第①話
夢小説設定
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ロイをよく思わない将軍達は悔しそうに見ていたが、グラマン将軍だけは穏やかな笑顔を浮かべていた。
それが本当のグラマン将軍の姿なのかは定かではないが…。
祝福の雰囲気で街は賑わっていた。
「美貌だという噂は本当ね」
「まだ32歳で独身だって!」
「「32歳に見えないわ!!」」
「若くて素敵~!」
「遊び人とも噂らしいよ」
「遊びでいいからデートしたいわ!」
「東方司令部の時にデートした子に聞いたんだけどね、とっても紳士的で優しかったんだって!!」
女性達の間では既に盛り上がっていた。
「…将軍達からの嫌がらせの書類は相変わらずだな」
「嫌がらせというよりも妬みですね」
「もう上にいるんですから必要ないものは返せばいいんです」
「何なら嫌がらせ返しはどうです?」
「ふははっ!!
嫌がらせ返しか!」
机の上には大量の書類が置いてあった。
手分けして必要な書類と不要な書類に分ける。
「「………。」」
「す、少ねぇ‥‥」
「将軍等、どんだけ性格悪いんだ」
「不要な書類を提出した将軍のリストを作っておけ。
必要な時に動いてもらおうじゃないか」
「了解」
ニヤリと笑うロイにハボックもその意味を理解して笑みを浮かべた。
「あ、あの…
大総統‥‥」
「どうした?」
「半端ない祝いの花束が届いているんですけど」
「適当に置いといてくれ」
「それが‥‥」
「何だ?」
「部屋に入らないくらいらしくて…」
「大総統が入院中にもそんなことがありましたな」
「何で、なんでいっつも‥‥」
「ほぉ…、それは大変な作業だ。
では、この将軍に頼もうか。
1人ずつにきちんとお礼を言って来るようにと。
伝言に行きたい奴は?」
「俺が行って来ますよ。
どの将軍でもいいんですよね?」
「構わないぞ」
((…ある意味でもいいコンビだ))
ハボックは楽しそうに出て行った。
「止めないんですか?」
「自業自得だし、お遊びくらいならいいんじゃない?」
「ホークアイ、コーヒーが飲みたい」
「分かりました」
「「ほ、ホークアイ!!?」」
「呼びづらいからそう呼ぶことにした」
サラリと言った言葉に黙り込んだ。
ハボックが上機嫌で帰って来た。
「大総統、凄い青ざめていましたよ」
「当たり前だな」
「泣きついて来るでしょうか?」
「まさか、プライドの高い将軍のことだ。
屈辱を感じながらやり続けるだろう」
「変な噂を流したら分かるから変な真似をしないようにと脅しておきましたよ」
「上出来だ!
今度奢ってやろう」
「楽しみにしてま~す!」
(最初からそれが狙いだったな)
ふざけたような会話が出来るのも平和な証拠。
「そういや、アルが戻って来ないな」
「そういえば‥‥」
「た、ただいま戻り…ました」
「どうしたんだ、一体ι」
「すみません、迷いました…」
「…っぷ!
あ、いや、すまん」
「迷ったぁ?」
「まぁ、広いですからね」
「そのうち慣れるだろ」
アルには覚えなくてはならないことが沢山あるようだ。
「大総統室に行かなくていいんですか?」
「いてもつまらないからな。
書類の仕事もしてるんだから問題ないだろう?」
何だかんだ言って寂しいのだろう。
それが本当のグラマン将軍の姿なのかは定かではないが…。
祝福の雰囲気で街は賑わっていた。
「美貌だという噂は本当ね」
「まだ32歳で独身だって!」
「「32歳に見えないわ!!」」
「若くて素敵~!」
「遊び人とも噂らしいよ」
「遊びでいいからデートしたいわ!」
「東方司令部の時にデートした子に聞いたんだけどね、とっても紳士的で優しかったんだって!!」
女性達の間では既に盛り上がっていた。
「…将軍達からの嫌がらせの書類は相変わらずだな」
「嫌がらせというよりも妬みですね」
「もう上にいるんですから必要ないものは返せばいいんです」
「何なら嫌がらせ返しはどうです?」
「ふははっ!!
嫌がらせ返しか!」
机の上には大量の書類が置いてあった。
手分けして必要な書類と不要な書類に分ける。
「「………。」」
「す、少ねぇ‥‥」
「将軍等、どんだけ性格悪いんだ」
「不要な書類を提出した将軍のリストを作っておけ。
必要な時に動いてもらおうじゃないか」
「了解」
ニヤリと笑うロイにハボックもその意味を理解して笑みを浮かべた。
「あ、あの…
大総統‥‥」
「どうした?」
「半端ない祝いの花束が届いているんですけど」
「適当に置いといてくれ」
「それが‥‥」
「何だ?」
「部屋に入らないくらいらしくて…」
「大総統が入院中にもそんなことがありましたな」
「何で、なんでいっつも‥‥」
「ほぉ…、それは大変な作業だ。
では、この将軍に頼もうか。
1人ずつにきちんとお礼を言って来るようにと。
伝言に行きたい奴は?」
「俺が行って来ますよ。
どの将軍でもいいんですよね?」
「構わないぞ」
((…ある意味でもいいコンビだ))
ハボックは楽しそうに出て行った。
「止めないんですか?」
「自業自得だし、お遊びくらいならいいんじゃない?」
「ホークアイ、コーヒーが飲みたい」
「分かりました」
「「ほ、ホークアイ!!?」」
「呼びづらいからそう呼ぶことにした」
サラリと言った言葉に黙り込んだ。
ハボックが上機嫌で帰って来た。
「大総統、凄い青ざめていましたよ」
「当たり前だな」
「泣きついて来るでしょうか?」
「まさか、プライドの高い将軍のことだ。
屈辱を感じながらやり続けるだろう」
「変な噂を流したら分かるから変な真似をしないようにと脅しておきましたよ」
「上出来だ!
今度奢ってやろう」
「楽しみにしてま~す!」
(最初からそれが狙いだったな)
ふざけたような会話が出来るのも平和な証拠。
「そういや、アルが戻って来ないな」
「そういえば‥‥」
「た、ただいま戻り…ました」
「どうしたんだ、一体ι」
「すみません、迷いました…」
「…っぷ!
あ、いや、すまん」
「迷ったぁ?」
「まぁ、広いですからね」
「そのうち慣れるだろ」
アルには覚えなくてはならないことが沢山あるようだ。
「大総統室に行かなくていいんですか?」
「いてもつまらないからな。
書類の仕事もしてるんだから問題ないだろう?」
何だかんだ言って寂しいのだろう。