僕の願い事
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決意をしていても不安がない訳ではない。
それは友人達との別れを意味していて複雑な心境だ。
(遭遇しないのも難しいけれど。
僕がグリフィンドールでなければ、好意はないだろうな。
あの時は反感でグリフィンドールに入寮したんだし。
ジェームズと一緒なら楽しそうだとも思ったけれど)
両親との買い物も見送りも素直に嬉しかった。
アルファード曰く、溺愛が加速していると言っていてシリウスも否定は出来ずに苦笑いするしかなかった。
(…どうしてこうなった。
出来るだけ、関わりたくなかったんだが。
よりによって関わりたくないお前らが何で一緒にいるんだよ。
いや、スネイプは絡まれているのが正しいか)
目の前でジェームズがスネイプとリリーに絡んでいた。
(ジェームズ。
それでは嫌われるのがオチだと思うが。
冷静になると不思議だ。
何でリリーはジェームズに惚れたんだろう。
いや、親友としては良いんだが。
親友としては)
シリウスは深いため息をついてしまう。
「何だよ。
君はブラック家の御曹司様じゃないか!」
「…わざとらしいんだよ。
相手にするだけ、無駄だと思うが?」
「そうね。
セブ、行きましょう」
「…そっちは行かない方がいいぞ。
スリザリンのエリアが多い。
純血主義者も多いからな」
「貴方は違うの?」
「僕の家系はスリザリンだ。
だからと言って全員が純血主義ではない。
かと言ってマグルに関わるつもりもない」
「じゃあ、マグル出身は?」
「魔力があるならば。
それは魔法使いだろう」
リリーの瞳が輝き、ジェームズが不満顔になったのは言うまでもない。
「あいつらは毎日同じことして飽きないのか?」
「ポッターがしつこいんだよ。
まぁ、応戦しちゃうリリーもリリーなんだけどね」
「…君達は本当に1年生か?」
「シリウスは例外にしても、セブルスまで」
呆れたようなルシウスとナルシッサにシリウスは微笑む。
予想外の友人枠だが、高い知識のあるスネイプが相手なら話すのも飽きない。
「マグル出身のわりには魔法薬以外の知識もあるんだな」
「…家には本があったから」
「家から出なくていいのか?
そのつもりがあるなら、手を貸すけど」
「今はまだ耐えられる。
それに、まだ何も仕返しをしてない」
「くくっ…なるほど。
魔法薬なら魔法省に検知もされはいもんな」
予想外に気が合ったのか、スネイプは自分の環境もシリウスには話している。
シリウスなら同情しないと理解しているから。
「2人してこんなとこに居たのね。
探してたのよ」
「リリー!」
「絡まれない穴場なんだよ。
まぁ、見つかるのも時間の問題かもな」
シリウスはスネイプを連れてホグワーツの裏庭に来ていた。
砕けた口調はシリウスの信頼の証なのだろう。
「スリザリンの貴公子様が寝転んでいるなんてね」
「勝手に期待しているだけだ」
「君の場合は美貌だから特にだろうね」
シリウスが傍にいるからジェームズに絡まれても魔法攻撃から防御され、スネイプも魔法薬で応戦している。
「ジェームズ・ポッターなら反省室に連れて行かれたわよ」
「反省室?」
「何をしたんだ、何を!」
「興味本位で禁じられた森に。
速攻でバレたらしいけど」
「学ばないな」
「まぁ、ある意味でブレないよね」
呆れながらもジェームズのことも嫌いにはなれなかった。
以前と異なり、シリウスが傍にいることで寮でも孤独ではなくて自信がついたこと。
シリウスのお陰でルシウスとナルシッサによって清潔感が守られていること。
そして、シリウスが傍にいることで反撃されるから虐めに発展しなかったことが大きい。
「セブ!
迎えに来たわよ」
「…リリーは分かるけど。
何で君達まで?
