第⑥話
夢小説設定
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駅に到着すると何故か意味が分からないまま、駅員室に連れて行かれる。
(連行じゃなく、保護って言ったよな?
最初から俺を国家錬金術師だって知ってるみたいだし)
逃げようと思えば錬金術で逃げれるが、悪いこともしてないのでとりあえずはおとなしくしていた。
「なぁ、何で俺は連れて来られたんだ?」
「私は大総統に捕獲するように言われただけです」
「大総統?
大総統代理じゃなくて?」
「知らないんですか?
新しい大総統が就任したんですよ」
「はぁ!!?」
旅をしているのもあるが、こういう情報には疎かったりする。
「どんな大総統なんだ?」
「黒髪の美貌で最年少の大総統です」
「黒髪?
珍しい訳ではないけど、この国には少ないよな~」
嫌な顔を思い出したが、その本人のことだとは思っていない。
「若くて美貌なだけあって新聞に載ると即完売もあるみたいですね」
「うげっ!!
というか、俺はいつまでここに居なくちゃなんないわけ?」
「軍から迎えに来るらしいです」
憂鬱そうにため息をついた。
駅員がくれた飲み物を口にしながら軍からの迎えを待っていた。
おとなしくしていられないので、暇なようだ。
(就任した大総統の効果か?
軍を悪く言う人が減った気がしていたけど。
黒髪の男性で軍人…
ダメだ、大佐しか思い出せない!!
というか、あんまり軍人を知らないから仕方ないか。
大佐と中佐の周りにいる人達しか知らないし、分からなくて当然だよな。
大佐にまた嫌味を言われるんだろうけど)
その答えがロイだと辿り着かない。
エドが最後に会った時はまだ大佐だったので仕方ない。
1年後に准将となり、そこからの昇進は異例な速さだった。
グラマン将軍のおかげでもあるのだが。
ハクロ将軍だけは最後までロイの昇進に反対していたらしい。
もちろんほかの将軍もなのだが、グラマン将軍に脅されて何も言えなかったようだ。
何か文句を言う度に“逃げた将軍の君達が言う言葉?”“マスタングくんのように戦わなかったくせに?”と言われてはもう何も言えないだろう。
もちろん、それはロイの実力があってこそ成り立つ。
駅員室のドアがノックされ、ドアを開けて入って来た軍人にうんざりしたようだ。
「アームストロング少佐かよ…」
「エドワード・エルリック!
会いたかったぞ!!」
「ぐぇっ!」
アームストロングに抱き締められ、いつもながらに体が悲鳴を上げる。
何とかアームストロングから逃れたエド。
「少佐、昇進したのか?」
「はい」
「あ~、そっか。
おめでとう。
大佐か。
なんか想像つかないっていうか…」
「そうでしょうな。
荷物はこれだけですかな?
では、行きましょうか」
「説明ねぇの?
何で俺はここにいて、迎えを待ってなくちゃいけなかったんだよ?」
「…行けば分かります」
「はぁ!!?」
「お世話になりました」
エドの荷物を持って駅員室から出るアームストロング。
「ちょっ、待てよ!
どういうことなんだよ!!?」
「大総統がお待ちです」
「何で大総統が…」
「今年の査定はお済みですか?」
「あ゛…」
どうやら、すっかり忘れていた様子。
査定を済ませなくてはならないので渋々ながらも司令部に行くことになった。
どちらにしても大総統命令には逆らえないのだが。
再び汽車に乗り込み、中央司令部のあるセントラルに向かう。
駅に着くと迎えの軍の車が到着していた。
「ろ、ロス少尉!!?
なんで…っ」
「彼女は無罪となった」
「大総統が新聞にも謝罪文を載せてくれたのよ」
「よかったじゃん!
あぁっ!!?
ロス少尉も昇進してるし!!
ブロッシュ‥‥准尉?
みんなして昇進してる!!」
「私達だけではないよ」
「まぁ、着いたら分かるって!」
半ば強引に軍の車に乗せられる。
「まったく、何なんだよ。
意味わかんねぇ」
文句を言いつつも車から降りて司令部に向かう。
「よぉ、大将」
「久しぶりだな」
「元気そうでよかったよ」
「噂は聞いていますよ」
「ん、あぁ、久しぶり。
少尉達も昇進してるし!
ありえねぇ!!」
ハボック達と再会し、叫び声を上げる。
「2年でここまで全員が昇進するとは。
まさか、ヒューズ中佐も?」
「そのまさかだ!」
声がしてエドは振り向いた。
「准将!!?」
「あぁ、将軍殿だぞ!」
「‥‥‥…。」
唖然とし、もう驚きの声も上がらない。
(連行じゃなく、保護って言ったよな?
