第④話
夢小説設定
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アルの頭をくしゃっとなでて、ロイは立ち上がる。
「アル、おいで。
寝ないとパーティーで疲れるよ」
「ふぇ?
ひゃっ! 大総統!!?
降ろしてくださいっ!」
ジタバタと暴れるが、そのまま寝室に連れて行かれる。
「君はぬくもりがないとよく眠れないのだろう?」
「う‥‥」
「クスッ…これで寝れるだろう?」
「でも、誰かに見られたら…」
「私しかいないから大丈夫よ」
「ひゃあっ!!?」
驚いて思わず、アルはロイにしがみつく。
「ホークアイ、起きてたのか。
アル、ホークアイだからι」
「ふぇ?
リザさん?」
「ここで寝るように言ってたんだ」
「ごめんなさいね、驚かせて」
「‥‥っ‥」
恥ずかしくてロイの胸板にアルは顔を押しつけた。
「うぅ~///」
「よしよし。
じゃあ、寝ようか」
コクンとアルが頷いた。
(まるで親子ね)
ぼんやりとした眼でリザは見ていた。
まだハッキリと目が覚めていないようだ。
普段のリザからは想像がつかない。
その頃、中央司令部ではロイの留守の代わりに大総統代行としてヒューズが働いてた。
「おいおい…
ロイの野郎はどんだけ先の仕事を終わらせて行ったんだ?ι」
「今分かるのは1ヶ月先まで行っておりますな」
「任せるって言われたが、何をやりゃいいんだ?」
「リストを預かっております。
トラブルがあった時のリストも」
「あいつは用意周到だな」
ヒューズはアームストロングから手渡されたメモを見た。
《大総統代理として堂々としていること。
大総統室で自分の仕事をして、代理の仕事をしているフリをすること。
トラブルが起きたらトラブル用のリストを見ること。》
ヒューズはリストを見て頭を抱えた。
「代理って言いながら仕事を残していかないのはロイだよな。
自分以外の部下の仕事は俺に押しつけてるけどな」
ハボック達の仕事と通常の仕事をヒューズはやらされている。
「失礼します、大総統代理」
「将軍、どうかしましたか?」
「大総統に頼まれていた訂正の書類です」
「ご苦労様。
帰ったらロイに見せるよ」
「大総統の名前を呼び捨てにするのはどうかと思いますが…」
将軍は大総統代理ということで敬語を使っているようだ。
将軍は中将、ヒューズが准将で地位的にはヒューズは下だが、今は大総統代理なので中将が下になる。
「ロイがいいと言ってるんだから問題ないさ。
きちんとした場所と使い分けているし」
「…大総統が認めたなら仕方ないですね。
何故、貴方が大総統代理なのでしょうな。
大将の誰かに任せるかと思ってました」
「ロイにとって俺が将軍の中で信頼あるからだ」
「それは友人だからでしょう?」
「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」
「何かコネでもお使いに?」
「まさか。
それに、ロイはそういうのを嫌うから」
ヒューズは1枚の書類を将軍に見せた。
《マース・ヒューズ准将を大総統代理に命じる。
それについて文句を言う者は私に対する命令違反に見られたくなければ大総統代理の命令に従うこと。
ロイ・マスタング》
微かに青ざめる将軍にヒューズは含み笑いを浮かべた。
将軍が出て行くとヒューズは笑う。
「将軍に訂正の書類を出させるとはな。
まぁ、この文ではまた訂正させるだろうけど」
「ヒューズ准将、勝手に見てもいいんですか?」
「別に構わないだろ。
誰かに話す訳でもないし、極秘書類でもないんだから。
それにしても、こんな書類を作成して行くなんてさすがだな」
「自分のせいでヒューズ准将が悪く言われるのを大総統は嫌だったんでしょうね」
「大総統はお優しい方ですから」
アームストロングとロスの言葉にヒューズは優しく微笑む。
「特に私は大総統に助けてもらいましたから恩返しをしたいんです。
無罪になって両親に会えるなんて叶わない願いだと思ってました。
大総統は命だけでなく、私の両親の心も助けてくださったんですから」
「…そうだな。
ロイなら、きっと国を変えてくれる。
ロイになら国民もついて来てくれるさ」
ロイの国を変えたいという野望はみんなの夢。
「アル、おいで。
寝ないとパーティーで疲れるよ」
「ふぇ?
