第⑦話
夢小説設定
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ロイは眠っているアルを起こさぬようベットから抜け出す。
受話器を手にして、電話する。
「ヒューズか?
どうだった?」
「あぁ、そろそろ電話かかって来ると思ってた。
なんというか‥‥難しいな。
微妙な年齢だからなぁ。
反省はしているんだろうけど、分かっていると思っていただけに予想外だったらしい」
「はぁ?
あいつの頭の中に連絡するっていう選択肢は…」
「なかったみたいだな。
アルは?」
「あれは考え込んでるな。
許したい気持ちと自分の今までの思い、複雑なんだろう。
今は見守ってやるしかないかな」
「見守ってやるって言ってもなぁ…」
「話し合うキッカケを作ってやるしかないだろ。
お節介な大人達が彼等の周りには沢山いるからな」
「確かにな。
こうなったら、仲直りするまでお節介してやるさ」
微かに口元を緩めた。
翌朝、肩を揺らされてうっすらと目を開けた。
「マスタングさん、朝ですよ?
起きてください」
「ん、ぅ…?」
寝惚けながらロイは自分を起こした人物を見る。
「アル…?」
「はい、おはようございます」
「…っ!!」
ガバッと起き上がり、そういうのはさすが軍人だ。
いつもより眠りが深かったようだ。
「び、びっくりしたぁ…ι」
「あっ、すまない。
着替えて来るから」
「はい」
軍服を手にしてロイが洗面所に向かう。
「アル、待たせたな。
朝食にしようか」
「はい」
「作ってくれたのか?」
「あ、はい…。
簡単なものですけど‥‥」
「いや、ありがとう」
くしゃっとアルの頭をなでた。
朝食を済ませ、いつものようにアルの運転で向かう。
「アル、まだ時間あるか?」
「ありますけど…」
「ヒューズの家に向かってくれないか?」
「分かりました」
信号待ちをしている時にロイがアルに声をかける。
銀時計で時間を確認し、ヒューズ宅に向かう。
エドは着替えて眠たい目を擦りながら部屋から出た。
まだ顔も洗っていないので髪もボサボサ。
「やあ、鋼の」
「なっ!!?
何でここにいるんだよ!?」
「用事があってね」
椅子に座り、足を組みながらロイはコーヒーを飲んでいた。
部屋から出て来たエドを見てにっこりとロイは微笑む。
エドにとっては嫌な笑顔らしい。
「ロイ‥‥人の家でなに優雅に飲んでるんだよ」
「いや~、グレイシアが淹れてくれたんだよ」
「あのなぁ…ι」
「補佐官に怒られねぇのかよ?」
「ホークアイには遅くなると連絡したから心配ない」
平然とロイが言い放つ。
「護衛は?」
「アルは補佐官でもあり、私の護衛だ。
私も自分の身くらい守れるし。
鋼の、大総統室に来るように」
「…言われなくても行くよ」
「おや?
君のことだから忘れていたかと思ったよ」
「バカにすんなァっ!!」
エドの怒鳴り声にロイは肩を竦めた。
「大総統、お時間です」
「よし、行こうか」
「ヒューズ准将、お邪魔しました」
「あぁ、またな」
ロイとアルがヒューズ宅から出て行く。
いつもの時間より少し遅れてロイが出勤して来た。
「「大総統、おはようございます!」」
「おはよう」
挨拶を交わしながら大総統室に向かう。
「大総統、おはようございます」
「おはよう、ホークアイ」
「アルフォンスくん、おはよう」
「おはようございます」
ロイは席に着き、置いてある書類を手にする。
「これは?」
「急ぎの書類ではありません」
「あぁ、アレか。
ホークアイ、鋼のに来るようにと伝えて来たから」
「分かりました」
ロイからの目の合図でまだダメなようだとリザに伝わる。
「そういえば、頼んでいたものは…」
「こちらに。
あとは大総統のサインがあれば完成です」
「ありがとう。
さすがだ、仕事が早いな」
「ありがとうございます」
リザから書類を受け取った。
「大総統、今日の予定ですが…」
淡々と大総統のスケジュール予定を話す。
受話器を手にして、電話する。
「ヒューズか?
