第③話
夢小説設定
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着陸するのでシートベルトを装着する。
「‥‥おい」
「すみません、やっぱり無理なので手繋いでください///」
「降りる時はかなり揺れそうなのでι」
何故かリザとアルに腕を掴まれていた。
ロイは苦笑いを浮かべる。
「別にそれは構わないが…」
初めてということもあって怖いようだ。
「ひっ…」
「うわぁッ!!」
後ろでも叫び声が聞こえ、冷静なのはロイとファルマンのみ。
フュリーに至ってはハボックにしがみつき、涙目になってた。
「だ、大丈夫か?
おまえらも…ι」
離陸で揺れ、ぐったりとしているリザ達にロイは苦笑いする。
「初めてですから、仕方ないかと思われます」
「まぁ、そうだな」
「ファルマン‥‥何でそんなに平気なんだよ」
「そう言われましても…」
「大総統も何で平気なんですか!!?」
「怖いと思わなかったからな」
ロイは飛行船に何度か乗ったことがあるので分かるが、ファルマンに至っては謎だ。
「飛行船とは違いますよ。
怖かった…」
「あ~、よしよし」
涙目になってるアルはロイに優しく頭をなでられていた。
全員が落ち着いたところでロイは機長に声を掛け、入口を開けてもらって階段から降りる。
(うっわ…
予想はしていたが、それ以上の数だな)
そう思いながらも表情には出ていない。
各国のメディアも集まっていて、最年少の大総統は注目の的らしい。
降りた途端にシャッター音が響く。
「あ、大総統…」
「ん?」
「ネクタイが曲がっています」
リザがロイのネクタイに手をし、ロイもいつものことのように自然だ。
「はい、直りましたよ」
「ありがとう。
では、行こうか」
「はい」
ロイが歩き出し、リザとアルは斜め後ろからついてゆく。
ロイとリザの様子に唖然としていたメディア達が、我に返って囲むようにカメラやマイクを向けて質問攻め。
それからガードするようにハボック達がロイを守る。
「まったく…仕方ねぇな」
「あう~ι」
ロイよりもアルの方が背丈の問題で危なっかしくフラつき、それを見てハボックが脇腹に抱えた。
その様子にブレダ達は苦笑いする。
メディアのフリをして近づいて来る輩がいないとは言い切れない。
軍人だから分かる微かな武器の音がある。
いち早く気づいたのはロイとリザ。
微かにロイの眼が細められ、チラッとリザに目で合図を送る。
リザは腰に装着してある銃を手にする。
リザの格好から軍人とは思わず、ましてや銃を持っているとは思ってなかった。
美貌な容姿からロイの秘書とでも思われていたのだろう。
「貴方は記者の方ではありませんね?
隠している武器を出しなさい」
「な、何の事だか言ってる意味が…」
「撃たれたいですか?
私は大総統を守る為なら迷わず引鉄を引きます」
「彼女に逆らわない方が身の為だと思うが?」
「女性に何が…」
銃声が響き、記者になりすましていた男性の頬を掠る。
「――次は当てますよ?」
「今のは警告。
わざと外した、この意味が分からないならここでおしまいだな」
リザの眼が鋭く光り、まさに鷹の眼。
偽物のマイクを投げ捨て、靴から銃を取り出して大総統を撃つ。
それより先にリザの銃が早く、ロイを守るようにアルが壁を錬成する。
「…ホークアイ」
「大丈夫です、急所を外しましたから」
「そうか。
ブレダ、捕まえて渡しておけ。
ハボックだと何をするか分からんからな」
「う‥‥」
ハボックはこういう場所で口調の失態は多々あるらしい。
「アル、終わったか?」
「はい」
壁を錬成したので地面を元通りに直す。
「マスタング大総統、今のは…」
「あぁ、錬金術ですよ。
ちなみに私も使えます」
「それは全員使えるんですか?」
「全員ではありませんね。
ここにいる者では、私と彼しか使えませんから。
錬金術を使える者は数多にいますから。
国家錬金術師はまだ少ないかもしれません。
まぁ、あとは御自分達で調べるなりしてください。
錬金術は使い手によって悪魔にも天使にもなりえるものです」
各国共通の英語で話していて、ロイは困ることなく話せる。
リザ達は日常会話なら話せるが、ハボックだけはダメらしい。
アルも旅をしていたので日常会話なら困らない。
「‥‥おい」
「すみません、やっぱり無理なので手繋いでください///」
「降りる時はかなり揺れそうなのでι」
何故かリザとアルに腕を掴まれていた。
ロイは苦笑いを浮かべる。
「別にそれは構わないが…」
初めてということもあって怖いようだ。
「ひっ…」
「うわぁッ!!」
後ろでも叫び声が聞こえ、冷静なのはロイとファルマンのみ。
フュリーに至ってはハボックにしがみつき、涙目になってた。
「だ、大丈夫か?
