第①話
夢小説設定
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一気にこれは出世となるのだろうか。
「ヒューズ。
大将と准将、どちらがいい?」
「大将!!?
いくら何でもそれはねぇだろ。
俺はおまえみたいに上官に目をつけられたくはねぇよ」
「…分かった。
マース・ヒューズ中佐。
准将に昇進」
(だからよ、おまえは‥‥)
ヒューズはため息をつきながら敬礼。
「アレックス・ルイ・アームストロング少佐。
大佐に昇進」
「我輩もですか!!?
我輩は‥‥」
「逃げずによく戦ってくれた。
助けられたよ。
正直、あの戦争の時は私も逃げたかった。
逆らえない自分が無力だった。
逃げるのも勇気だ。
もう2度とあんなことは起こしてはならない!」
「…はい。
我輩、感動であります。
こんな我輩を使っていただき‥‥」
「おわっ!!
抱きつかなくていい!」
泣きながら抱き締めようとするアームストロングから逃げる。
(そりゃ、逃げるよな…)
(当然の行動だ)
苦笑いしながらロイの行動に同意していた。
何とか逃げ切ったロイであった。
(あんな力で抱き締められたら、どっか痛める!!ι)
過去に経験があるようだ。
「デニー・ブロッシュ軍曹」
「は、はいっ!」
「准尉に昇進」
「えぇっ!!!?
何もしてないんですが…」
「そんなことはない。
これからも期待している」
「はっ!
ありがとうございます!!」
元気よく敬礼をし、隠し事が苦手なブロッシュは嬉しさが溢れていた。
「マリア・ロス少尉。
君には無罪なのに罪を仕立てあげられ、苦労をかけたな。
すまなかった」
「あ、いえ‥‥
私はあなたがいなければ今ここにいません。
あなたに助けられました」
「…ありがとう。
マリア・ロス少尉。
少佐に昇進」
「少佐‥‥」
「私の謝罪だと思って受け入れてくれないか?」
「はい!
誠心誠意、頑張ります!!」
晴れ晴れとした笑顔でロスは敬礼する。
「レベッカ・カタリナ少尉。
大尉に昇進。
連絡役に支援物資、非常に助かったよ」
「はっ!
ありがとうございます」
レベッカはリザの親友でもある。
レベッカは元々は東方司令部勤務だが、ロイが信頼できる者で周りを固めたいと中央司令部にレベッカも異動となった。
中央司令部だけにこだわっている訳ではなく、地方の司令部のこともロイはきちんと考えていた。
地方に左遷されなかったら分からなかったこともあり、今思えばよかったのかもしれない。
「以上だ。
それぞれ仕事に戻ってくれ」
「「はい」」
リザ以外の者達が部屋から出て行く。
補佐官は2人だが、専属部下としてハボック達もいる。
「…聞いてもよろしいですか?」
「なんだ?」
「補佐官なのに、何故わざわざ‥‥」
「昇進させたのか、気になるか?」
「はい」
「‥‥私が亡くなった時に少しでも楽になるように」
「何を言っているんですか!」
「死ぬつもりはない。
だが、危険なのは君も分かるだろう?」
「‥‥っ‥」
リザは唇を噛み締めた。
「それでも‥‥私はあなたに死んで欲しくない。
私があなたを守ります!!」
「…まだ死ぬ訳にはいかない。
あぁ、頼りにしているよ。
中尉‥‥じゃなかった。
ずっと中尉だったから癖が残ってるな」
ロイは苦笑いを浮かべた。
「ヒューズ。
大将と准将、どちらがいい?」
「大将!!?
いくら何でもそれはねぇだろ。
俺はおまえみたいに上官に目をつけられたくはねぇよ」
「…分かった。
マース・ヒューズ中佐。
准将に昇進」
(だからよ、おまえは‥‥)
ヒューズはため息をつきながら敬礼。
「アレックス・ルイ・アームストロング少佐。
大佐に昇進」
「我輩もですか!!?
我輩は‥‥」
「逃げずによく戦ってくれた。
助けられたよ。
正直、あの戦争の時は私も逃げたかった。
逆らえない自分が無力だった。
逃げるのも勇気だ。
もう2度とあんなことは起こしてはならない!」
「…はい。
我輩、感動であります。
こんな我輩を使っていただき‥‥」
「おわっ!!
抱きつかなくていい!」
泣きながら抱き締めようとするアームストロングから逃げる。
(そりゃ、逃げるよな…)
(当然の行動だ)
苦笑いしながらロイの行動に同意していた。
何とか逃げ切ったロイであった。
(あんな力で抱き締められたら、どっか痛める!!ι)
過去に経験があるようだ。
「デニー・ブロッシュ軍曹」
「は、はいっ!」
「准尉に昇進」
「えぇっ!!!?
何もしてないんですが…」
「そんなことはない。
これからも期待している」
「はっ!
ありがとうございます!!」
元気よく敬礼をし、隠し事が苦手なブロッシュは嬉しさが溢れていた。
「マリア・ロス少尉。
君には無罪なのに罪を仕立てあげられ、苦労をかけたな。
すまなかった」
「あ、いえ‥‥
私はあなたがいなければ今ここにいません。
あなたに助けられました」
「…ありがとう。
マリア・ロス少尉。
少佐に昇進」
「少佐‥‥」
「私の謝罪だと思って受け入れてくれないか?」
「はい!
誠心誠意、頑張ります!!」
晴れ晴れとした笑顔でロスは敬礼する。
「レベッカ・カタリナ少尉。
大尉に昇進。
連絡役に支援物資、非常に助かったよ」
「はっ!
ありがとうございます」
レベッカはリザの親友でもある。
レベッカは元々は東方司令部勤務だが、ロイが信頼できる者で周りを固めたいと中央司令部にレベッカも異動となった。
中央司令部だけにこだわっている訳ではなく、地方の司令部のこともロイはきちんと考えていた。
地方に左遷されなかったら分からなかったこともあり、今思えばよかったのかもしれない。
「以上だ。
それぞれ仕事に戻ってくれ」
「「はい」」
リザ以外の者達が部屋から出て行く。
補佐官は2人だが、専属部下としてハボック達もいる。
「…聞いてもよろしいですか?」
「なんだ?」
「補佐官なのに、何故わざわざ‥‥」
「昇進させたのか、気になるか?」
「はい」
「‥‥私が亡くなった時に少しでも楽になるように」
「何を言っているんですか!」
「死ぬつもりはない。
だが、危険なのは君も分かるだろう?」
「‥‥っ‥」
リザは唇を噛み締めた。
「それでも‥‥私はあなたに死んで欲しくない。
私があなたを守ります!!」
「…まだ死ぬ訳にはいかない。
あぁ、頼りにしているよ。
中尉‥‥じゃなかった。
ずっと中尉だったから癖が残ってるな」
ロイは苦笑いを浮かべた。