いや、シリウスならまだ分かるんだけど」
「せっかくなら派手にやろうぜ!」
「悪戯なら任せろ!」
結局はシリウスとジェームズは親友になっていた。
スネイプが長年の仕返しをして家から出る日に迎えに来た。
それは友人達との別れを意味していて複雑な心境だ。
(遭遇しないのも難しいけれど。
僕がグリフィンドールでなければ、好意はないだろうな。
あの時は反感でグリフィンドールに入寮したんだし。
ジェームズと一緒なら楽しそうだとも思ったけれど)
両親との買い物も見送りも素直に嬉しかった。
アルファード曰く、溺愛が加速していると言っていてシリウスも否定は出来ずに苦笑いするしかなかった。
(…どうしてこうなった。
出来るだけ、関わりたくなかったんだが。
よりによって関わりたくないお前らが何で一緒にいるんだよ。
いや、スネイプは絡まれているのが正しいか)
目の前でジェームズがスネイプとリリーに絡んでいた。
(ジェームズ。
それでは嫌われるのがオチだと思うが。
冷静になると不思議だ。
何でリリーはジェームズに惚れたんだろう。
いや、親友としては良いんだが。
親友としては)
シリウスは深いため息をついてしまう。
「何だよ。
君はブラック家の御曹司様じゃないか!」
「…わざとらしいんだよ。
相手にするだけ、無駄だと思うが?」
「そうね。
セブ、行きましょう」
「…そっちは行かない方がいいぞ。
スリザリンのエリアが多い。
純血主義者も多いからな」
「貴方は違うの?」
「僕の家系はスリザリンだ。
だからと言って全員が純血主義ではない。
かと言ってマグルに関わるつもりもない」
「じゃあ、マグル出身は?」
「魔力があるならば。
それは魔法使いだろう」
リリーの瞳が輝き、ジェームズが不満顔になったのは言うまでもない。
「あいつらは毎日同じことして飽きないのか?」
「ポッターがしつこいんだよ。
まぁ、応戦しちゃうリリーもリリーなんだけどね」
「…君達は本当に1年生か?」
「シリウスは例外にしても、セブルスまで」
呆れたようなルシウスとナルシッサにシリウスは微笑む。
予想外の友人枠だが、高い知識のあるスネイプが相手なら話すのも飽きない。
「マグル出身のわりには魔法薬以外の知識もあるんだな」
「…家には本があったから」
「家から出なくていいのか?
そのつもりがあるなら、手を貸すけど」
「今はまだ耐えられる。
それに、まだ何も仕返しをしてない」
「くくっ…なるほど。
魔法薬なら魔法省に検知もされはいもんな」
予想外に気が合ったのか、スネイプは自分の環境もシリウスには話している。
シリウスなら同情しないと理解しているから。
「2人してこんなとこに居たのね。
探してたのよ」
「リリー!」
「絡まれない穴場なんだよ。
まぁ、見つかるのも時間の問題かもな」
シリウスはスネイプを連れてホグワーツの裏庭に来ていた。
砕けた口調はシリウスの信頼の証なのだろう。
「スリザリンの貴公子様が寝転んでいるなんてね」
「勝手に期待しているだけだ」
「君の場合は美貌だから特にだろうね」
シリウスが傍にいるからジェームズに絡まれても魔法攻撃から防御され、スネイプも魔法薬で応戦している。
「ジェームズ・ポッターなら反省室に連れて行かれたわよ」
「反省室?」
「何をしたんだ、何を!」
「興味本位で禁じられた森に。
速攻でバレたらしいけど」
「学ばないな」
「まぁ、ある意味でブレないよね」
呆れながらもジェームズのことも嫌いにはなれなかった。
以前と異なり、シリウスが傍にいることで寮でも孤独ではなくて自信がついたこと。
シリウスのお陰でルシウスとナルシッサによって清潔感が守られていること。
そして、シリウスが傍にいることで反撃されるから虐めに発展しなかったことが大きい。
「セブ!
迎えに来たわよ」
「…リリーは分かるけど。
何で君達まで?
いや、シリウスならまだ分かるんだけど」
「せっかくなら派手にやろうぜ!」
「悪戯なら任せろ!」
結局はシリウスとジェームズは親友になっていた。
スネイプが長年の仕返しをして家から出る日に迎えに来た。