ひゃっ! 大総統!!?
降ろしてくださいっ!」
ジタバタと暴れるが、そのまま寝室に連れて行かれる。
「君はぬくもりがないとよく眠れないのだろう?」
「う‥‥」
「クスッ…これで寝れるだろう?」
「でも、誰かに見られたら…」
「私しかいないから大丈夫よ」
「ひゃあっ!!?」
驚いて思わず、アルはロイにしがみつく。
「ホークアイ、起きてたのか。
アル、ホークアイだからι」
「ふぇ?
リザさん?」
「ここで寝るように言ってたんだ」
「ごめんなさいね、驚かせて」
「‥‥っ‥」
恥ずかしくてロイの胸板にアルは顔を押しつけた。
「うぅ~///」
「よしよし。
じゃあ、寝ようか」
コクンとアルが頷いた。
(まるで親子ね)
ぼんやりとした眼でリザは見ていた。
まだハッキリと目が覚めていないようだ。
普段のリザからは想像がつかない。
その頃、中央司令部ではロイの留守の代わりに大総統代行としてヒューズが働いてた。
「おいおい…
ロイの野郎はどんだけ先の仕事を終わらせて行ったんだ?ι」
「今分かるのは1ヶ月先まで行っておりますな」
「任せるって言われたが、何をやりゃいいんだ?」
「リストを預かっております。
トラブルがあった時のリストも」
「あいつは用意周到だな」
ヒューズはアームストロングから手渡されたメモを見た。
《大総統代理として堂々としていること。
大総統室で自分の仕事をして、代理の仕事をしているフリをすること。
トラブルが起きたらトラブル用のリストを見ること。》
ヒューズはリストを見て頭を抱えた。
「代理って言いながら仕事を残していかないのはロイだよな。
自分以外の部下の仕事は俺に押しつけてるけどな」
ハボック達の仕事と通常の仕事をヒューズはやらされている。
「失礼します、大総統代理」
「将軍、どうかしましたか?」
「大総統に頼まれていた訂正の書類です」
「ご苦労様。
帰ったらロイに見せるよ」
「大総統の名前を呼び捨てにするのはどうかと思いますが…」
将軍は大総統代理ということで敬語を使っているようだ。
将軍は中将、ヒューズが准将で地位的にはヒューズは下だが、今は大総統代理なので中将が下になる。
「ロイがいいと言ってるんだから問題ないさ。
きちんとした場所と使い分けているし」
「…大総統が認めたなら仕方ないですね。
何故、貴方が大総統代理なのでしょうな。
大将の誰かに任せるかと思ってました」
「ロイにとって俺が将軍の中で信頼あるからだ」
「それは友人だからでしょう?」
「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」
「何かコネでもお使いに?」
「まさか。
それに、ロイはそういうのを嫌うから」
ヒューズは1枚の書類を将軍に見せた。
《マース・ヒューズ准将を大総統代理に命じる。
それについて文句を言う者は私に対する命令違反に見られたくなければ大総統代理の命令に従うこと。
ロイ・マスタング》
微かに青ざめる将軍にヒューズは含み笑いを浮かべた。
将軍が出て行くとヒューズは笑う。
「将軍に訂正の書類を出させるとはな。
まぁ、この文ではまた訂正させるだろうけど」
「ヒューズ准将、勝手に見てもいいんですか?」
「別に構わないだろ。
誰かに話す訳でもないし、極秘書類でもないんだから。
それにしても、こんな書類を作成して行くなんてさすがだな」
「自分のせいでヒューズ准将が悪く言われるのを大総統は嫌だったんでしょうね」
「大総統はお優しい方ですから」
アームストロングとロスの言葉にヒューズは優しく微笑む。
「特に私は大総統に助けてもらいましたから恩返しをしたいんです。
無罪になって両親に会えるなんて叶わない願いだと思ってました。
大総統は命だけでなく、私の両親の心も助けてくださったんですから」
「…そうだな。
ロイなら、きっと国を変えてくれる。
ロイになら国民もついて来てくれるさ」
ロイの国を変えたいという野望はみんなの夢。