでも着せておくべきだったか)
1人で辺りを見渡している大佐は目立っていた。
『ロイさんっ!!』
「おわっ!?」
勢いよく腕を引っ張られた。
会場に響く大きな音に一斉に振り返る。
「セルシア‥‥君は毎回のように私を押し倒すねι」
『ロイにゃ~ん』
「にゃ~んって…
また間違って酒を飲んだな。
とりあえず、退いてくれないか?
注目されてるし」
『イ・ヤ##4X##』
上機嫌でセルシアが大佐の上に乗っていた。
『ロイさん、Trick or Treat!』
「えっ…お菓子!!?
いや、持ってないのだが‥‥」
『悪戯にゃあ~』
「ちょ…ッ」
押し倒したまま、大佐の首元に吸い付く。
「セルシア、待っ…」
『んん~』
(‥‥君がドラキュラみたいだなι)
酔っ払う度に何度もやられている大佐は苦笑いを浮かべた。
くっきりとしたキスマークを残し、セルシアは満足したように笑う。
「まったく、君は…
悪戯な仔猫だな」
『にゃう?』
セルシアが首を傾げるとチリンと鈴が鳴った。
「悪戯な仔猫には仕返しが必要かな」
起き上がると大佐は抱き寄せ、セルシアにキスを交わす。
『んっ、んン…っ
ふぁ‥ッ‥』
段々と深まってゆくキス。
「さてと、私達は早々に帰らせて頂こうかね」
『にゃう…』
「ということで、グラマン将軍。
よろしいですか?」
「あんなキスまで見せつけられたらね。
周りに被害なようだし、残念だけど特別に許すよ」
「では、お先に失礼致します」
上機嫌で大佐はセルシアをお姫様抱っこをし、お持ち帰り。
「酔った子を襲う趣味はないのだが、君から誘惑されたらね…」
『ロイさん‥‥大好き』
(…ずるいだろ。
まったく、またお預けか)
甘えるように抱きついて寝ているセルシア。
「…こんな安心しきって寝ていられたら襲える訳がない」
ため息をつきながらもどこか幸せそうだった。
甘いお菓子よりも悪戯なキス…。
くっきりと残ったキスマーク‥‥。
-END-