第④話
夢小説設定
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砂漠ではないが、南部よりも蒸し暑さを感じる。
この国の気温は常に高く、窓を開けると蒸し暑さを感じてすぐに閉めた。
(…ホテルでなければ確実に倒れていたかもしれんな)
ロイは薄暗い外の景色に我に返り、銀時計で時間を確認した。
汗をシャワーで流し、パーティーの準備をする。
ロイと補佐官の2人は正装で護衛役のハボック達は軍服。
「ハボック達もパーティーに参加したかったか?」
「まさか、堅苦しいのは嫌ですよ」
「残念なのはうまい酒と料理くらいっスよ~」
ハボックの言葉にロイは苦笑いを浮かべた。
「ははっ!
では、帰ったらうまい料理と酒を好きなだけご馳走してやろう」
「そんな時間あるんですか?
仕事が忙しいのでは…」
「それくらいの贅沢をしてもいいだろう?
堅苦しいことを言うな」
「そうだぞ、フュリー。
大総統が居たら普段は食えない料理や高い酒を飲めるぞ!!」
「フュリーは行かないのか?」
「行きますよ」
「決まりだな」
「約束ですよ」
「あら、私は仲間外れなんですか、大総統?」
リザがドレス姿で部屋に入って来た。
誉めてもらいたい訳ではないが、何も言われないので変なのかとリザは不安になる。
「どこか変‥‥なのでしょうか?」
「いや、よく似合ってるよ。
君の髪色にそのドレスの色は合ってるし。
とても綺麗だ」
「‥‥本当ですか?
変ではないでしょうか」
「変な訳がないさ。
似合わないなら、私は君にドレスなんか着せないよ」
「あ、ありがとうございます///」
褒め慣れてないリザは頬を赤らめながらも、やはり嬉しくて俯きながら微笑む。
俯くのは恥ずかしいから。
「なんか、別人みたいですね」
「綺麗すぎて驚きました。
もちろん普段も綺麗ではありますが…」
「当たり前なんですけど、女性は服装や化粧で変貌しますね」
「変貌って、ほかに言い方があるだろι」
「も、もういいです!
結構ですから!!」
「クスクスッ…褒め慣れてないから恥ずかしいらしいぞ」
「大総統っ!」
クスクスとロイは楽しそうに笑う。
真っ赤になるリザが珍しく、可笑しそうにハボック達にも笑われたリザであった。
少し拗ねたような仕草をするリザにロイは肩を抱く。
「すまなかった。
君があまりにも綺麗でね」
「何故、肩を抱くのですか」
「それは失礼」
肩をすくめてロイはリザの肩から手を放した。
リザの背中は錬成陣が彫られているので露出する訳にはいかなかった。
その為、ロイが特注で頼んでくれていたのだった。
「大総統、毎回ながらすみません…
このドレスだけではなくて‥‥」
ストールやアクセサリー類もロイからのプレゼント。
そういうのに疎いリザだって分かる高級品なのは一目瞭然。
「気にしなくていいと言ってるだろう?
それにしても、アルは遅いな。
何かあったのか?
ちょっと様子を見て来るよ」
ロイがアルの元に向かう。
「これも違う…
教えてもらったのに~!!」
ネクタイの結び方を忘れてしまい、アルは鏡の前で何度もネクタイ結びに挑戦してた。
ネクタイが結べずにアルはロイに教えてもらったのだが、まだ覚えるには時間がかかりそうだ。
「アル?
何をしてるんだ?」
「あ‥‥」
「なるほど。
結べなかったのか」
「大総統…っ」
半泣きの状態でアルは真っ赤になった。
「大丈夫、気にしなくていいよ。
ほら、おいで。
結んであげるから」
「…ごめんなさい」
「今からパーティーなのに、そんな顔をしないの」
アルの額を軽く突くとロイはネクタイを結ってあげた。
「よし、こんなものだな。
準備はOK?」
「はい」
「それでは、行くとするか」
アルを連れてリザ達が待つ部屋に行く。
「すみません、待たせてしまって…」
「構わないわよ」
「そうそう」
「スーツに慣れてなかったんだろ?」
「意外に似合うじゃん」
「ありがとうございます。
わぁ…!!」
「えっ?」
「あ、ごめんなさい。
ドレスがよく似合っているので」
「………。」
「あれ、変なことを言いました?」
「大総統みたいなことを言うから…」
「同じ所に住んでるから似るのか?」
「アルは素直なだけだろ。
アル、気にしなくていい」
「あ、はい…」
ストレートにアルはリザを褒めた。
この国の気温は常に高く、窓を開けると蒸し暑さを感じてすぐに閉めた。
(…ホテルでなければ確実に倒れていたかもしれんな)
ロイは薄暗い外の景色に我に返り、銀時計で時間を確認した。
汗をシャワーで流し、パーティーの準備をする。
ロイと補佐官の2人は正装で護衛役のハボック達は軍服。
「ハボック達もパーティーに参加したかったか?」
「まさか、堅苦しいのは嫌ですよ」
「残念なのはうまい酒と料理くらいっスよ~」
ハボックの言葉にロイは苦笑いを浮かべた。
「ははっ!
