第④話
夢小説設定
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子供達が遊んでる姿は微笑ましく、穏やかな日常を感じた。
「子供達の笑顔が消えないように未来を守らないとな…」
「そうですね」
「まだまだ頑張らないといけないか」
「無理はしないでくださいね」
「分かってるさ」
自然と笑みが浮かんだ。
「公園にしては殺風景ではないか?
もっと遊具があってもいいはずだが…」
「花も植えたらいいかもしれませんね」
「あぁ、そうだな」
それでも遊具が少ないのが気になった。
「花が何もないのは寂しいわね」
「そうね、花は植えて欲しいよね」
「検討しておこう」
「「えっ…」」
母親達が振り返ると既に後ろ姿。
「もう、バレたらどうするんですか」
「大丈夫だ。
遊具が少ないのが気になるな。
明日、担当の者と話をするから」
「分かりました」
「何だか視察みたいになってしまったな」
「そうですね」
「新しい店も開店したのに最近は買い物も行けてないなぁ…」
「仕方ありませんよ。
今から行きます?」
「ブラハがいる」
「大丈夫です、表に繋いでおけば。
どこかに勝手に行ったりしませんし」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
嬉しそうにロイは笑う。
女性ではないが、オシャレ好きなロイは店を見てショッピングするのが好きらしい。
「私のことはお気にせずに、どうぞ。
護衛ですから」
(…そうはいかないだろう)
苦笑いしながらも口には出さなかった。
「そういえば、朝食は食べましたか?」
「あぁ、アルがパンを買っておいてくれた。
ちゃんとメモまで残してな」
「気遣ってくれたみたいですね」
「そうだな、誰かさんとそっくりだ」
含み笑いを浮かべ、リザを見つめた。
「あら、それは誰ですか?」
「私の優秀な補佐官さ」
分かっていて聞くのも、とぼけるのも互いの言葉遊び。
まさかストレートに返されるとは思ってもみなくて、リザは微かに頬を赤らめた。
「あ、忘れてた…」
「えっ?」
「いや、アルが掃除していてくれたみたいなんだ。
昨日は疲れていて、言うの忘れてた」
「朝に言えばよかったのでは?」
「…寝過ごしたι」
「疲れていたのですから仕方ないですよ」
家族みたいだとリザは微笑ましく思う。
疲れていた、それを理由にロイはしたくないのだろう。
「帰って来たら誉めてあげればいいんですよ。
きっと喜びます。
お父さんと暮らしていた記憶もないみたいですし、喜んで誉められたら子供は嬉しく思います」
「‥‥私はアルの父親ではないんだが」
「父親代わりみたいなものですし、いいじゃないですか」
リザの言葉にロイは複雑そうにしていた。
「嬉しかったのは事実だし、誉めればいいんだな?
うん、ありがとう。
君こそ母親みたいだぞ?」
「アルフォンスくんは弟みたいなものですから」
やはり、この2人はアルには甘いようだ。
まるで子供を溺愛してる両親。
それでも必要な時は厳しく、ただ甘やかしているようではない。
その厳しさもアルを思っての優しさでもある。
他愛ない会話をしながら新しいお店を見て回り、久々のショッピングを楽しんだ。
「ブラハは疲れちゃったか?」
「大丈夫ですよ」
「君も疲れたようだし、カフェに入ろう。
外の席ならブラハも入れるし。
ここのカフェは新しいのだが、美味しいらしい。
付き合ってくれたお詫びに奢るよ」
「あ、ちょ…ッ」
ロイに半ば強引にリザは連れて行かれた。
「オリジナルブレンドでうまいらしい。
パスタとかはレストランに敵わないが、軽食はうまいみたいだな。
君は昼食は?」
「そういう情報は相変わらずですね。
まだですけど…」
「そうか?
