小さな白猫と大きな黒犬
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
真犯人が見つかれば、すぐに無罪になるかと思ったが、魔法大臣はピーター・ペティグリューに闇の印があっても認めなかった。
責任逃れをしたいだけなのは安易に想像がつき、魔法省の職員も世間も魔法大臣の発言は無視して失職が決定。
アニメーガスの未登録の罪にはなったが、闇の時代でそれどころではなかったことも含めて厳重注意で済んだ。
「ドラコ。
あの白猫の正体は君か?」
「…そうですね」
「私が言うことではないが」
「闇の帝王が抹消したら、登録しますよ。
それに、学生時代に登録すると色々と面倒になるので」
「こんなにすぐに自由になるとは思わなかったが」
「それは貴方がブラック家の嫡男だからですよ。
家紋から抹消されたとしても、生き残りは貴方しか居ませんから無効ですよ」
「裁判を早めるように脅していたんだろう?」
「魔法省の職員の弱点など把握しておりますから。
勿論、中には真っ当な人も居ますけどね」
(…敵に回してはいけない奴だ。
やはり、ルシウスの息子だ)
シリウスは屋敷を始め、ドラコの協力の元で名義を変えて様々な手続きを行っている。
未成年のドラコでは協力出来ない場合はルシウスとナルシッサにも協力してもらっていた。
「ドラコ。
まだ4年生だよな?」
「私達の息子だからな。
君も次期当主として教わっていたはずなんだが」
「…そんな昔のことは忘れた。
ドラコはともかく、ルシウス。
おまえは大丈夫なのか?」
「大丈夫ではないが。
家族よりも大切な命などない」
「父上…」
「だが、随分と無謀なことについてはお話をシなくてはな。
なぁ、ドラコ?」
「…申し訳ありません」
これはかなり絞られるんだろうなとドラコは目を反らす。
「君とは色々とお話をしないといけないようだからな」
「…はい」
シリウスは苦笑いし、慰めるようにドラコの頭を撫でる。
「住めるように片付けておくから。
嫌になったら避難して来い」
「はい、叔父様」
「「シリウス!」」
咎めるルシウスとナルシッサの声にドラコはクスクスと笑う。
こんな風に自然と笑う息子の笑顔は久しく見てなかったと懐かしさと同時に罪悪感。
「おい、マルフォイ」
「なんだ?」
「お前も手伝えよ」
「僕はこっちの手続きで忙しいんだ。
グレンジャー、魔法省の手続きを教えてやろうか?
魔法省に就職するなら覚えておいて損はないぞ」
「そ、そうなの…?」
「ハーマイオニー!」
「力仕事ならそっちの奴等で十分だろう」
ロンは引き止めるが、ハーマイオニーはダイニングにいるドラコの隣に座る。
「随分と複雑なのね」
「複雑なのはブラック家だからな。
一般の家庭ならそこまでじゃないぞ」
「貴方の家も?」
「貴族だから複雑ではあるが。
覚えれば楽だ」
シリウスは諦めてドラコに丸投げして屋敷の片付けをハリーとしていた。
「ひとつずつ見れば。
そこまで複雑ではない。
貴族ならではの独特な言い回しはあるけれど」
「そういうのも覚えなくてはいけないのね」
「君ならすぐに覚えるだろう」
「貴方って意外と話しやすくて教えるの上手なのね」
「ふはっ!