最初から俺を国家錬金術師だって知ってるみたいだし)
逃げようと思えば錬金術で逃げれるが、悪いこともしてないのでとりあえずはおとなしくしていた。
「なぁ、何で俺は連れて来られたんだ?」
「私は大総統に捕獲するように言われただけです」
「大総統?
大総統代理じゃなくて?」
「知らないんですか?
新しい大総統が就任したんですよ」
「はぁ!!?」
旅をしているのもあるが、こういう情報には疎かったりする。
「どんな大総統なんだ?」
「黒髪の美貌で最年少の大総統です」
「黒髪?
珍しい訳ではないけど、この国には少ないよな~」
嫌な顔を思い出したが、その本人のことだとは思っていない。
「若くて美貌なだけあって新聞に載ると即完売もあるみたいですね」
「うげっ!!
というか、俺はいつまでここに居なくちゃなんないわけ?」
「軍から迎えに来るらしいです」
憂鬱そうにため息をついた。
駅員がくれた飲み物を口にしながら軍からの迎えを待っていた。
おとなしくしていられないので、暇なようだ。
(就任した大総統の効果か?
軍を悪く言う人が減った気がしていたけど。
黒髪の男性で軍人…
ダメだ、大佐しか思い出せない!!
というか、あんまり軍人を知らないから仕方ないか。
大佐と中佐の周りにいる人達しか知らないし、分からなくて当然だよな。
大佐にまた嫌味を言われるんだろうけど)
その答えがロイだと辿り着かない。
エドが最後に会った時はまだ大佐だったので仕方ない。
1年後に准将となり、そこからの昇進は異例な速さだった。
グラマン将軍のおかげでもあるのだが。
ハクロ将軍だけは最後までロイの昇進に反対していたらしい。
もちろんほかの将軍もなのだが、グラマン将軍に脅されて何も言えなかったようだ。
何か文句を言う度に“逃げた将軍の君達が言う言葉?”“マスタングくんのように戦わなかったくせに?”と言われてはもう何も言えないだろう。
もちろん、それはロイの実力があってこそ成り立つ。
駅員室のドアがノックされ、ドアを開けて入って来た軍人にうんざりしたようだ。
「アームストロング少佐かよ…」
「エドワード・エルリック!
会いたかったぞ!!」
「ぐぇっ!」
アームストロングに抱き締められ、いつもながらに体が悲鳴を上げる。
何とかアームストロングから逃れたエド。
「少佐、昇進したのか?」
「はい」
「あ~、そっか。
おめでとう。
大佐か。
なんか想像つかないっていうか…」
「そうでしょうな。
荷物はこれだけですかな?
では、行きましょうか」
「説明ねぇの?
何で俺はここにいて、迎えを待ってなくちゃいけなかったんだよ?」
「…行けば分かります」
「はぁ!!?」
「お世話になりました」
エドの荷物を持って駅員室から出るアームストロング。
「ちょっ、待てよ!
どういうことなんだよ!!?」
「大総統がお待ちです」
「何で大総統が…」
「今年の査定はお済みですか?」
「あ゛…」
どうやら、すっかり忘れていた様子。
査定を済ませなくてはならないので渋々ながらも司令部に行くことになった。
どちらにしても大総統命令には逆らえないのだが。
再び汽車に乗り込み、中央司令部のあるセントラルに向かう。
駅に着くと迎えの軍の車が到着していた。
「ろ、ロス少尉!!?
なんで…っ」
「彼女は無罪となった」
「大総統が新聞にも謝罪文を載せてくれたのよ」
「よかったじゃん!
あぁっ!!?
ロス少尉も昇進してるし!!
ブロッシュ‥‥准尉?
みんなして昇進してる!!」
「私達だけではないよ」
「まぁ、着いたら分かるって!」
半ば強引に軍の車に乗せられる。
「まったく、何なんだよ。
意味わかんねぇ」
文句を言いつつも車から降りて司令部に向かう。
「よぉ、大将」
「久しぶりだな」
「元気そうでよかったよ」
「噂は聞いていますよ」
「ん、あぁ、久しぶり。
少尉達も昇進してるし!
ありえねぇ!!」
ハボック達と再会し、叫び声を上げる。
「2年でここまで全員が昇進するとは。
まさか、ヒューズ中佐も?」
「そのまさかだ!」
声がしてエドは振り向いた。
「准将!!?」
「あぁ、将軍殿だぞ!」
「‥‥‥…。」
唖然とし、もう驚きの声も上がらない。