第②話
夢小説設定
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軍に連絡すると、すぐに迎えが来た。
「ロイに手を出した馬鹿者は?」
「そこに転がってるぞ。
みなみにおまえが踏んでるのもその1人なんだが…」
「おわっ!!
こんなとこに転がしたままでいるなよ!」
踏まれて唸り、ヒューズは足を退けると部下に連れて行くように指示する。
「わざわざ、おまえが来ることないのに。
処理が面倒なんだよな」
「おまえが処理する訳じゃないだろ」
「いや‥‥大佐の時期が長かったから思わずな」
大総統とタメ口で話すヒューズを唖然として見ていた。
「私はともかく、おまえはその口調はやばいんじゃないか?」
「あぁ、そうだった。
失礼しました、大総統」
「…今更だな」
敬礼するヒューズに呆れたようにロイが見た。
「同期で親友なんだから今更だろう?」
「…私は別に構わないが。
それに、親友になった覚えはない」
楽しそうに笑いながらヒューズがロイの肩を抱くが、不機嫌そうにロイはヒューズの手を払う。
支払いを済ませ、ヒューズの運転で司令部に戻って行く。
微かに感じる肩の重みにリザは隣を見ると、書類に目を通していたロイが眠っていた。
「あ‥‥」
「疲れたんだろ、着くまで少し寝かせてやろうや」
「…そうですね」
バックミラーでヒューズはロイを見て微かに笑みを浮かべた。
「精神的にも疲れたんだろうよ。
就任式にこれからのこと、色々と思考を巡らせてたみたいだからな」
「‥‥やっと野望が叶ったのにもう次を見ているんですね」
「少しは優越感に浸ってもいいのにな」
親友としては心配になることもある。
リザはロイの手にある書類を抜き取り、アルに手渡す。
リザが隣にいるから、安心してロイも寝れるのだろう。
「んん…っ」
起きるかなと見たが、微かに動いただけで目は閉じられたまま。
(やっぱり、整った顔してるわね。
睫も男性のわりに長いし)
思わず凝視してしまっていた。
「リザちゃん、そんなに見てどうした?」
「えっ‥‥」
「凝視してましたよ?」
「そ、そう?
改めて見ると綺麗な顔してるなぁって。
こんな風に見ないし、睫も長いし…」
真っ赤になってリザは自分で何を言ってるか分からないまま、話していた。
冷静なリザはどこへやら、ヒューズが苦笑いし、アルはきょとんとしていた。
「だとよ、ロイ」
「「えっ?」」
「…それは誉め言葉だな」
「なっ!!?
いつ起きていたんですか!」
「‥‥あれだけ凝視されてたら寝れない」
リザは言葉が出ずに、更に真っ赤になっていた。
「‥‥忘れてください」
やっと言えた言葉は今にも消えそうだ。
「どうして?」
「申し訳ありません。
大総統にそのような言葉を…」
「別に怒ってないし、嬉しいんだけど」
「どんな処罰でも受けますから…」
「君ねぇ‥‥。
人の話を聞いている?」
「ですから…、えっ‥‥
嬉しい?」
「反応遅いね…」
クスクスと笑うロイにリザは唖然とする。
ハッと気づいてアルを見る。
「何も見てないし、聞いてませ~ん。
なので、続きをどうぞ」
両手でアルは自分の目を隠していた。
ロイは口元を緩めたが、リザは恥ずかしくてたまらない様子。
「‥‥穴があったら入りたいです」
「君のそういう顔、久しぶりに見たな」
「‥‥ッ‥」
「可愛いねぇ…」
「大総統っ!!
からかわないでください!」
「私は本当のことを言ったんだが?」
珍しく言い返せないリザだった。
「おふざけはそのくらいにしとけ。
司令部に着くぞ」
「はいはい」
車から降りると既に仕事の顔でアルはさすがだなと思う。
門番はもちろん、すれ違う軍人達が敬礼し、道を開ける。
早足で大総統室に補佐官を連れて向かう。
「あっ、大総統」
「…これは?」
「追加の書類です。
えっと‥‥何だったかな」
「ハボック、おまえなぁ…ι」
「急ぎの書類ではありません。
えっと、こちらは確認の書類ですから。
これが大総統の許可が必要な書類なので、これを先にお願いします」
「フュリーの方が役立つな」
「…すいません」
「冗談だ。
」
フュリーもマスタング隊の解散で軍人として成長したのだろう。
マスタング隊の解散は一時的なものであり、今こうしてまた復活している。
「ロイに手を出した馬鹿者は?」
「そこに転がってるぞ。
みなみにおまえが踏んでるのもその1人なんだが…」
「おわっ!!
