第⑤話
夢小説設定
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ロイの馴染みの店で彼がウェイターとして働いている頃からの顔馴染みらしい。
奥の個室に案内され、席に着いた。
わざわざ支配人が出て来るのは大総統だからだろう。
「マスタング大総統、お久しぶりでございます。
遅くなりましたが、大総統就任おめでとうございます。
私共から少なからずのお祝いに」
「ありがとう」
高級ワインとグラスがテーブルに置かれた。
「注文がお決まりになりましたら、お呼びください」
「ごゆっくりとお楽しみくださいませ」
個室から出て行ったのを確認し、ロイ以外が安堵の息を吐いた。
ロイのように慣れてはいない。
「大総統、何故ここに…」
「約束は約束。
ご馳走すると言っただろう?
遠慮しないで好きなものを頼みたまえ」
「楽しそうに笑っていたのはこれですか」
「君達の驚く顔は面白かったな」
「まったく、もう…
貴方という人は」
「やられましたね」
「でも、こんな時じゃないとこういうお店にも来れないし」
「俺等の給料ではな。
うっわ、高っ!!」
「値段は気にしないで頼めばいい」
こんな風に仲間達との食事は久々でロイは嬉しいのだろう。
メニューを見て騒いでるハボック達とは異なり、リザはロイを見つめていた。
「…何だ?」
「あ、いえ、本当にいいんですか?」
「今日くらい贅沢もいいだろう。
今までの褒美と思ってくれたらいい」
「では、遠慮したら失礼ですね」
「遠慮はいらないよ。
好きなものを頼んでくれて構わない」
「それでは、ご馳走になります」
リザも微笑み、メニューを見る。
「た、高い…ι」
「さすがというか、凄いですよね」
「そんなことでは出世できんぞ。
さっきから、高い高いの連発だな」
ロイは苦笑いを浮かべた。
「貴方は金銭感覚がズレているんですよ」
「むぅ…。
今日くらいの贅沢はいいじゃないか。
私は久しぶりに君達と美味い料理に酒を楽しみたいだけだ」
不満そうにロイが呟く。
「すみません、金銭感覚が違いすぎるので。
拗ねないでくださいよ」
「…拗ねたくもなる。
喜んでもらえるかと思ったのに」
ロイの言葉に気づく、驚いてばかりで喜びさえ忘れていた。
奥の個室に案内され、席に着いた。
わざわざ支配人が出て来るのは大総統だからだろう。
「マスタング大総統、お久しぶりでございます。
遅くなりましたが、大総統就任おめでとうございます。
私共から少なからずのお祝いに」
「ありがとう」
高級ワインとグラスがテーブルに置かれた。
「注文がお決まりになりましたら、お呼びください」
「ごゆっくりとお楽しみくださいませ」
個室から出て行ったのを確認し、ロイ以外が安堵の息を吐いた。
ロイのように慣れてはいない。
「大総統、何故ここに…」
「約束は約束。
ご馳走すると言っただろう?
遠慮しないで好きなものを頼みたまえ」
「楽しそうに笑っていたのはこれですか」
「君達の驚く顔は面白かったな」
「まったく、もう…
貴方という人は」
「やられましたね」
「でも、こんな時じゃないとこういうお店にも来れないし」
「俺等の給料ではな。
うっわ、高っ!!」
「値段は気にしないで頼めばいい」
こんな風に仲間達との食事は久々でロイは嬉しいのだろう。
メニューを見て騒いでるハボック達とは異なり、リザはロイを見つめていた。
「…何だ?」
「あ、いえ、本当にいいんですか?」
「今日くらい贅沢もいいだろう。
今までの褒美と思ってくれたらいい」
「では、遠慮したら失礼ですね」
「遠慮はいらないよ。
好きなものを頼んでくれて構わない」
「それでは、ご馳走になります」
リザも微笑み、メニューを見る。
「た、高い…ι」
「さすがというか、凄いですよね」
「そんなことでは出世できんぞ。
さっきから、高い高いの連発だな」
ロイは苦笑いを浮かべた。
「貴方は金銭感覚がズレているんですよ」
「むぅ…。
今日くらいの贅沢はいいじゃないか。
私は久しぶりに君達と美味い料理に酒を楽しみたいだけだ」
不満そうにロイが呟く。
「すみません、金銭感覚が違いすぎるので。
拗ねないでくださいよ」
「…拗ねたくもなる。
喜んでもらえるかと思ったのに」
ロイの言葉に気づく、驚いてばかりで喜びさえ忘れていた。