どうだった?」
「あぁ、そろそろ電話かかって来ると思ってた。
なんというか‥‥難しいな。
微妙な年齢だからなぁ。
反省はしているんだろうけど、分かっていると思っていただけに予想外だったらしい」
「はぁ?
あいつの頭の中に連絡するっていう選択肢は…」
「なかったみたいだな。
アルは?」
「あれは考え込んでるな。
許したい気持ちと自分の今までの思い、複雑なんだろう。
今は見守ってやるしかないかな」
「見守ってやるって言ってもなぁ…」
「話し合うキッカケを作ってやるしかないだろ。
お節介な大人達が彼等の周りには沢山いるからな」
「確かにな。
こうなったら、仲直りするまでお節介してやるさ」
微かに口元を緩めた。
翌朝、肩を揺らされてうっすらと目を開けた。
「マスタングさん、朝ですよ?
起きてください」
「ん、ぅ…?」
寝惚けながらロイは自分を起こした人物を見る。
「アル…?」
「はい、おはようございます」
「…っ!!」
ガバッと起き上がり、そういうのはさすが軍人だ。
いつもより眠りが深かったようだ。
「び、びっくりしたぁ…ι」
「あっ、すまない。
着替えて来るから」
「はい」
軍服を手にしてロイが洗面所に向かう。
「アル、待たせたな。
朝食にしようか」
「はい」
「作ってくれたのか?」
「あ、はい…。
簡単なものですけど‥‥」
「いや、ありがとう」
くしゃっとアルの頭をなでた。
朝食を済ませ、いつものようにアルの運転で向かう。
「アル、まだ時間あるか?」
「ありますけど…」
「ヒューズの家に向かってくれないか?」
「分かりました」
信号待ちをしている時にロイがアルに声をかける。
銀時計で時間を確認し、ヒューズ宅に向かう。
エドは着替えて眠たい目を擦りながら部屋から出た。
まだ顔も洗っていないので髪もボサボサ。
「やあ、鋼の」
「なっ!!?
何でここにいるんだよ!?」
「用事があってね」
椅子に座り、足を組みながらロイはコーヒーを飲んでいた。
部屋から出て来たエドを見てにっこりとロイは微笑む。
エドにとっては嫌な笑顔らしい。
「ロイ‥‥人の家でなに優雅に飲んでるんだよ」
「いや~、グレイシアが淹れてくれたんだよ」
「あのなぁ…ι」
「補佐官に怒られねぇのかよ?」
「ホークアイには遅くなると連絡したから心配ない」
平然とロイが言い放つ。
「護衛は?」
「アルは補佐官でもあり、私の護衛だ。
私も自分の身くらい守れるし。
鋼の、大総統室に来るように」
「…言われなくても行くよ」
「おや?
君のことだから忘れていたかと思ったよ」
「バカにすんなァっ!!」
エドの怒鳴り声にロイは肩を竦めた。
「大総統、お時間です」
「よし、行こうか」
「ヒューズ准将、お邪魔しました」
「あぁ、またな」
ロイとアルがヒューズ宅から出て行く。
いつもの時間より少し遅れてロイが出勤して来た。
「「大総統、おはようございます!」」
「おはよう」
挨拶を交わしながら大総統室に向かう。
「大総統、おはようございます」
「おはよう、ホークアイ」
「アルフォンスくん、おはよう」
「おはようございます」
ロイは席に着き、置いてある書類を手にする。
「これは?」
「急ぎの書類ではありません」
「あぁ、アレか。
ホークアイ、鋼のに来るようにと伝えて来たから」
「分かりました」
ロイからの目の合図でまだダメなようだとリザに伝わる。
「そういえば、頼んでいたものは…」
「こちらに。
あとは大総統のサインがあれば完成です」
「ありがとう。
さすがだ、仕事が早いな」
「ありがとうございます」
リザから書類を受け取った。
「大総統、今日の予定ですが…」
淡々と大総統のスケジュール予定を話す。