こんなとこに転がしたままでいるなよ!」
踏まれて唸り、ヒューズは足を退けると部下に連れて行くように指示する。
「わざわざ、おまえが来ることないのに。
処理が面倒なんだよな」
「おまえが処理する訳じゃないだろ」
「いや‥‥大佐の時期が長かったから思わずな」
大総統とタメ口で話すヒューズを唖然として見ていた。
「私はともかく、おまえはその口調はやばいんじゃないか?」
「あぁ、そうだった。
失礼しました、大総統」
「…今更だな」
敬礼するヒューズに呆れたようにロイが見た。
「同期で親友なんだから今更だろう?」
「…私は別に構わないが。
それに、親友になった覚えはない」
楽しそうに笑いながらヒューズがロイの肩を抱くが、不機嫌そうにロイはヒューズの手を払う。
支払いを済ませ、ヒューズの運転で司令部に戻って行く。
微かに感じる肩の重みにリザは隣を見ると、書類に目を通していたロイが眠っていた。
「あ‥‥」
「疲れたんだろ、着くまで少し寝かせてやろうや」
「…そうですね」
バックミラーでヒューズはロイを見て微かに笑みを浮かべた。
「精神的にも疲れたんだろうよ。
就任式にこれからのこと、色々と思考を巡らせてたみたいだからな」
「‥‥やっと野望が叶ったのにもう次を見ているんですね」
「少しは優越感に浸ってもいいのにな」
親友としては心配になることもある。
リザはロイの手にある書類を抜き取り、アルに手渡す。
リザが隣にいるから、安心してロイも寝れるのだろう。
「んん…っ」
起きるかなと見たが、微かに動いただけで目は閉じられたまま。
(やっぱり、整った顔してるわね。
睫も男性のわりに長いし)
思わず凝視してしまっていた。
「リザちゃん、そんなに見てどうした?」
「えっ‥‥」
「凝視してましたよ?」
「そ、そう?
改めて見ると綺麗な顔してるなぁって。
こんな風に見ないし、睫も長いし…」
真っ赤になってリザは自分で何を言ってるか分からないまま、話していた。
冷静なリザはどこへやら、ヒューズが苦笑いし、アルはきょとんとしていた。
「だとよ、ロイ」
「「えっ?」」
「…それは誉め言葉だな」
「なっ!!?
いつ起きていたんですか!」
「‥‥あれだけ凝視されてたら寝れない」
リザは言葉が出ずに、更に真っ赤になっていた。
「‥‥忘れてください」
やっと言えた言葉は今にも消えそうだ。
「どうして?」
「申し訳ありません。
大総統にそのような言葉を…」
「別に怒ってないし、嬉しいんだけど」
「どんな処罰でも受けますから…」
「君ねぇ‥‥。
人の話を聞いている?」
「ですから…、えっ‥‥
嬉しい?」
「反応遅いね…」
クスクスと笑うロイにリザは唖然とする。
ハッと気づいてアルを見る。
「何も見てないし、聞いてませ~ん。
なので、続きをどうぞ」
両手でアルは自分の目を隠していた。
ロイは口元を緩めたが、リザは恥ずかしくてたまらない様子。
「‥‥穴があったら入りたいです」
「君のそういう顔、久しぶりに見たな」
「‥‥ッ‥」
「可愛いねぇ…」
「大総統っ!!
からかわないでください!」
「私は本当のことを言ったんだが?」
珍しく言い返せないリザだった。
「おふざけはそのくらいにしとけ。
司令部に着くぞ」
「はいはい」
車から降りると既に仕事の顔でアルはさすがだなと思う。
門番はもちろん、すれ違う軍人達が敬礼し、道を開ける。
早足で大総統室に補佐官を連れて向かう。
「あっ、大総統」
「…これは?」
「追加の書類です。
えっと‥‥何だったかな」
「ハボック、おまえなぁ…ι」
「急ぎの書類ではありません。
えっと、こちらは確認の書類ですから。
これが大総統の許可が必要な書類なので、これを先にお願いします」
「フュリーの方が役立つな」
「…すいません」
「冗談だ。
」
フュリーもマスタング隊の解散で軍人として成長したのだろう。
マスタング隊の解散は一時的なものであり、今こうしてまた復活している。