第①話
夢小説設定
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補佐官のことを聞かれるのは想定内だ。
「お兄さんとあまり似ていませんね?」
「彼は母親似のようですから」
「そうですか。
ところで、ホークアイさんは中佐時代からの副官と聞きましたが…」
「よくご存知で」
「その関係は?」
「ただの上官と部下ですよ」
「噂が色々ありますし、ただの上官と部下には見えませんが…」
「長い付き合いですからね。
彼女の父に弟子入りしていたので」
嘘はバレるだろうと誤魔化しはしない。
「では、そういうことにしときましょう。
アルフォンスくんは16歳で最近入隊したと聞きました」
「入隊したのは最近ですが、以前からの知り合いなので。
彼は国家錬金術師でもありますし」
「有能だと言いましたが、まだ子供ではないんですか?」
「子供だから有能ではないと?
私の補佐官を侮辱するのは誰だろうと許しませんよ?」
口調が少し強くなり、笑顔なのに眼からは怒りを感じる。
「あ、いえ、そんなつもりは…」
「まぁ、いいでしょう。
それよりも載せてもらいたい記事があるんですよ」
含み笑いを浮かべ、本題を持ち出した。
新聞の取材だけ許可をしたのは載せて欲しいものがあったから。
「正直なところ、軍部にはまだ腐った考えの者達がいる。
全員がそうではありませんが、私はそういうのを排除したい。
目を醒まして考え直すか、切られるか。
汚名を着せられて逮捕された者がいる。
無実になったことを写真付きで載せてください。
彼女の両親に対する私からの謝罪です。
私の権力では彼女を逃亡させるくらいしか出来なかった。
それに対しての批判は覚悟の上です」
「…分かりました」
ネタになるのだから断るはずもない。
「それから、私の写真は補佐官と共にお願いしたい。
これから主に私を支えてくれるのはこの2人だ」
渋々ながらも了承した。
ロイが足を組みながらソファに座り、後ろに補佐官のリザとアルが立っていた。
リザとアルは戸惑っていたが、命令と言われたら逆らえず。
「あぁ、それから―――」
立ち上がって大総統室の扉を開けた。
「うわぁっ!?」
「あ゛…」
「これは、その…」
ヒューズ達が倒れて入って来た。
「そこで、何をしているのかな?」
「あ、いや‥‥」
にっこりと笑いながらロイは腕を組む。
「「すみませんでした!」」
「…逃げるな」
パチンッと指を鳴らし、炎が上がる。
逃げようとしたが、炎で足止めされる。
「はい、こっちにおいで。
怒られたくなければな」
((既に怒ってると思うんだけど…ι))
ケシ炭になりたくないと大総統室に入る。
「マリア・ロス」
「は、はい!!
申し訳ありません!
断れずに‥‥」
「写真を」
「…はい?」
意味が分からないまま、撮られる。
「え~と、これは一体…」
「アル、出て行けないようにしろ」
「‥‥はい」
錬金術で扉を壁に変えた。
「お兄さんとあまり似ていませんね?」
「彼は母親似のようですから」
「そうですか。
ところで、ホークアイさんは中佐時代からの副官と聞きましたが…」
「よくご存知で」
「その関係は?」
「ただの上官と部下ですよ」
「噂が色々ありますし、ただの上官と部下には見えませんが…」
「長い付き合いですからね。
彼女の父に弟子入りしていたので」
嘘はバレるだろうと誤魔化しはしない。
「では、そういうことにしときましょう。
アルフォンスくんは16歳で最近入隊したと聞きました」
「入隊したのは最近ですが、以前からの知り合いなので。
彼は国家錬金術師でもありますし」
「有能だと言いましたが、まだ子供ではないんですか?」
「子供だから有能ではないと?
私の補佐官を侮辱するのは誰だろうと許しませんよ?」
口調が少し強くなり、笑顔なのに眼からは怒りを感じる。
「あ、いえ、そんなつもりは…」
「まぁ、いいでしょう。
それよりも載せてもらいたい記事があるんですよ」
含み笑いを浮かべ、本題を持ち出した。
新聞の取材だけ許可をしたのは載せて欲しいものがあったから。
「正直なところ、軍部にはまだ腐った考えの者達がいる。
全員がそうではありませんが、私はそういうのを排除したい。
目を醒まして考え直すか、切られるか。
汚名を着せられて逮捕された者がいる。
無実になったことを写真付きで載せてください。
彼女の両親に対する私からの謝罪です。
私の権力では彼女を逃亡させるくらいしか出来なかった。
それに対しての批判は覚悟の上です」
「…分かりました」
ネタになるのだから断るはずもない。
「それから、私の写真は補佐官と共にお願いしたい。
これから主に私を支えてくれるのはこの2人だ」
渋々ながらも了承した。
ロイが足を組みながらソファに座り、後ろに補佐官のリザとアルが立っていた。
リザとアルは戸惑っていたが、命令と言われたら逆らえず。
「あぁ、それから―――」
立ち上がって大総統室の扉を開けた。
「うわぁっ!?」
「あ゛…」
「これは、その…」
ヒューズ達が倒れて入って来た。
「そこで、何をしているのかな?」
「あ、いや‥‥」
にっこりと笑いながらロイは腕を組む。
「「すみませんでした!」」
「…逃げるな」
パチンッと指を鳴らし、炎が上がる。
逃げようとしたが、炎で足止めされる。
「はい、こっちにおいで。
怒られたくなければな」
((既に怒ってると思うんだけど…ι))
ケシ炭になりたくないと大総統室に入る。
「マリア・ロス」
「は、はい!!
申し訳ありません!
断れずに‥‥」
「写真を」
「…はい?」
意味が分からないまま、撮られる。
「え~と、これは一体…」
「アル、出て行けないようにしろ」
「‥‥はい」
錬金術で扉を壁に変えた。