小さな白猫と大きな黒犬
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こちらの言葉が分かるような行動をしているけれど、シリウスは変身を解いているので知られているなら既に探されているはずだ。
「そろそろ俺も動かないとな。
君との生活は楽しかった」
「みゃう…?」
「飼い主の元に戻れ。
もう来なくていい。
おまえは安全な所にいるのが似合ってる。
ありがとう」
悲痛な鳴き声にシリウスは足を止めたくなるが、振り向かずに早足で向かう。
(…おまえだけは絶対に許すものか。
たとえ、この命が尽きても!)
チャンスを伺って身を隠しながら探っていた。
(くっそ!
人前はあるが、これが最後のチャンスだ)
シリウスは変身を解いて逃げ惑う鼠を追い掛ける。
「「シリウス・ブラック!」」
大広間はザワつき、ハリーを守るようにロンとハーマイオニーは勿論ながらウィーズリーの兄弟も駆け寄る。
「その鼠を寄越せ。
そうすれば、私は立ち去る」
「嫌だ!
スキャバーズに何をするつもりだ!」
「…ロン」
「それに、犯罪者の言う事など信じるものか!」
「それはただの鼠ではない」
どうすればいいのかとウィーズリー兄弟も困惑。
鼠一匹でハリーが助かるならいいじゃないかと思いながらもロンがペットのスキャバーズを可愛がっているのは理解してるのでそうも言えない。
「ブラック。
生徒に近づくな」
「話ならこちらが聞きます」
「スネイプ。
それに、マクゴナガル教授」
行ったとこで信じてもらえないのはシリウスも理解している。
「エクスペリアームス(武器よ去れ)」
シリウスに向けていた教授達や高学年の生徒達の杖が落ちる。
「マルフォイ!」
「貴方、何をして…っ」
何事かと教授も生徒達も驚愕するが、一番驚いたのはシリウスだった。
「はじめまして。
ブラック家の次期当主」
「…私はそこから外れている」 「ブラック家の直系は貴方が唯一の生き残りです。
僕は父がルシウス・マルフォイ、母がナルシッサの息子のドラコ・マルフォイです。
どうか、お話を」
ドラコはシリウスの前で片膝をつき、深々と頭を下げる。
「…許可する。
だが、その前にあの鼠だ」
「御意」
「やめろ!
スキャバーズに何をする!」
「マルフォイっ!」
咎める複数の声を無視してドラコはスキャバーズに杖を向け、呪文を唱えて瞬時に麻痺呪文。
「ぎゃあっ!
スキャバーズが知らないおっさんに変身した!?」
「違うわ、逆よ!
アニメーガスなんだわ」
悲鳴を上げるロンにハーマイオニーが冷静に指摘する。
「…気づいていたのか」
「貴方達はアニメーガスだったのではないかと」
「何故、君が…っ」
「リーマス・ルーピン。
その秘密を僕は知っています。 友ならば、苦しむ友の傍に貴方達の性格ならそう決断するはずですから。
ピーター・ペティグリュー以外は優秀な生徒だったと」
「…そうか。
だが、君はハリーと不仲だと聞くが」
「そう仕向ける必要があった。
僕個人としては心底、どうでもいいんですよ」
「どうでもいい?」
「グリフィンドールとスリザリンが折り合いが悪いのは理解していますが、卒業生に闇側なんてスリザリンだけではないし。
現にピーター・ペティグリューはグリフィンドールの卒業生ですし。
僕は闇側に対抗する後ろ盾が欲しいのです」
「くくっ、なるほど。
それで私に当主になれと?」
「魔法省の腐った連中や世間の信じなかった者達を見返したくはありませんか?」
「…そうだな。
私は君を保護しよう。
代わりに君の望み通りにブラック家の復活と当主になろうではないか」
「契約完了ですね」
ピーター・ペティグリューは逃げることも出来ずにガタガタと震えて声にならない声で青ざめていた。
ある意味、被害者であるロンも青ざめていてウィーズリー兄弟もハリーとハーマイオニーも苦笑いしながら慰めていた。
「あ、あんな…おっさんと、一緒のベットで…寝ていた」
「まぁまぁ。
その時はペットだったんだし」
「仕方ないわ、ロン。
誰も気づかなかったのよ」
「ロン、僕も気づかなかったんだ
。
弟の君が気づかなくても仕方ないよ」
流石に双子もパーシーも同情して慰めていて、いつもはロンに冷たいジニーも動揺だった。
半泣きになっているロンにグリフィンドールの同寮生も慰める。
「そろそろ俺も動かないとな。
君との生活は楽しかった」
「みゃう…?」
「飼い主の元に戻れ。
もう来なくていい。
おまえは安全な所にいるのが似合ってる。
ありがとう」
悲痛な鳴き声にシリウスは足を止めたくなるが、振り向かずに早足で向かう。
(…おまえだけは絶対に許すものか。
たとえ、この命が尽きても!)
