第⑤話
夢小説設定
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リビングのソファでロイは寝ていた。
「…おまえなぁ。
ロイ、そんなとこで寝るな!
部屋で寝ろ」
「‥‥アルは?」
「はっ?
もう寝てるだろ」
「…マスタングさん?」
声がして振り向くと部屋から出て来たパジャマ姿のアルが立っていた。
「あぁ、悪い…。
起こしたか?」
「物音がしたので。
マスタングさん、どうしたんですか?」
「あぁ~…。
リザちゃんが酔い潰れて、ロイがここに泊めろって。
住んでる場所が分からないらしくてさ」
「それで、マスタングさんも泊まるんですか?」
「あぁ、珍しくかなり酔っててな」
苦笑いするヒューズからアルはロイに視線を移す。
(ん~、確かにいつもに比べて笑顔が多い気もする。
いつもは微笑みって感じだけど。
そんなに楽しかったのかな)
アルの視線に気づいたロイがアルを見る。
ロイは起き上がるとアルをぎゅうっと抱き締めた。
抱きついていると言った方が正しいかもしれない。
「アルぅ~!!」
「うっわ!
ま、マスタングさん…?」
「上機嫌だな、ロイは」
「一緒に寝よう。
なっ、アル」
「…はい」
ロイの変貌にアルは唖然としていた。
「ふっ、ははっ!
驚いたか?
幻滅したか?」
「驚きはしましたけど、幻滅なんてしませんよ。
むしろ、年上には失礼かもしれませんが、何だか妙に可愛らしいです」
(…リザちゃんもそんなこと言ってたなぁ。
そんなんだから親子に間違えられるんだよ)
年下2人に“可愛い”と言われるロイはどうなのだろう。
それを本人に言えば“どうせ童顔だよ”と拗ねそうだ。
「マスタングさん、お酒臭いです。
とりあえず、歯磨きしましょう」
「ん~」
アルに手をひかれて行くロイ。
(一緒に寝るのは抵抗ないのか、アル。
親子なのか?)
ヒューズは迎えに行っただけなのにぐったりと疲れ果て、振り回されていた。
早朝に目を覚まし、自室でないことに気づく。
元々、眠りが浅いので昨夜のお酒の効果もあっていつもより早く目覚めた。
(…飲み過ぎた。
ここは‥‥ヒューズの家か?
昨夜はヒューズが迎えに来て…
覚えておらんι)
何度か泊まったことのある部屋に見覚えがあった。
ロイはヒューズが迎えに来た後の記憶が途切れていた。
(失態は…、してないよな?)
ヒューズとアルを巻き込んでの失態をしているが、本人に記憶がないので分からず。
(そういや、連れていたような…)
スヤスヤとまだ夢の中のアルを起こさぬよう、抱き締めていた腕を外してロイは起き上がる。
そっと布団を掛け直し、静かに部屋から出た。
「やっぱり、ヒューズの家か」
「…ロイ。
もう起きたのか」
「ヒューズ。
そういうおまえも珍しい」
「今日は早朝出勤なんだよ」
「…そうか。
ホークアイも泊まってるのか?」
「‥‥覚えてないのか?」
「おまえが迎えに来たまでは覚えているんだが…」
(その後に酔いが回ったみたいだからな)
ヒューズは苦笑いを浮かべた。
笑ってるヒューズにロイは不満そうに見る。
「…なにを笑っている」
「いや~、あんなにロイが酔っ払うのは久々だなぁって」
「そんなに酔っていたか?」
「そりゃ、もう。
アルを抱き締めて一緒に寝るとか言うし、いつもよりもベラベラ喋るわ、フラフラとどこかに行ったりと大変だったぞ」
「…っ!?」
ロイは目を見開いて驚く。
「まぁ、でも、いい気分転換になっただろう?」
「シャワー借りるっ!」
「はいはい、どうぞ~」
自分の失態に真っ赤になり、からかわれる前に逃げたロイ。
逃げたところで何も変わらないが。
「ロイ~」
「…なんだ?」
「髭剃り使っていいから」
「ん、借りる」
戸越しにシャワーを浴びながら会話する。
「じゃあ、俺は出勤するから。
グレイシアに朝食は頼んどいたから食っていけよ?」
「…悪いな」
「ロイ、グレイシアに手を出すなよ?
確かに魅力的で美人だけどよ~##4X##」
「はいはい、分かったから早く行け。
…親友の妻に手を出すほど私は餓えてはおらん」
「最近遊ばなくなったよな~」
「元々、情報を得る為に利用していただけだからな」
「ひでぇ奴だな」
「…煩い」
「嘘だって、分かってっから」
「‥‥あぁ」
声色だけでロイの心情を分かるのはヒューズとリザくらいだろう。
「…おまえなぁ。
ロイ、そんなとこで寝るな!
