第④話
夢小説設定
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2人はどんな時も支え合って信頼し、誰よりも深い絆で結ばれている。
周りが背中を押してやらなければ、この2人が付き合うようにはならないだろう。
「…すみません。
その、混乱して」
「いや‥‥大丈夫だ。
私も君に話してスッキリしたよ。
心が楽になった」
「大総統…」
「私はまだ大総統としては未熟だ。
君がいるから私は堂々としてられる。
任せたよ、リザ・ホークアイ」
「はっ!」
敬礼するリザにロイは微笑んだ。
「夜のパーティーは体力的にも精神的にも大変ですから、まだ休んでください。
就任から初めての正式なパーティーですから」
「…君は?」
「アルフォンスくん達にも休むように言ってます。
私は貴方の護衛も兼ねてますから」
「君も休みなさい。
隣のベットが空いてるし。
それとも、一緒に寝てもいいんだけど?」
「ですが…」
「後々に体力的にも精神的にも辛くなるよ?
疲れてたらきちんとした判断が出来ない。
これは命令だよ」
「…分かりました」
リザが頷くと満足そうにロイは笑う。
アルはため息をつき、文句を言いながら部屋の片付けをしてる。
「‥‥アル。
何をしてるんだ?
寝てるかと思ったんだが」
「おわっ!!
び、びっくりした…」
いきなり後ろから声をかけられて、アルは驚いたらしい。
「あぁ、すまない」
「いえ‥‥お休みになっていたのでは?」
「目が覚めた」
「何か飲みます?」
「あぁ、冷たい飲み物を頼む」
「はい」
「アルは何をしていたんだ?」
「仮眠して目が覚めたので、片付けを。
みんなしてゲームしたのはいいんですけど、片付けないですよ。
もうっ!
兄さんにそっくりですよ」
ロイは苦笑いを浮かべた。
「ハボックとブレダだな」
「はい」
「ファルマンとフュリーなら片付けて行くだろうからな。
やれやれ、仕方ない奴等だな」
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
アルから受け取り、ロイが手招きする。
「アル、おいで。
今は勤務中じゃないから」
「…分かりました」
ちょこんとロイの前にソファに座る。
アイスティーを飲みながらロイはアルと他愛ない会話をする。
「アルは寝なくていいのか?
君もパーティーに来るんだし。
まぁ、未成年だから眠くなったら途中で戻ってもいいが…」
「…眠れなくて」
「眠れない?」
「はい、寝ようとは思ったんですけど。
豪華すぎて落ち着きません」
「まぁ、それもそうか。
アルの年齢で慣れていたら逆に驚きだ」
「そうですよね。
僕は田舎育ちでこういうのに無縁だったから尚更かもしれません。
大総統の家でお世話になっているので前よりは少し慣れたはずなんですけど…」
アルは困ったように苦笑いする。
「無理に慣れなくたっていいんだ。
少しずつ覚えていけばいいし、慣れる必要もない。
仕事に必要な作法などはあるが、それ以外は慣れようとしなくたっていいさ」
「はい。
パーティーで失敗したら…」
「大丈夫、私がフォローするから」
「すみません」
アルだけではなく、ロイ以外はパーティーに慣れていなかったりする。
クスクスとロイは笑う。
「ホークアイも慣れてないんだよ。
大佐の時なんかな、パーティーがあるって言う度に嫌がってた」
「そうなんですか?
なんか意外です」
「あぁ、半端なく嫌がってたぞ。
華やかな会場に軽々しく男性に声をかけられるし。
自分が美人だって気づいてないね、あれは…」
「あんなに美人なのにですか?」
「冗談だと思ってるらしいね。
ペアで行くパーティーに仕事で行った時も“不似合いで笑い者になるだけです”と言ったくらいだ。
褒めて宥めて大変だったぞ、ある意味。
可愛いんだけどな」
「大総統はリザさんが好きなんですね」
「ぶっ!
ゴホッ…ゴホッ…ゲホ…っ」
アルのストレートすぎる言葉にロイは咳き込んだ。
「大丈夫ですか!!?