おまえらも…ι」
離陸で揺れ、ぐったりとしているリザ達にロイは苦笑いする。
「初めてですから、仕方ないかと思われます」
「まぁ、そうだな」
「ファルマン‥‥何でそんなに平気なんだよ」
「そう言われましても…」
「大総統も何で平気なんですか!!?」
「怖いと思わなかったからな」
ロイは飛行船に何度か乗ったことがあるので分かるが、ファルマンに至っては謎だ。
「飛行船とは違いますよ。
怖かった…」
「あ~、よしよし」
涙目になってるアルはロイに優しく頭をなでられていた。
全員が落ち着いたところでロイは機長に声を掛け、入口を開けてもらって階段から降りる。
(うっわ…
予想はしていたが、それ以上の数だな)
そう思いながらも表情には出ていない。
各国のメディアも集まっていて、最年少の大総統は注目の的らしい。
降りた途端にシャッター音が響く。
「あ、大総統…」
「ん?」
「ネクタイが曲がっています」
リザがロイのネクタイに手をし、ロイもいつものことのように自然だ。
「はい、直りましたよ」
「ありがとう。
では、行こうか」
「はい」
ロイが歩き出し、リザとアルは斜め後ろからついてゆく。
ロイとリザの様子に唖然としていたメディア達が、我に返って囲むようにカメラやマイクを向けて質問攻め。
それからガードするようにハボック達がロイを守る。
「まったく…仕方ねぇな」
「あう~ι」
ロイよりもアルの方が背丈の問題で危なっかしくフラつき、それを見てハボックが脇腹に抱えた。
その様子にブレダ達は苦笑いする。
メディアのフリをして近づいて来る輩がいないとは言い切れない。
軍人だから分かる微かな武器の音がある。
いち早く気づいたのはロイとリザ。
微かにロイの眼が細められ、チラッとリザに目で合図を送る。
リザは腰に装着してある銃を手にする。
リザの格好から軍人とは思わず、ましてや銃を持っているとは思ってなかった。
美貌な容姿からロイの秘書とでも思われていたのだろう。
「貴方は記者の方ではありませんね?
隠している武器を出しなさい」
「な、何の事だか言ってる意味が…」
「撃たれたいですか?
私は大総統を守る為なら迷わず引鉄を引きます」
「彼女に逆らわない方が身の為だと思うが?」
「女性に何が…」
銃声が響き、記者になりすましていた男性の頬を掠る。
「――次は当てますよ?」
「今のは警告。
わざと外した、この意味が分からないならここでおしまいだな」
リザの眼が鋭く光り、まさに鷹の眼。
偽物のマイクを投げ捨て、靴から銃を取り出して大総統を撃つ。
それより先にリザの銃が早く、ロイを守るようにアルが壁を錬成する。
「…ホークアイ」
「大丈夫です、急所を外しましたから」
「そうか。
ブレダ、捕まえて渡しておけ。
ハボックだと何をするか分からんからな」
「う‥‥」
ハボックはこういう場所で口調の失態は多々あるらしい。
「アル、終わったか?」
「はい」
壁を錬成したので地面を元通りに直す。
「マスタング大総統、今のは…」
「あぁ、錬金術ですよ。
ちなみに私も使えます」
「それは全員使えるんですか?」
「全員ではありませんね。
ここにいる者では、私と彼しか使えませんから。
錬金術を使える者は数多にいますから。
国家錬金術師はまだ少ないかもしれません。
まぁ、あとは御自分達で調べるなりしてください。
錬金術は使い手によって悪魔にも天使にもなりえるものです」
各国共通の英語で話していて、ロイは困ることなく話せる。
リザ達は日常会話なら話せるが、ハボックだけはダメらしい。
アルも旅をしていたので日常会話なら困らない。