第①話
夢小説設定
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仮眠室から出て、敬礼されながら見送られる。
「…ああいうのは少し快感だな」
「快感‥‥」
「気分がいい。
就任した自覚がまだないからさ。
何だか、まだ夢を見ているみたいなんだ」
「…そうですね」
車に乗り込み、リザが運転する。
「あ、中…
ホークアイ、宿に向かってくれ」
「分かりました」
「また中尉と呼んでしまうとこだったよ」
「慣れてください」
「宿に行ってもまだ大丈夫だよな?」
「まだ大丈夫かとは思いますが…
コートで階級の証は隠してください」
「分かっている」
「私もついて行きますから」
「あぁ…」
宿の前に車を停めて迎えに行く。
「大…っ」
「シー、迎えに来たよ」
「あ、わざわざすみません」
「気にしなくていい。
行こうか。
車だから後ろに乗って」
「はい」
ロイの容姿はどこに行っても目立ち、宿も例外ではないらしい。
もちろん隣にいるリザの美貌も目立っていた。
「何か必要なものは?」
「ありません。
最低限必要なものは持って来たので」
「そうか。
それなら帰ろう」
「はい」
その様子にリザが金髪ということもあり、親子と勘違いされたらしい。
ロイの豪邸に唖然とした。
「どの部屋が…
どうした?」
「で、でかっ…
あ、いえ‥‥大きいですね」
「今はプライベートだ、気軽に話しなさい。
ホークアイ、ご苦労様」
「はい、また明日迎えに来ます」
「分かった」
敬礼し、リザは帰って行く。
「どの部屋がいい?
必要最低限なものはあるし…」
「どの部屋でも構いません」
「じゃあ、私の隣の部屋にしようか。
何かあればおいで」
「はい」
当然ながら宿よりも充実していた。
「荷物を置いて、案内しよう。
着替えて来るから。
君も荷物を置いて来なさい」
「はい」
自分に与えられた部屋に入る。
カーテンも付いていて、ベットや本棚に机、クローゼットなども揃っていた。
部屋から出るとラフな格好をしたロイがいた。
男の自分から見ても魅力的でこれならモテるだろうと思う。
チラッとアルはロイを見つめた。
「えっと…」
「どうした?」
「家で階級名はおかしいし、なんて呼べば?」
「あぁ、何でもいいよ。
ロイでもマスタングでも」
「…マスタングさん?」
「懐かしいな。
最近はそんな風に呼ぶ人は少ない」
懐かしそうに微笑み、くしゃっと頭をなでた。
「アルフォンス、こっちだ」
「長いですからアルでいいです」
「分かった。
アル、そう呼ばせてもらう」
「はい」
こんな風に頭をなでられるのもくすぐったくも嬉しかった。
どこに何があるのか場所を教えてもらう。
「冷蔵庫にあるものは好きに食べていい。
用事がない限りは一緒に食べよう。
1人よりも2人の方がうまいだろう?」
「はい!
じゃあ、洗濯は僕がします」
「あ、いや‥‥」
「家賃を払わないなら、それくらいさせてください」
「分かった。
じゃあ、頼むよ」
「は~い」
ロイは微かに笑みを浮かべた。
自分の子供ではないが、可愛いと素直に思う。
こういうのを見ると、やはり優しい男性なんだろう。
「…ああいうのは少し快感だな」
「快感‥‥」
「気分がいい。
就任した自覚がまだないからさ。
何だか、まだ夢を見ているみたいなんだ」
「…そうですね」
車に乗り込み、リザが運転する。
「あ、中…
ホークアイ、宿に向かってくれ」
「分かりました」
「また中尉と呼んでしまうとこだったよ」
「慣れてください」
「宿に行ってもまだ大丈夫だよな?」
「まだ大丈夫かとは思いますが…
コートで階級の証は隠してください」
「分かっている」
「私もついて行きますから」
「あぁ…」
宿の前に車を停めて迎えに行く。
「大…っ」
「シー、迎えに来たよ」
「あ、わざわざすみません」
「気にしなくていい。
行こうか。
車だから後ろに乗って」
「はい」
ロイの容姿はどこに行っても目立ち、宿も例外ではないらしい。
もちろん隣にいるリザの美貌も目立っていた。
「何か必要なものは?」
「ありません。
最低限必要なものは持って来たので」
「そうか。
それなら帰ろう」
「はい」
その様子にリザが金髪ということもあり、親子と勘違いされたらしい。
ロイの豪邸に唖然とした。
「どの部屋が…
どうした?」
「で、でかっ…
あ、いえ‥‥大きいですね」
「今はプライベートだ、気軽に話しなさい。
ホークアイ、ご苦労様」
「はい、また明日迎えに来ます」
「分かった」
敬礼し、リザは帰って行く。
「どの部屋がいい?
必要最低限なものはあるし…」
「どの部屋でも構いません」
「じゃあ、私の隣の部屋にしようか。
何かあればおいで」
「はい」
当然ながら宿よりも充実していた。
「荷物を置いて、案内しよう。
着替えて来るから。
君も荷物を置いて来なさい」
「はい」
自分に与えられた部屋に入る。
カーテンも付いていて、ベットや本棚に机、クローゼットなども揃っていた。
部屋から出るとラフな格好をしたロイがいた。
男の自分から見ても魅力的でこれならモテるだろうと思う。
チラッとアルはロイを見つめた。
「えっと…」
「どうした?」
「家で階級名はおかしいし、なんて呼べば?」
「あぁ、何でもいいよ。
ロイでもマスタングでも」
「…マスタングさん?」
「懐かしいな。
最近はそんな風に呼ぶ人は少ない」
懐かしそうに微笑み、くしゃっと頭をなでた。
「アルフォンス、こっちだ」
「長いですからアルでいいです」
「分かった。
アル、そう呼ばせてもらう」
「はい」
こんな風に頭をなでられるのもくすぐったくも嬉しかった。
どこに何があるのか場所を教えてもらう。
「冷蔵庫にあるものは好きに食べていい。
用事がない限りは一緒に食べよう。
1人よりも2人の方がうまいだろう?」
「はい!
じゃあ、洗濯は僕がします」
「あ、いや‥‥」
「家賃を払わないなら、それくらいさせてください」
「分かった。
じゃあ、頼むよ」
「は~い」
ロイは微かに笑みを浮かべた。
自分の子供ではないが、可愛いと素直に思う。
こういうのを見ると、やはり優しい男性なんだろう。