すみません…」
「あ、いや‥‥
君は随分といきなりだね。
まぁ、否定はしないけどね」
苦笑いしながらロイは否定はしなかったが、認めることもしなかった。
認めたら何かが崩れる、そんな気がするのかもしれない。
周りが背中を押してやらなければ、この2人が付き合うようにはならないだろう。
「…すみません。
その、混乱して」
「いや‥‥大丈夫だ。
私も君に話してスッキリしたよ。
心が楽になった」
「大総統…」
「私はまだ大総統としては未熟だ。
君がいるから私は堂々としてられる。
任せたよ、リザ・ホークアイ」
「はっ!」
敬礼するリザにロイは微笑んだ。
「夜のパーティーは体力的にも精神的にも大変ですから、まだ休んでください。
就任から初めての正式なパーティーですから」
「…君は?」
「アルフォンスくん達にも休むように言ってます。
私は貴方の護衛も兼ねてますから」
「君も休みなさい。
隣のベットが空いてるし。
それとも、一緒に寝てもいいんだけど?」
「ですが…」
「後々に体力的にも精神的にも辛くなるよ?
疲れてたらきちんとした判断が出来ない。
これは命令だよ」
「…分かりました」
リザが頷くと満足そうにロイは笑う。
アルはため息をつき、文句を言いながら部屋の片付けをしてる。
「‥‥アル。
何をしてるんだ?
寝てるかと思ったんだが」
「おわっ!!
び、びっくりした…」
いきなり後ろから声をかけられて、アルは驚いたらしい。
「あぁ、すまない」
「いえ‥‥お休みになっていたのでは?」
「目が覚めた」
「何か飲みます?」
「あぁ、冷たい飲み物を頼む」
「はい」
「アルは何をしていたんだ?」
「仮眠して目が覚めたので、片付けを。
みんなしてゲームしたのはいいんですけど、片付けないですよ。
もうっ!
兄さんにそっくりですよ」
ロイは苦笑いを浮かべた。
「ハボックとブレダだな」
「はい」
「ファルマンとフュリーなら片付けて行くだろうからな。
やれやれ、仕方ない奴等だな」
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
アルから受け取り、ロイが手招きする。
「アル、おいで。
今は勤務中じゃないから」
「…分かりました」
ちょこんとロイの前にソファに座る。
アイスティーを飲みながらロイはアルと他愛ない会話をする。
「アルは寝なくていいのか?
君もパーティーに来るんだし。
まぁ、未成年だから眠くなったら途中で戻ってもいいが…」
「…眠れなくて」
「眠れない?」
「はい、寝ようとは思ったんですけど。
豪華すぎて落ち着きません」
「まぁ、それもそうか。
アルの年齢で慣れていたら逆に驚きだ」
「そうですよね。
僕は田舎育ちでこういうのに無縁だったから尚更かもしれません。
大総統の家でお世話になっているので前よりは少し慣れたはずなんですけど…」
アルは困ったように苦笑いする。
「無理に慣れなくたっていいんだ。
少しずつ覚えていけばいいし、慣れる必要もない。
仕事に必要な作法などはあるが、それ以外は慣れようとしなくたっていいさ」
「はい。
パーティーで失敗したら…」
「大丈夫、私がフォローするから」
「すみません」
アルだけではなく、ロイ以外はパーティーに慣れていなかったりする。
クスクスとロイは笑う。
「ホークアイも慣れてないんだよ。
大佐の時なんかな、パーティーがあるって言う度に嫌がってた」
「そうなんですか?
なんか意外です」
「あぁ、半端なく嫌がってたぞ。
華やかな会場に軽々しく男性に声をかけられるし。
自分が美人だって気づいてないね、あれは…」
「あんなに美人なのにですか?」
「冗談だと思ってるらしいね。
ペアで行くパーティーに仕事で行った時も“不似合いで笑い者になるだけです”と言ったくらいだ。
褒めて宥めて大変だったぞ、ある意味。
可愛いんだけどな」
「大総統はリザさんが好きなんですね」
「ぶっ!
ゴホッ…ゴホッ…ゲホ…っ」
アルのストレートすぎる言葉にロイは咳き込んだ。
「大丈夫ですか!!?
すみません…」
「あ、いや‥‥
君は随分といきなりだね。
まぁ、否定はしないけどね」
苦笑いしながらロイは否定はしなかったが、認めることもしなかった。
認めたら何かが崩れる、そんな気がするのかもしれない。