部屋で寝ろ」
「‥‥アルは?」
「はっ?
もう寝てるだろ」
「…マスタングさん?」
声がして振り向くと部屋から出て来たパジャマ姿のアルが立っていた。
「あぁ、悪い…。
起こしたか?」
「物音がしたので。
マスタングさん、どうしたんですか?」
「あぁ~…。
リザちゃんが酔い潰れて、ロイがここに泊めろって。
住んでる場所が分からないらしくてさ」
「それで、マスタングさんも泊まるんですか?」
「あぁ、珍しくかなり酔っててな」
苦笑いするヒューズからアルはロイに視線を移す。
(ん~、確かにいつもに比べて笑顔が多い気もする。
いつもは微笑みって感じだけど。
そんなに楽しかったのかな)
アルの視線に気づいたロイがアルを見る。
ロイは起き上がるとアルをぎゅうっと抱き締めた。
抱きついていると言った方が正しいかもしれない。
「アルぅ~!!」
「うっわ!
ま、マスタングさん…?」
「上機嫌だな、ロイは」
「一緒に寝よう。
なっ、アル」
「…はい」
ロイの変貌にアルは唖然としていた。
「ふっ、ははっ!
驚いたか?
幻滅したか?」
「驚きはしましたけど、幻滅なんてしませんよ。
むしろ、年上には失礼かもしれませんが、何だか妙に可愛らしいです」
(…リザちゃんもそんなこと言ってたなぁ。
そんなんだから親子に間違えられるんだよ)
年下2人に“可愛い”と言われるロイはどうなのだろう。
それを本人に言えば“どうせ童顔だよ”と拗ねそうだ。
「マスタングさん、お酒臭いです。
とりあえず、歯磨きしましょう」
「ん~」
アルに手をひかれて行くロイ。
(一緒に寝るのは抵抗ないのか、アル。
親子なのか?)
ヒューズは迎えに行っただけなのにぐったりと疲れ果て、振り回されていた。
早朝に目を覚まし、自室でないことに気づく。
元々、眠りが浅いので昨夜のお酒の効果もあっていつもより早く目覚めた。
(…飲み過ぎた。
ここは‥‥ヒューズの家か?
昨夜はヒューズが迎えに来て…
覚えておらんι)
何度か泊まったことのある部屋に見覚えがあった。
ロイはヒューズが迎えに来た後の記憶が途切れていた。
(失態は…、してないよな?)
ヒューズとアルを巻き込んでの失態をしているが、本人に記憶がないので分からず。
(そういや、連れていたような…)
スヤスヤとまだ夢の中のアルを起こさぬよう、抱き締めていた腕を外してロイは起き上がる。
そっと布団を掛け直し、静かに部屋から出た。
「やっぱり、ヒューズの家か」
「…ロイ。
もう起きたのか」
「ヒューズ。
そういうおまえも珍しい」
「今日は早朝出勤なんだよ」
「…そうか。
ホークアイも泊まってるのか?」
「‥‥覚えてないのか?」
「おまえが迎えに来たまでは覚えているんだが…」
(その後に酔いが回ったみたいだからな)
ヒューズは苦笑いを浮かべた。
笑ってるヒューズにロイは不満そうに見る。
「…なにを笑っている」
「いや~、あんなにロイが酔っ払うのは久々だなぁって」
「そんなに酔っていたか?」
「そりゃ、もう。
アルを抱き締めて一緒に寝るとか言うし、いつもよりもベラベラ喋るわ、フラフラとどこかに行ったりと大変だったぞ」
「…っ!?」
ロイは目を見開いて驚く。
「まぁ、でも、いい気分転換になっただろう?」
「シャワー借りるっ!」
「はいはい、どうぞ~」
自分の失態に真っ赤になり、からかわれる前に逃げたロイ。
逃げたところで何も変わらないが。
「ロイ~」
「…なんだ?」
「髭剃り使っていいから」
「ん、借りる」
戸越しにシャワーを浴びながら会話する。
「じゃあ、俺は出勤するから。
グレイシアに朝食は頼んどいたから食っていけよ?」
「…悪いな」
「ロイ、グレイシアに手を出すなよ?
確かに魅力的で美人だけどよ~##4X##」
「はいはい、分かったから早く行け。
…親友の妻に手を出すほど私は餓えてはおらん」
「最近遊ばなくなったよな~」
「元々、情報を得る為に利用していただけだからな」
「ひでぇ奴だな」
「…煩い」
「嘘だって、分かってっから」
「‥‥あぁ」
声色だけでロイの心情を分かるのはヒューズとリザくらいだろう。