第⑤話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
グレイシアが遅刻すると呼びに来るまでヒューズはロイに話していた。
「写真見るか?」
「バッ、開けるなっ!!」
「照れなくてもいいだろ~?
開けないよ、ロイちゃん」
「誰がロイちゃんだ!」
「遅刻するわよ?
もう、いつまで話をしてるの。
ゆっくりシャワー浴びれないじゃない」
「あぁっ!!ι
やばい! グレイシア、あとは頼む!」
腕時計で時間を確認したヒューズは慌てて出て行く。
(やれやれ…
やっと行ったか)
シャワーを浴びながらロイは苦笑いを浮かべた。
「マスタングさん、すみません。
タオルはここに置いときますね」
「あ、ありがとう」
グレイシアも出て行き、ヒューズを見送りに行った。
(軍服を取りに家に戻らないとな。
さすがに私服で司令部に行くのはまずいだろうし)
髪を拭いているとドアが開く音がして振り返る。
「きゃあっ!!
ご、ごめんなさいっ!」
リザがドアを勢いよく閉めた。
「………。」
唖然とし、ロイは苦笑いする。
上半身裸だったので、ロイはシャツを着てドアを開けた。
「大総統…!
本当にごめんなさい。
あ、あの、昨夜も迷惑かけたみたいで。
グレイシアさんにも迷惑をかけてしまったようで…」
「別に気にしてないさ。
すまなかったね。
君もシャワー浴びるといいよ。
化粧はグレイシアさんに借りればいいだろうし」
「…はい」
ロイはすれ違う際にくしゃっとリザの頭をなでた。
恥ずかしそうにリザは笑った。
(寝起きだから無防備というか…
か、可愛かった)
微かに頬を赤らめ、ロイは苦笑いする。
「マスタングさん、おはようございます」
「おはよう、アル」
アルは既に支度が済んでいて、ロイがシャワーを浴びている時に顔を洗い、髪も整えていたらしい。
「…アル」
「はい?」
「昨夜は、色々と悪かったね。
かなり酔ってたみたいで…」
「驚きはしましたけど、たまにはいいかと思います。
子供みたいに笑って…
年上の方には失礼かと思いますが、可愛かったです」
「‥‥前にホークアイにも言われたよ」
かなり恥ずかしいらしく、頬を赤らめて髪を掻き上げた。
髪を掻き上げるのはロイが照れた時の癖だ。
ヒューズがいないのに朝食をご馳走になるのは不思議な光景だ。
「…二日酔い?」
「あ、いえ‥‥大丈夫です」
「君は弱いから量的にはそんなに飲んでないからな」
「そうですね。
そういう大総統は?
かなり飲んでいたように見えましたが…」
「飲み過ぎたが、二日酔いにはなってないよ。
ハボック達は二日酔いになっていそうだが…」
それは安易に想像が出来る。
「酒の臭いはちょっと、するかな…
香水付ければ何とか誤魔化せるか」
「…はい」
ロイとリザは苦笑いを浮かべた。
「美味しいです」
「それはよかったわ。
アルフォンスくんは成長期なんだから沢山食べないと」
「ありがとうございます」
「ちゃんと食べてるの?」
「あ、はい。
マスタングさんが作ってくれるので。
僕もお手伝いはしますけど」
(…意外ね)
「グレイシア、意外と思っただろう?」
「すみません…
料理できるなんて初耳だったので」
「みんな、驚くんだよ」
「マスタングさんの料理も美味しいですよ!」
「アル、ありがとう」
クスッと笑い、ロイがアルの頭をなでた。
リザは気づかれないように、ため息をついた。
「食欲ないのか?」
「えっ…」
「あまり、手をつけてないようだから」
「すみません。
あまりお腹空いてなくて…
昨日、食べ過ぎました」
(確かにいつもより食べていたような気もするが…)
「飲めないので食べていたら‥‥」
「ふっ、ははっ!
あ、すまん。
前もそんなことがあったなと」
「もうっ、笑わないでください」
頬を赤らめるリザにロイは口元を緩める。
可笑しいというより、可愛らしいと思っての笑みだ。
「エリシアちゃん、よく食べますね」
「最近はね…」
黙々とエリシアは食べていた。
朝食を済ませると家から出る。
「グレイシアさん、ご馳走様でした」
「急にすまなかったね」
「ありがとうございました」
「またいつでも来てくださいね」
「ロイお兄ちゃん、アル兄、リザお姉ちゃん!
