第③話
夢小説設定
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免許を取るまで大総統命令により、ハボックが教習所まで送り迎えをしている。
筆記試験は得意分野なのか合格した。
「アル、どうだった?」
「ふぇっ…」
「おわっ!!?
ど、どうした?」
「筆記試験みたく、うまくいかなくて…」
「最初は誰だってそうだろ、泣くなよ~」
「だって、お金出してもらってるのに…
ガッカリされる~」
「誰もガッカリなんてしないって。
あの人はこんなことでガッカリしないっつーの」
苦笑いしながら落ち込むアルをハボックが慰める。
「よし、少し寄り道してドライブするか。
気分転換だ!」
「…うん」
落ち込んでいた気持ちが嘘のようにドライブで笑顔になる。
「うっわ~!
あれ、なに?」
「あれはな~…」
見たことないものに興味津々でアルは久々に子供らしい笑顔を見せた。
大総統室から大きな音が響いた。
「大総統!!?
ご無事ですか!?」
「あぁ、心配ない。
ちょっと資料が崩れただけだから」
「そうですか…
大総統、私が片付けますから休憩を」
「すまないね」
ソファに移動し、リザが淹れてくれた紅茶を飲んで少し休憩。
「ただいま戻りました」
「お帰り、アル」
「…ごめんなさい」
俯いてるアルにロイは苦笑いして、立ち上がった。
「大丈夫だよ。
銃と同じで少しずつ覚えればいい。
銃も最近では的の真ん中に近づいて来ただろう?」
「大総統…」
「お金のことは気にしなくていいから。
また次があるんだし、どこがダメだったか分析して直していけばいい」
「はい、次こそは頑張ります!」
「その調子だよ」
勉強しながらもアルはロイに体術と銃を教わっていた。
体を動かさないと疲れが溜まるというアルの意見を聞き入れた結果だ。
大総統就任から1週間が経った。
書類の仕事だけではなく、会議や式典はもちろんだが、挨拶回りや視察など最近は多忙の日々だ。
「大総統っ!!」
「アル、どうだったか聞くまでもないな」
「はいっ!
やっと免許が取れました!!」
嬉しそうにアルは笑顔で報告。
「それはよかった。
これから送り迎えはアルにしてもらおう。
今日はお祝いにいつもより少し豪華な料理にしようか」
「が、頑張ります…
大袈裟ですよ。
でも、ありがとうございます」
「よく頑張ったね。
それから、今日から銃はホークアイに教えてもらいなさい。
ホークアイには頼んどいたから。
的の真ん中にも当たるようになったし、知識もある程度は得た。
体術も含めて筋肉も少しはついてきたようだし、銃はホークアイに任せる。
体術は私が担当だ」
「はい、よろしくお願いします。
何だか贅沢ですね」
「贅沢?」
「大総統に教えてもらって、鷹の眼と呼ばれてる補佐官に銃を教えてもらうなんて」
「確かにそうかもしれんな」
「それは実力があるから私達が教えるのよ。
私は大総統と違って厳しいわよ」
「はい、覚悟しています」
自分の為に教えてくれるのだから、期待に答えるようにアルは自己練習も含めて努力していた。
だからこそ、こんなにも早く力がついたのだろう。
「錬金術も体術も銃も、すべて兄さんに負けないように僕は僕らしく頑張ります!」
「銃は鋼のは使えないと思うが?」
「軍に入るか分からないじゃないですか。
だから、兄さんには絶対に負けないようにしたいんです!!」
「私は君の味方だよ、いつでも」
「ありがとうございます」
「本気なら私はいつでも教えるわ」
「はい」
忙しい日々でも笑顔が溢れていた。
「アル、パスポートを取りに行こう。
スーツは、ないよな?
スーツも買いに行こうか」
「パスポート?
スーツ?」
「昨夜話していただろう?
補佐官も連れて行くんだし」
昨夜ロイに聞いたことを思い出した。
「僕も?
だって、未成年だし、馬鹿にされるのでは…」
「それなら私も同じだわ。
女性の補佐官なんてと馬鹿にされるでしょうね」
「私だって若造だ。
3人揃って馬鹿にされようじゃないか。
その後に見返してやる、素晴らしいとは思わないか?」
自信満々のロイにリザとアルは微笑んだ。
筆記試験は得意分野なのか合格した。
「アル、どうだった?」
「ふぇっ…」
「おわっ!!?
