第⑤話
夢小説設定
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ロイはまだ酔いが回ってはいないので冷静な考えが出来るが、ほかの者は完全な酔っ払い。
「おや、大総統?
皆さんで食事の帰りですか?」
「アームストロング!!
いいところに!」
「はい?」
「飲み過ぎたようで、みんなが酔っているんだが…」
「それなら我輩にお任せを!!」
「私とホークアイは迎えが来るから」
「そうですか。
では、失礼します」
車で通りかかったアームストロングがハボック達を連れて行く。
(人がいいのは相変わらずだな。
私が頼む前に自ら引き受けるとは…)
苦笑いを浮かべ、ロイはウトウトと眠たそうにしているリザを見た。
「重大なことに気づいたんだが、私は君の住んでる場所を知らないんだが…」
「ん~…」
甘えるようにロイの腕に抱きつき、腕に寄りかかって今にも寝そうだ。
クラクションが鳴り、顔を上げるとヒューズが車の窓から手を上げていた。
「ヒューズ!!?」
「よぉ、迎えに来たぞ。
アルが迎えに行って欲しいからって、酒も没収されたし」
「…すまんな」
文句を言うヒューズにロイは苦笑いを浮かべながら、リザを抱えて車に乗り込む。
「まったくだ。
しっかりしてるというか、リザちゃんに似てるというか…
随分と忠誠心のある補佐官2人だな」
「尊敬してる分、影響があるのかもしれんな」
「ロイ、楽しかったか?」
「な、何だよ、いきなり…」
「いや‥‥随分楽しそうだから」
「…っ!!」
ヒューズの言葉に頬を赤らめ、ロイは窓の外に視線を移す。
「分かりやすいな、おまえは」
「煩いっ!
黙って運転しろ!」
「そんなに大声出すとリザちゃんが起きるぞ」
「あ‥‥っ」
ロイの肩に寄りかかり、リザはスヤスヤと寝ていた。
優しく微笑むロイを鏡越しに見てヒューズは口元が緩んだ。
(どうやら、いいリフレッシュになったみてぇだな)
からかってやろうかと思ったが、あまりにもロイが幸せそうに笑っているのでやめた。
真っ赤になって否定するロイが脳裏に浮かび、ヒューズはこっそりと笑った。
「…ヒューズ。
なにを笑って…いや、見なかったことにする」
「何だよ、それ」
「貴様のその笑いでいいことなど1つもなかったからな」
「失礼な奴だな」
「…1つ問題があるんだが」
「問題?」
「私はホークアイの住んでる場所が分からん」
「知ってるんじゃないのか!!?」
「バッ、馬鹿者!
前を見ろ、前を!!
事故る気か!!?」
「おわっ!」
勢いよく振り向いたヒューズに怒鳴るロイ。
慌てて前を向いてヒューズはハンドルを握った。
「…ロイの家に向かうか?」
「ヒューズの家に泊まる。
空いてる部屋はあるだろう?」
「いや、それはあるが…」
「だったら、決まりだな!」
子供のような笑顔を浮かべるロイにヒューズはため息をつく。
(…酔ってるんだな。
キャラが違うぞ、ロイ)
楽しそうに笑うロイにヒューズは頭を抱えた。
ロイは滅多に酔ったりしないが、今日はよほど楽しかったのだろう。
ほろ酔い気分にはなっても、こんな風に酔うのは珍しい。
(まぁ、疲れもあって酔いが回ったのかもな)
いつも以上に話し、ロイはヒューズに絡んでいた。
これではいつもと正反対だ。
「ロイ、着いたぞ」
「むぅ…」
「おいおい、大丈夫かよ」
「‥‥馬鹿にするな。
私が運ぶ」
(いや、そうではなくてだな。
おまえの足元がフラついてるぞ?)
リザを抱えながら入って行くロイをヒューズはハラハラしながら見ていた。
ゲストルームのベットにリザを寝かせ、ヒューズがグレイシアに着替えなどを頼んだ。
「あれ、ロイ?
どこに行ったんだ、今度は!!」
目を離した隙にどこかにフラフラと消えて行くロイを探すヒューズ。
いつもは巻き込んでるヒューズが今日はロイに振り回されていた。
「おや、大総統?