じゃあ、食べようか。
一緒に付き合えたまえ」
「まぁ、私がそういう情報に疎いというのもあるんですが…
それは貴方がいいなら構いませんよ」
バレない為なのか、互いに階級はもちろん、名前でも呼んでいない。
「子供達の笑顔が消えないように未来を守らないとな…」
「そうですね」
「まだまだ頑張らないといけないか」
「無理はしないでくださいね」
「分かってるさ」
自然と笑みが浮かんだ。
「公園にしては殺風景ではないか?
もっと遊具があってもいいはずだが…」
「花も植えたらいいかもしれませんね」
「あぁ、そうだな」
それでも遊具が少ないのが気になった。
「花が何もないのは寂しいわね」
「そうね、花は植えて欲しいよね」
「検討しておこう」
「「えっ…」」
母親達が振り返ると既に後ろ姿。
「もう、バレたらどうするんですか」
「大丈夫だ。
遊具が少ないのが気になるな。
明日、担当の者と話をするから」
「分かりました」
「何だか視察みたいになってしまったな」
「そうですね」
「新しい店も開店したのに最近は買い物も行けてないなぁ…」
「仕方ありませんよ。
今から行きます?」
「ブラハがいる」
「大丈夫です、表に繋いでおけば。
どこかに勝手に行ったりしませんし」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
嬉しそうにロイは笑う。
女性ではないが、オシャレ好きなロイは店を見てショッピングするのが好きらしい。
「私のことはお気にせずに、どうぞ。
護衛ですから」
(…そうはいかないだろう)
苦笑いしながらも口には出さなかった。
「そういえば、朝食は食べましたか?」
「あぁ、アルがパンを買っておいてくれた。
ちゃんとメモまで残してな」
「気遣ってくれたみたいですね」
「そうだな、誰かさんとそっくりだ」
含み笑いを浮かべ、リザを見つめた。
「あら、それは誰ですか?」
「私の優秀な補佐官さ」
分かっていて聞くのも、とぼけるのも互いの言葉遊び。
まさかストレートに返されるとは思ってもみなくて、リザは微かに頬を赤らめた。
「あ、忘れてた…」
「えっ?」
「いや、アルが掃除していてくれたみたいなんだ。
昨日は疲れていて、言うの忘れてた」
「朝に言えばよかったのでは?」
「…寝過ごしたι」
「疲れていたのですから仕方ないですよ」
家族みたいだとリザは微笑ましく思う。
疲れていた、それを理由にロイはしたくないのだろう。
「帰って来たら誉めてあげればいいんですよ。
きっと喜びます。
お父さんと暮らしていた記憶もないみたいですし、喜んで誉められたら子供は嬉しく思います」
「‥‥私はアルの父親ではないんだが」
「父親代わりみたいなものですし、いいじゃないですか」
リザの言葉にロイは複雑そうにしていた。
「嬉しかったのは事実だし、誉めればいいんだな?
うん、ありがとう。
君こそ母親みたいだぞ?」
「アルフォンスくんは弟みたいなものですから」
やはり、この2人はアルには甘いようだ。
まるで子供を溺愛してる両親。
それでも必要な時は厳しく、ただ甘やかしているようではない。
その厳しさもアルを思っての優しさでもある。
他愛ない会話をしながら新しいお店を見て回り、久々のショッピングを楽しんだ。
「ブラハは疲れちゃったか?」
「大丈夫ですよ」
「君も疲れたようだし、カフェに入ろう。
外の席ならブラハも入れるし。
ここのカフェは新しいのだが、美味しいらしい。
付き合ってくれたお詫びに奢るよ」
「あ、ちょ…ッ」
ロイに半ば強引にリザは連れて行かれた。
「オリジナルブレンドでうまいらしい。
パスタとかはレストランに敵わないが、軽食はうまいみたいだな。
君は昼食は?」
「そういう情報は相変わらずですね。
まだですけど…」
「そうか?
じゃあ、食べようか。
一緒に付き合えたまえ」
「まぁ、私がそういう情報に疎いというのもあるんですが…
それは貴方がいいなら構いませんよ」
バレない為なのか、互いに階級はもちろん、名前でも呼んでいない。