二度目の人生
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あっという間だったなとドラコは列車に乗る前に空を見上げる。
ハリー達に抱擁され、そのまま誘われるがままに一緒に乗る。
「トロールの件は叱られなかった?」
「…心配はされた」
「怒られなかったのか?」
「貴方とドラコは信頼度が違うのよ。
ご両親も信頼しているんだわ」
「ちぇ〜っ」
「僕を信じて、何をするにも反対はしないよ」
不満そうなロンにドラコは苦笑いしてしまう。
「ハリー。
きっと良いことがあるさ。
そんな顔をするな」
「…ドラコ。
うん、そうだよね」
「苦労した分、君には良いことが起きるはずだ」
励まされて元気のなかったハリーは笑顔を取り戻した。
(きっと言えば喜ぶんだろうけれど。
今はまだ言える時期ではないから。
今度こそ、君を大切する保護者が出来るんだ)
前世で大人になったハリーは酔っ払う度にドラコに“シリウスが生きていたら…”と話していた。
ロンやハーマイオニーに言わないのは気遣われたくなかったのかもしれない。
「ドラコって。
本当に同い年だよね?」
「…同級生だが?」
「いや、そうなんだけど。
お兄ちゃんみたいなのもあるけど。
君ってたまに僕を愛しそうに見るから。
そういう愛情じゃなくて!」
「君が危なっかしいからな。
また何をするのか心配にはなるな」
「むぅ…」
「無謀とも言えるが」
ドラコに苦言を言われてハリーは不満顔だが、ロンとハーマイオニーは反論は出来ずに苦笑い。
「ドラコって同級生よりも上級生といることが多いよね。
孤立してる訳じゃないんだろうけど」
「…話が合うんだよ」
流石に子供っぽくて疲れるとは言えなかった。
あの年齢のノリにはついていけなかった。
それでも1人でいる時の方が多くて入学時には教授や監督生には心配掛けていた。
(これからどうするべきか。
どこまで私は変えるべきなんだろうな)
意識していないと以前のようにドラコは“私”と言ってしまう。
(運命を変えすぎてしまうのも問題なんだろうな。
かと言って今更、見捨てることなど出来ないが。
まったく我ながら誰に似たのか、面倒な性格だな)
それもあって前世で親しくなってからハーマイオニーには“ロンよりも正義感と勇気がある”と言われてしまっていた。
癒者で最前線で戦うお坊ちゃんなんてドラコくらいだとロンには揶揄られていたが。
「ドラコ、お帰り。
疲れてはないかい?」
「お帰りなさい。
帰りを待ってました。
体調は崩してませんか?」
「父上、母上。
ただいま帰りました」
列車から降りた途端に抱擁されてドラコは苦笑いするしかない。
ハリー達に抱擁され、そのまま誘われるがままに一緒に乗る。
「トロールの件は叱られなかった?」
「…心配はされた」
「怒られなかったのか?」
「貴方とドラコは信頼度が違うのよ。
ご両親も信頼しているんだわ」
「ちぇ〜っ」
「僕を信じて、何をするにも反対はしないよ」
不満そうなロンにドラコは苦笑いしてしまう。
「ハリー。
きっと良いことがあるさ。
そんな顔をするな」
「…ドラコ。
うん、そうだよね」
「苦労した分、君には良いことが起きるはずだ」
励まされて元気のなかったハリーは笑顔を取り戻した。
(きっと言えば喜ぶんだろうけれど。
今はまだ言える時期ではないから。
今度こそ、君を大切する保護者が出来るんだ)
前世で大人になったハリーは酔っ払う度にドラコに“シリウスが生きていたら…”と話していた。
ロンやハーマイオニーに言わないのは気遣われたくなかったのかもしれない。
「ドラコって。
本当に同い年だよね?」
「…同級生だが?」
「いや、そうなんだけど。
お兄ちゃんみたいなのもあるけど。
君ってたまに僕を愛しそうに見るから。
そういう愛情じゃなくて!」
「君が危なっかしいからな。
また何をするのか心配にはなるな」
「むぅ…」
「無謀とも言えるが」
ドラコに苦言を言われてハリーは不満顔だが、ロンとハーマイオニーは反論は出来ずに苦笑い。
「ドラコって同級生よりも上級生といることが多いよね。
孤立してる訳じゃないんだろうけど」
「…話が合うんだよ」
流石に子供っぽくて疲れるとは言えなかった。
あの年齢のノリにはついていけなかった。
それでも1人でいる時の方が多くて入学時には教授や監督生には心配掛けていた。
(これからどうするべきか。
どこまで私は変えるべきなんだろうな)
意識していないと以前のようにドラコは“私”と言ってしまう。
(運命を変えすぎてしまうのも問題なんだろうな。
かと言って今更、見捨てることなど出来ないが。
まったく我ながら誰に似たのか、面倒な性格だな)
それもあって前世で親しくなってからハーマイオニーには“ロンよりも正義感と勇気がある”と言われてしまっていた。
癒者で最前線で戦うお坊ちゃんなんてドラコくらいだとロンには揶揄られていたが。
「ドラコ、お帰り。
疲れてはないかい?」
「お帰りなさい。
帰りを待ってました。
体調は崩してませんか?」
「父上、母上。
ただいま帰りました」
列車から降りた途端に抱擁されてドラコは苦笑いするしかない。