皆さんで食事の帰りですか?」
「アームストロング!!
いいところに!」
「はい?」
「飲み過ぎたようで、みんなが酔っているんだが…」
「それなら我輩にお任せを!!」
「私とホークアイは迎えが来るから」
「そうですか。
では、失礼します」
車で通りかかったアームストロングがハボック達を連れて行く。
(人がいいのは相変わらずだな。
私が頼む前に自ら引き受けるとは…)
苦笑いを浮かべ、ロイはウトウトと眠たそうにしているリザを見た。
「重大なことに気づいたんだが、私は君の住んでる場所を知らないんだが…」
「ん~…」
甘えるようにロイの腕に抱きつき、腕に寄りかかって今にも寝そうだ。
クラクションが鳴り、顔を上げるとヒューズが車の窓から手を上げていた。
「ヒューズ!!?」
「よぉ、迎えに来たぞ。
アルが迎えに行って欲しいからって、酒も没収されたし」
「…すまんな」
文句を言うヒューズにロイは苦笑いを浮かべながら、リザを抱えて車に乗り込む。
「まったくだ。
しっかりしてるというか、リザちゃんに似てるというか…
随分と忠誠心のある補佐官2人だな」
「尊敬してる分、影響があるのかもしれんな」
「ロイ、楽しかったか?」
「な、何だよ、いきなり…」
「いや‥‥随分楽しそうだから」
「…っ!!」
ヒューズの言葉に頬を赤らめ、ロイは窓の外に視線を移す。
「分かりやすいな、おまえは」
「煩いっ!
黙って運転しろ!」
「そんなに大声出すとリザちゃんが起きるぞ」
「あ‥‥っ」
ロイの肩に寄りかかり、リザはスヤスヤと寝ていた。
優しく微笑むロイを鏡越しに見てヒューズは口元が緩んだ。
(どうやら、いいリフレッシュになったみてぇだな)
からかってやろうかと思ったが、あまりにもロイが幸せそうに笑っているのでやめた。
真っ赤になって否定するロイが脳裏に浮かび、ヒューズはこっそりと笑った。
「…ヒューズ。
なにを笑って…いや、見なかったことにする」
「何だよ、それ」
「貴様のその笑いでいいことなど1つもなかったからな」
「失礼な奴だな」
「…1つ問題があるんだが」
「問題?」
「私はホークアイの住んでる場所が分からん」
「知ってるんじゃないのか!!?」
「バッ、馬鹿者!
前を見ろ、前を!!
事故る気か!!?」
「おわっ!」
勢いよく振り向いたヒューズに怒鳴るロイ。
慌てて前を向いてヒューズはハンドルを握った。
「…ロイの家に向かうか?」
「ヒューズの家に泊まる。
空いてる部屋はあるだろう?」
「いや、それはあるが…」
「だったら、決まりだな!」
子供のような笑顔を浮かべるロイにヒューズはため息をつく。
(…酔ってるんだな。
キャラが違うぞ、ロイ)
楽しそうに笑うロイにヒューズは頭を抱えた。
ロイは滅多に酔ったりしないが、今日はよほど楽しかったのだろう。
ほろ酔い気分にはなっても、こんな風に酔うのは珍しい。
(まぁ、疲れもあって酔いが回ったのかもな)
いつも以上に話し、ロイはヒューズに絡んでいた。
これではいつもと正反対だ。
「ロイ、着いたぞ」
「むぅ…」
「おいおい、大丈夫かよ」
「‥‥馬鹿にするな。
私が運ぶ」
(いや、そうではなくてだな。
おまえの足元がフラついてるぞ?)
リザを抱えながら入って行くロイをヒューズはハラハラしながら見ていた。
ゲストルームのベットにリザを寝かせ、ヒューズがグレイシアに着替えなどを頼んだ。
「あれ、ロイ?
どこに行ったんだ、今度は!!」
目を離した隙にどこかにフラフラと消えて行くロイを探すヒューズ。
いつもは巻き込んでるヒューズが今日はロイに振り回されていた。