ど、どうした?」
「筆記試験みたく、うまくいかなくて…」
「最初は誰だってそうだろ、泣くなよ~」
「だって、お金出してもらってるのに…
ガッカリされる~」
「誰もガッカリなんてしないって。
あの人はこんなことでガッカリしないっつーの」
苦笑いしながら落ち込むアルをハボックが慰める。
「よし、少し寄り道してドライブするか。
気分転換だ!」
「…うん」
落ち込んでいた気持ちが嘘のようにドライブで笑顔になる。
「うっわ~!
あれ、なに?」
「あれはな~…」
見たことないものに興味津々でアルは久々に子供らしい笑顔を見せた。
大総統室から大きな音が響いた。
「大総統!!?
ご無事ですか!?」
「あぁ、心配ない。
ちょっと資料が崩れただけだから」
「そうですか…
大総統、私が片付けますから休憩を」
「すまないね」
ソファに移動し、リザが淹れてくれた紅茶を飲んで少し休憩。
「ただいま戻りました」
「お帰り、アル」
「…ごめんなさい」
俯いてるアルにロイは苦笑いして、立ち上がった。
「大丈夫だよ。
銃と同じで少しずつ覚えればいい。
銃も最近では的の真ん中に近づいて来ただろう?」
「大総統…」
「お金のことは気にしなくていいから。
また次があるんだし、どこがダメだったか分析して直していけばいい」
「はい、次こそは頑張ります!」
「その調子だよ」
勉強しながらもアルはロイに体術と銃を教わっていた。
体を動かさないと疲れが溜まるというアルの意見を聞き入れた結果だ。
大総統就任から1週間が経った。
書類の仕事だけではなく、会議や式典はもちろんだが、挨拶回りや視察など最近は多忙の日々だ。
「大総統っ!!」
「アル、どうだったか聞くまでもないな」
「はいっ!
やっと免許が取れました!!」
嬉しそうにアルは笑顔で報告。
「それはよかった。
これから送り迎えはアルにしてもらおう。
今日はお祝いにいつもより少し豪華な料理にしようか」
「が、頑張ります…
大袈裟ですよ。
でも、ありがとうございます」
「よく頑張ったね。
それから、今日から銃はホークアイに教えてもらいなさい。
ホークアイには頼んどいたから。
的の真ん中にも当たるようになったし、知識もある程度は得た。
体術も含めて筋肉も少しはついてきたようだし、銃はホークアイに任せる。
体術は私が担当だ」
「はい、よろしくお願いします。
何だか贅沢ですね」
「贅沢?」
「大総統に教えてもらって、鷹の眼と呼ばれてる補佐官に銃を教えてもらうなんて」
「確かにそうかもしれんな」
「それは実力があるから私達が教えるのよ。
私は大総統と違って厳しいわよ」
「はい、覚悟しています」
自分の為に教えてくれるのだから、期待に答えるようにアルは自己練習も含めて努力していた。
だからこそ、こんなにも早く力がついたのだろう。
「錬金術も体術も銃も、すべて兄さんに負けないように僕は僕らしく頑張ります!」
「銃は鋼のは使えないと思うが?」
「軍に入るか分からないじゃないですか。
だから、兄さんには絶対に負けないようにしたいんです!!」
「私は君の味方だよ、いつでも」
「ありがとうございます」
「本気なら私はいつでも教えるわ」
「はい」
忙しい日々でも笑顔が溢れていた。
「アル、パスポートを取りに行こう。
スーツは、ないよな?
スーツも買いに行こうか」
「パスポート?
スーツ?」
「昨夜話していただろう?
補佐官も連れて行くんだし」
昨夜ロイに聞いたことを思い出した。
「僕も?
だって、未成年だし、馬鹿にされるのでは…」
「それなら私も同じだわ。
女性の補佐官なんてと馬鹿にされるでしょうね」
「私だって若造だ。
3人揃って馬鹿にされようじゃないか。
その後に見返してやる、素晴らしいとは思わないか?」
自信満々のロイにリザとアルは微笑んだ。