大切な子
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オリオンは微笑んでシリウスの額にキスする。
「…何歳だと思ってるんですか」
「何歳だろうと私達の愛しい息子さ」
「何度言ったら分かるんです?
オリオン・ブラック。
いくら当主でもホグワーツに侵入するのはおやめください」
「侵入とは人聞きの悪い。
正面から入って来たが?」
「しもべ妖精を脅して入ったのは分かっています」
「息子達の成長が楽しみでね」
「…数日で何も変わりませんよ」
コレに関しては相手にするだけ無駄だとシリウスも諦めていて、ため息をつく。
「レギュラスもだが。
シリウス、君も痩せただろう。
ホグワーツの料理は少なくて飽きるだろう」
「そんなことまで口を出さないでください」
「他の奴等は知ったことではないが、息子達の料理は…っ」
「そのくらいにしましょうか、オリオン」
「…母上」
唯一、オリオンの暴走を止められる人物にシリウスも目覚めたレギュラスも安堵する。
説教されているオリオンに苦笑いするしかない。
「ごめんなさいね、シリウス」
「…大丈夫です」
「少し顔色が悪いわね」
「休めば平気。
精霊の力を借りただけだから」
「無理はしてはいけないわ」
頬を撫でられてシリウスは困ったように小さく笑う。
(…夜?)
目が覚めると外は暗く、いつの間にかベットで寝ていた。
「気がつきましたか?」
「…ん」
「まだ熱が少しありますね。
魔力消耗しているだけです」
「母上、兄様は僕を助ける為に…っ」
「分かっています。
貴方がいくら魔力が高いからと言って無限ではないんですよ。
無茶はしないで頂戴」
「…努力はする」
「私は約束をして欲しいのだけれど」
「それは諦めてください」
「…もう少し寝なさい」
小さな頃のように優しく頭を撫でられ、瞼が重くなってゆく。
翌日の大広間に着いた途端にジェームズを始め、質問攻めになったのは言うまでもない。
-END-
2024.9.1
「…何歳だと思ってるんですか」
「何歳だろうと私達の愛しい息子さ」
「何度言ったら分かるんです?
オリオン・ブラック。
いくら当主でもホグワーツに侵入するのはおやめください」
「侵入とは人聞きの悪い。
正面から入って来たが?」
「しもべ妖精を脅して入ったのは分かっています」
「息子達の成長が楽しみでね」
「…数日で何も変わりませんよ」
コレに関しては相手にするだけ無駄だとシリウスも諦めていて、ため息をつく。
「レギュラスもだが。
シリウス、君も痩せただろう。
ホグワーツの料理は少なくて飽きるだろう」
「そんなことまで口を出さないでください」
「他の奴等は知ったことではないが、息子達の料理は…っ」
「そのくらいにしましょうか、オリオン」
「…母上」
唯一、オリオンの暴走を止められる人物にシリウスも目覚めたレギュラスも安堵する。
説教されているオリオンに苦笑いするしかない。
「ごめんなさいね、シリウス」
「…大丈夫です」
「少し顔色が悪いわね」
「休めば平気。
精霊の力を借りただけだから」
「無理はしてはいけないわ」
頬を撫でられてシリウスは困ったように小さく笑う。
(…夜?)
目が覚めると外は暗く、いつの間にかベットで寝ていた。
「気がつきましたか?」
「…ん」
「まだ熱が少しありますね。
魔力消耗しているだけです」
「母上、兄様は僕を助ける為に…っ」
「分かっています。
貴方がいくら魔力が高いからと言って無限ではないんですよ。
無茶はしないで頂戴」
「…努力はする」
「私は約束をして欲しいのだけれど」
「それは諦めてください」
「…もう少し寝なさい」
小さな頃のように優しく頭を撫でられ、瞼が重くなってゆく。
翌日の大広間に着いた途端にジェームズを始め、質問攻めになったのは言うまでもない。
-END-
2024.9.1