第①話
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取材を終えるとアルが錬金術で扉を戻す。
「その写真と記事はしっかり載せてくださいね。
あなた達の一社しか取材してないんですよ、この意味は分かりますよね?
私は話題みたいですから売れるでしょう?
頼みましたよ」
「は、はい!!」
女性記者は頬を赤らめていた。
「何人の女性を虜にするんだ、大総統様は?」
「…さぁな」
ヒューズの手を肩から払うとロイは立ち上がる。
「さてと、視察に行くか」
「仕事は…」
「あぁ、終わらせた」
リザが確認すると既に終わっていた。
「祝福している人が全員だとは限りません。
危ないです」
「誰が1人で行くと言った?
優秀な護衛がついてれば心配ない」
「ですが‥‥」
「よし、行くぞ。
アルもおいで」
「あ、はい…」
「ちょっ、大総統!!」
素直について行くアルとは異なり、半ば連れ去られるようにリザは大総統室をあとにした。
「…振り回されているな」
「やれやれ‥‥」
「今日くらいはいいじゃないですか」
「ご褒美って?」
穏やかな微笑みでその後ろ姿を見つめていた。
補佐官2人を連れて司令部から出た。
「…本当に行くんですか?」
「大総統になったからおとなしくしてるなんて私には合わない。
仕事も終わらせたし、問題はない」
確かに仕事を終わらせたのだから文句は言えない。
「賑わっているな」
「…就任式の後ですからね」
「やっと諦めた?」
「仕方ありませんから、付き合います」
呆れたようにリザはため息をついた。
「「大総統!?」」
「な、何でここに…っ」
ザワつき、唖然としながら見られていた。
「ここのカフェに入ろう」
「あ、はい…」
「こんなカフェあったんですね」
「最近出来たんだ」
「そういう情報を得るのは早いですね」
視線を感じながらも空いてる席に座る。
「チーズケーキ2つに紅茶2つとコーヒー1つ」
メニューも見ずに注文する。
驚き戸惑いながらも店員が去ってゆく。
「大総統が来てるのよ!!」
「視察…?」
「何も悪いことしてないわよ!!?」
ヒソヒソと話しているつもりなのだろうが、丸聞こえである。
「お、お待たせしました」
「ありがとう。
評判のようだね」
「あ、ありがとうございます!!」
緊張のあまり、何故かお礼を言う。
「そんなに緊張しなくていいんだけど…」
「それは無理だと思います、大総統」
「…それは残念だ。
さあ、食べなさい」
「私達のですか?」
「美味しそう…」
「職務中です」
「これも仕事だよ」
「いただきます。
美味しいです!」
「ほら、うまいってさ」
「…いただきます」
渋々ながらフォークを手にする。
「最初からここに来るつもりだったんですか?」
「あぁ、君、チーズケーキ好きだろう?
アルは甘いの好きだし。
チーズケーキが美味しいと有名で連れて来たかったんだ」
「大総統…」
「食べさせたいと言って君が来る訳もないし。
私服だとデートと勘違いされるし、アルが一緒なら大丈夫だろうし」
(相変わらず、優しい人ね…)
クスッとリザは微笑んだ。
「その写真と記事はしっかり載せてくださいね。
あなた達の一社しか取材してないんですよ、この意味は分かりますよね?
私は話題みたいですから売れるでしょう?
頼みましたよ」
「は、はい!!」
女性記者は頬を赤らめていた。
「何人の女性を虜にするんだ、大総統様は?」
「…さぁな」
ヒューズの手を肩から払うとロイは立ち上がる。
「さてと、視察に行くか」
「仕事は…」
「あぁ、終わらせた」
リザが確認すると既に終わっていた。
「祝福している人が全員だとは限りません。
危ないです」
「誰が1人で行くと言った?
優秀な護衛がついてれば心配ない」
「ですが‥‥」
「よし、行くぞ。
アルもおいで」
「あ、はい…」
「ちょっ、大総統!!」
素直について行くアルとは異なり、半ば連れ去られるようにリザは大総統室をあとにした。
「…振り回されているな」
「やれやれ‥‥」
「今日くらいはいいじゃないですか」
「ご褒美って?」
穏やかな微笑みでその後ろ姿を見つめていた。
補佐官2人を連れて司令部から出た。
「…本当に行くんですか?」
「大総統になったからおとなしくしてるなんて私には合わない。
仕事も終わらせたし、問題はない」
確かに仕事を終わらせたのだから文句は言えない。
「賑わっているな」
「…就任式の後ですからね」
「やっと諦めた?」
「仕方ありませんから、付き合います」
呆れたようにリザはため息をついた。
「「大総統!?」」
「な、何でここに…っ」
ザワつき、唖然としながら見られていた。
「ここのカフェに入ろう」
「あ、はい…」
「こんなカフェあったんですね」
「最近出来たんだ」
「そういう情報を得るのは早いですね」
視線を感じながらも空いてる席に座る。
「チーズケーキ2つに紅茶2つとコーヒー1つ」
メニューも見ずに注文する。
驚き戸惑いながらも店員が去ってゆく。
「大総統が来てるのよ!!」
「視察…?」
「何も悪いことしてないわよ!!?」
ヒソヒソと話しているつもりなのだろうが、丸聞こえである。
「お、お待たせしました」
「ありがとう。
評判のようだね」
「あ、ありがとうございます!!」
緊張のあまり、何故かお礼を言う。
「そんなに緊張しなくていいんだけど…」
「それは無理だと思います、大総統」
「…それは残念だ。
さあ、食べなさい」
「私達のですか?」
「美味しそう…」
「職務中です」
「これも仕事だよ」
「いただきます。
美味しいです!」
「ほら、うまいってさ」
「…いただきます」
渋々ながらフォークを手にする。
「最初からここに来るつもりだったんですか?」
「あぁ、君、チーズケーキ好きだろう?
アルは甘いの好きだし。
チーズケーキが美味しいと有名で連れて来たかったんだ」
「大総統…」
「食べさせたいと言って君が来る訳もないし。
私服だとデートと勘違いされるし、アルが一緒なら大丈夫だろうし」
(相変わらず、優しい人ね…)
クスッとリザは微笑んだ。