すまない、初めて言われたから思わずね」
「そうなの?」
雑談しながらドラコはハーマイオニーに説明しつつ、書類を確認していた。
「ドラコ。
こっちにもあったんだが」
「流石はブラック家ですね。
これを1人でしろと?」
「…私も少しは手伝う」
「本来は貴方の仕事ですよ。
母上に言いますよ」
「それは勘弁してくれ」
「マルフォイのお母様?」
「あぁ、叔父様と従兄弟なんだよ」
「そうだったのね」
美貌は繋がっているのかとハーマイオニーは思う。
「叔父様、グレンジャーよりも遅いんですが」
「仕方ないだろう。
こういうことは避けてたんだ」
「諦められていたよりも貴方のお父様は意外と貴方に甘かったのでは?」
「そんな訳ないだろ」
これではどちらが上か分からないなと様子を見に来たハリーは思う。
責任逃れをしたいだけなのは安易に想像がつき、魔法省の職員も世間も魔法大臣の発言は無視して失職が決定。
アニメーガスの未登録の罪にはなったが、闇の時代でそれどころではなかったことも含めて厳重注意で済んだ。
「ドラコ。
あの白猫の正体は君か?」
「…そうですね」
「私が言うことではないが」
「闇の帝王が抹消したら、登録しますよ。
それに、学生時代に登録すると色々と面倒になるので」
「こんなにすぐに自由になるとは思わなかったが」
「それは貴方がブラック家の嫡男だからですよ。
家紋から抹消されたとしても、生き残りは貴方しか居ませんから無効ですよ」
「裁判を早めるように脅していたんだろう?」
「魔法省の職員の弱点など把握しておりますから。
勿論、中には真っ当な人も居ますけどね」
(…敵に回してはいけない奴だ。
やはり、ルシウスの息子だ)
シリウスは屋敷を始め、ドラコの協力の元で名義を変えて様々な手続きを行っている。
未成年のドラコでは協力出来ない場合はルシウスとナルシッサにも協力してもらっていた。
「ドラコ。
まだ4年生だよな?」
「私達の息子だからな。
君も次期当主として教わっていたはずなんだが」
「…そんな昔のことは忘れた。
ドラコはともかく、ルシウス。
おまえは大丈夫なのか?」
「大丈夫ではないが。
家族よりも大切な命などない」
「父上…」
「だが、随分と無謀なことについてはお話をシなくてはな。
なぁ、ドラコ?」
「…申し訳ありません」
これはかなり絞られるんだろうなとドラコは目を反らす。
「君とは色々とお話をしないといけないようだからな」
「…はい」
シリウスは苦笑いし、慰めるようにドラコの頭を撫でる。
「住めるように片付けておくから。
嫌になったら避難して来い」
「はい、叔父様」
「「シリウス!」」
咎めるルシウスとナルシッサの声にドラコはクスクスと笑う。
こんな風に自然と笑う息子の笑顔は久しく見てなかったと懐かしさと同時に罪悪感。
「おい、マルフォイ」
「なんだ?」
「お前も手伝えよ」
「僕はこっちの手続きで忙しいんだ。
グレンジャー、魔法省の手続きを教えてやろうか?
魔法省に就職するなら覚えておいて損はないぞ」
「そ、そうなの…?」
「ハーマイオニー!」
「力仕事ならそっちの奴等で十分だろう」
ロンは引き止めるが、ハーマイオニーはダイニングにいるドラコの隣に座る。
「随分と複雑なのね」
「複雑なのはブラック家だからな。
一般の家庭ならそこまでじゃないぞ」
「貴方の家も?」
「貴族だから複雑ではあるが。
覚えれば楽だ」
シリウスは諦めてドラコに丸投げして屋敷の片付けをハリーとしていた。
「ひとつずつ見れば。
そこまで複雑ではない。
貴族ならではの独特な言い回しはあるけれど」
「そういうのも覚えなくてはいけないのね」
「君ならすぐに覚えるだろう」
「貴方って意外と話しやすくて教えるの上手なのね」
「ふはっ!
すまない、初めて言われたから思わずね」
「そうなの?」
雑談しながらドラコはハーマイオニーに説明しつつ、書類を確認していた。
「ドラコ。
こっちにもあったんだが」
「流石はブラック家ですね。
これを1人でしろと?」
「…私も少しは手伝う」
「本来は貴方の仕事ですよ。
母上に言いますよ」
「それは勘弁してくれ」
「マルフォイのお母様?」
「あぁ、叔父様と従兄弟なんだよ」
「そうだったのね」
美貌は繋がっているのかとハーマイオニーは思う。
「叔父様、グレンジャーよりも遅いんですが」
「仕方ないだろう。
こういうことは避けてたんだ」
「諦められていたよりも貴方のお父様は意外と貴方に甘かったのでは?」
「そんな訳ないだろ」
これではどちらが上か分からないなと様子を見に来たハリーは思う。