チャンスを伺って身を隠しながら探っていた。
(くっそ!
人前はあるが、これが最後のチャンスだ)
シリウスは変身を解いて逃げ惑う鼠を追い掛ける。
「「シリウス・ブラック!」」
大広間はザワつき、ハリーを守るようにロンとハーマイオニーは勿論ながらウィーズリーの兄弟も駆け寄る。
「その鼠を寄越せ。
そうすれば、私は立ち去る」
「嫌だ!
スキャバーズに何をするつもりだ!」
「…ロン」
「それに、犯罪者の言う事など信じるものか!」
「それはただの鼠ではない」
どうすればいいのかとウィーズリー兄弟も困惑。
鼠一匹でハリーが助かるならいいじゃないかと思いながらもロンがペットのスキャバーズを可愛がっているのは理解してるのでそうも言えない。
「ブラック。
生徒に近づくな」
「話ならこちらが聞きます」
「スネイプ。
それに、マクゴナガル教授」
行ったとこで信じてもらえないのはシリウスも理解している。
「エクスペリアームス(武器よ去れ)」
シリウスに向けていた教授達や高学年の生徒達の杖が落ちる。
「マルフォイ!」
「貴方、何をして…っ」
何事かと教授も生徒達も驚愕するが、一番驚いたのはシリウスだった。
「はじめまして。
ブラック家の次期当主」
「…私はそこから外れている」 「ブラック家の直系は貴方が唯一の生き残りです。
僕は父がルシウス・マルフォイ、母がナルシッサの息子のドラコ・マルフォイです。
どうか、お話を」
ドラコはシリウスの前で片膝をつき、深々と頭を下げる。
「…許可する。
だが、その前にあの鼠だ」
「御意」
「やめろ!
スキャバーズに何をする!」
「マルフォイっ!」
咎める複数の声を無視してドラコはスキャバーズに杖を向け、呪文を唱えて瞬時に麻痺呪文。
「ぎゃあっ!
スキャバーズが知らないおっさんに変身した!?」
「違うわ、逆よ!
アニメーガスなんだわ」
悲鳴を上げるロンにハーマイオニーが冷静に指摘する。
「…気づいていたのか」
「貴方達はアニメーガスだったのではないかと」
「何故、君が…っ」
「リーマス・ルーピン。
その秘密を僕は知っています。 友ならば、苦しむ友の傍に貴方達の性格ならそう決断するはずですから。
ピーター・ペティグリュー以外は優秀な生徒だったと」
「…そうか。
だが、君はハリーと不仲だと聞くが」
「そう仕向ける必要があった。
僕個人としては心底、どうでもいいんですよ」
「どうでもいい?」
「グリフィンドールとスリザリンが折り合いが悪いのは理解していますが、卒業生に闇側なんてスリザリンだけではないし。
現にピーター・ペティグリューはグリフィンドールの卒業生ですし。
僕は闇側に対抗する後ろ盾が欲しいのです」
「くくっ、なるほど。
それで私に当主になれと?」
「魔法省の腐った連中や世間の信じなかった者達を見返したくはありませんか?」
「…そうだな。
私は君を保護しよう。
代わりに君の望み通りにブラック家の復活と当主になろうではないか」
「契約完了ですね」
ピーター・ペティグリューは逃げることも出来ずにガタガタと震えて声にならない声で青ざめていた。
ある意味、被害者であるロンも青ざめていてウィーズリー兄弟もハリーとハーマイオニーも苦笑いしながら慰めていた。
「あ、あんな…おっさんと、一緒のベットで…寝ていた」
「まぁまぁ。
その時はペットだったんだし」
「仕方ないわ、ロン。
誰も気づかなかったのよ」
「ロン、僕も気づかなかったんだ
。
弟の君が気づかなくても仕方ないよ」
流石に双子もパーシーも同情して慰めていて、いつもはロンに冷たいジニーも動揺だった。
半泣きになっているロンにグリフィンドールの同寮生も慰める。