バイバーイ!!」
グレイシアと共に見送る。
「写真見るか?」
「バッ、開けるなっ!!」
「照れなくてもいいだろ~?
開けないよ、ロイちゃん」
「誰がロイちゃんだ!」
「遅刻するわよ?
もう、いつまで話をしてるの。
ゆっくりシャワー浴びれないじゃない」
「あぁっ!!ι
やばい! グレイシア、あとは頼む!」
腕時計で時間を確認したヒューズは慌てて出て行く。
(やれやれ…
やっと行ったか)
シャワーを浴びながらロイは苦笑いを浮かべた。
「マスタングさん、すみません。
タオルはここに置いときますね」
「あ、ありがとう」
グレイシアも出て行き、ヒューズを見送りに行った。
(軍服を取りに家に戻らないとな。
さすがに私服で司令部に行くのはまずいだろうし)
髪を拭いているとドアが開く音がして振り返る。
「きゃあっ!!
ご、ごめんなさいっ!」
リザがドアを勢いよく閉めた。
「………。」
唖然とし、ロイは苦笑いする。
上半身裸だったので、ロイはシャツを着てドアを開けた。
「大総統…!
本当にごめんなさい。
あ、あの、昨夜も迷惑かけたみたいで。
グレイシアさんにも迷惑をかけてしまったようで…」
「別に気にしてないさ。
すまなかったね。
君もシャワー浴びるといいよ。
化粧はグレイシアさんに借りればいいだろうし」
「…はい」
ロイはすれ違う際にくしゃっとリザの頭をなでた。
恥ずかしそうにリザは笑った。
(寝起きだから無防備というか…
か、可愛かった)
微かに頬を赤らめ、ロイは苦笑いする。
「マスタングさん、おはようございます」
「おはよう、アル」
アルは既に支度が済んでいて、ロイがシャワーを浴びている時に顔を洗い、髪も整えていたらしい。
「…アル」
「はい?」
「昨夜は、色々と悪かったね。
かなり酔ってたみたいで…」
「驚きはしましたけど、たまにはいいかと思います。
子供みたいに笑って…
年上の方には失礼かと思いますが、可愛かったです」
「‥‥前にホークアイにも言われたよ」
かなり恥ずかしいらしく、頬を赤らめて髪を掻き上げた。
髪を掻き上げるのはロイが照れた時の癖だ。
ヒューズがいないのに朝食をご馳走になるのは不思議な光景だ。
「…二日酔い?」
「あ、いえ‥‥大丈夫です」
「君は弱いから量的にはそんなに飲んでないからな」
「そうですね。
そういう大総統は?
かなり飲んでいたように見えましたが…」
「飲み過ぎたが、二日酔いにはなってないよ。
ハボック達は二日酔いになっていそうだが…」
それは安易に想像が出来る。
「酒の臭いはちょっと、するかな…
香水付ければ何とか誤魔化せるか」
「…はい」
ロイとリザは苦笑いを浮かべた。
「美味しいです」
「それはよかったわ。
アルフォンスくんは成長期なんだから沢山食べないと」
「ありがとうございます」
「ちゃんと食べてるの?」
「あ、はい。
マスタングさんが作ってくれるので。
僕もお手伝いはしますけど」
(…意外ね)
「グレイシア、意外と思っただろう?」
「すみません…
料理できるなんて初耳だったので」
「みんな、驚くんだよ」
「マスタングさんの料理も美味しいですよ!」
「アル、ありがとう」
クスッと笑い、ロイがアルの頭をなでた。
リザは気づかれないように、ため息をついた。
「食欲ないのか?」
「えっ…」
「あまり、手をつけてないようだから」
「すみません。
あまりお腹空いてなくて…
昨日、食べ過ぎました」
(確かにいつもより食べていたような気もするが…)
「飲めないので食べていたら‥‥」
「ふっ、ははっ!
あ、すまん。
前もそんなことがあったなと」
「もうっ、笑わないでください」
頬を赤らめるリザにロイは口元を緩める。
可笑しいというより、可愛らしいと思っての笑みだ。
「エリシアちゃん、よく食べますね」
「最近はね…」
黙々とエリシアは食べていた。
朝食を済ませると家から出る。
「グレイシアさん、ご馳走様でした」
「急にすまなかったね」
「ありがとうございました」
「またいつでも来てくださいね」
「ロイお兄ちゃん、アル兄、リザお姉ちゃん!
バイバーイ!!」
グレイシアと共に見送る。