では、帰ったらうまい料理と酒を好きなだけご馳走してやろう」
「そんな時間あるんですか?
仕事が忙しいのでは…」
「それくらいの贅沢をしてもいいだろう?
堅苦しいことを言うな」
「そうだぞ、フュリー。
大総統が居たら普段は食えない料理や高い酒を飲めるぞ!!」
「フュリーは行かないのか?」
「行きますよ」
「決まりだな」
「約束ですよ」
「あら、私は仲間外れなんですか、大総統?」
リザがドレス姿で部屋に入って来た。
誉めてもらいたい訳ではないが、何も言われないので変なのかとリザは不安になる。
「どこか変‥‥なのでしょうか?」
「いや、よく似合ってるよ。
君の髪色にそのドレスの色は合ってるし。
とても綺麗だ」
「‥‥本当ですか?
変ではないでしょうか」
「変な訳がないさ。
似合わないなら、私は君にドレスなんか着せないよ」
「あ、ありがとうございます///」
褒め慣れてないリザは頬を赤らめながらも、やはり嬉しくて俯きながら微笑む。
俯くのは恥ずかしいから。
「なんか、別人みたいですね」
「綺麗すぎて驚きました。
もちろん普段も綺麗ではありますが…」
「当たり前なんですけど、女性は服装や化粧で変貌しますね」
「変貌って、ほかに言い方があるだろι」
「も、もういいです!
結構ですから!!」
「クスクスッ…褒め慣れてないから恥ずかしいらしいぞ」
「大総統っ!」
クスクスとロイは楽しそうに笑う。
真っ赤になるリザが珍しく、可笑しそうにハボック達にも笑われたリザであった。
少し拗ねたような仕草をするリザにロイは肩を抱く。
「すまなかった。
君があまりにも綺麗でね」
「何故、肩を抱くのですか」
「それは失礼」
肩をすくめてロイはリザの肩から手を放した。
リザの背中は錬成陣が彫られているので露出する訳にはいかなかった。
その為、ロイが特注で頼んでくれていたのだった。
「大総統、毎回ながらすみません…
このドレスだけではなくて‥‥」
ストールやアクセサリー類もロイからのプレゼント。
そういうのに疎いリザだって分かる高級品なのは一目瞭然。
「気にしなくていいと言ってるだろう?
それにしても、アルは遅いな。
何かあったのか?
ちょっと様子を見て来るよ」
ロイがアルの元に向かう。
「これも違う…
教えてもらったのに~!!」
ネクタイの結び方を忘れてしまい、アルは鏡の前で何度もネクタイ結びに挑戦してた。
ネクタイが結べずにアルはロイに教えてもらったのだが、まだ覚えるには時間がかかりそうだ。
「アル?
何をしてるんだ?」
「あ‥‥」
「なるほど。
結べなかったのか」
「大総統…っ」
半泣きの状態でアルは真っ赤になった。
「大丈夫、気にしなくていいよ。
ほら、おいで。
結んであげるから」
「…ごめんなさい」
「今からパーティーなのに、そんな顔をしないの」
アルの額を軽く突くとロイはネクタイを結ってあげた。
「よし、こんなものだな。
準備はOK?」
「はい」
「それでは、行くとするか」
アルを連れてリザ達が待つ部屋に行く。
「すみません、待たせてしまって…」
「構わないわよ」
「そうそう」
「スーツに慣れてなかったんだろ?」
「意外に似合うじゃん」
「ありがとうございます。
わぁ…!!」
「えっ?」
「あ、ごめんなさい。
ドレスがよく似合っているので」
「………。」
「あれ、変なことを言いました?」
「大総統みたいなことを言うから…」
「同じ所に住んでるから似るのか?」
「アルは素直なだけだろ。
アル、気にしなくていい」
「あ、はい…」
ストレートにアルはリザを褒めた。