第⑤話
夢小説設定
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着替えはヒューズに頼んでいたので問題ないようだ。
正確には寝てたフリをしたのでロイが着替えたのだが…。
『ロイさん、あまり無茶はしないでくださいね。
綺麗な黒髪、この国では少ないけど…
私は好きですよ。
ロイさんの髪も瞳も、この手も‥‥。
人殺しの手とロイさんは言うけど、この手は仲間を守った手でもあるんですよ。
いつか、あなたがそう思える日が来ると私は信じてます』
囁くように言うセルシアの言葉をロイは聞いていた。
切ないのに嬉しい、不思議な感情。
ベットに腰掛け、セルシアはロイの髪に優しく触れた。
『きゃっ!
ロイさん…?』
「‥‥セルシア」
ロイが腰に抱きついて来てセルシアは驚いた。
「一緒に寝よう」
『えっ…』
「何もしないから。
ぬくもりを感じたいだけ」
『シャワー浴びて来ます。
借りてもいいですか?』
「…眠いから早くしないと寝そう」
『クスクスッ…分かりました』
ロイの我儘が何だか愛しく感じた。
シャワーを借りてセルシアはパジャマに着替えて寝室に行く。
『勝手にシャンプーを使っちゃいましたけど…』
「ん、別にいいよ。
いい香りだ」
ロイはセルシアを抱き締め、首元に顔を埋めた。
『ロイさん、くすぐったい…』
「パジャマ姿、可愛いね。
ほら、寝よう」
『‥‥恥ずかしいです。
あまり見ないでください』
クスクスとロイが笑い、セルシアは頬を赤らめる。
『何故、腕枕なんでしょう?』
「何となく…」
『腕疲れません?』
「そんな弱い男じゃないよ」
『…はい』
恥ずかしくも嬉しくて笑みが溢れた。
『ロイさんの心音も早いですね?』
「…変なものを聞かないでくれ」
『ふふっ、私と同じです』
「まったく…」
苦笑いしながらもロイは嬉しそうに微笑んだ。
早朝―――…
いつもより早く目覚めたのはお酒のせいだろうか。
微かに腕に感じる重みにうっすらと目を開ける。
(あぁ、そうか…
セルシアの髪だったんだな)
ロイの頬にセルシアの髪が触れて、それがくすぐったいと感じたのだろう。
『んん~』
寝返りを打って、甘えるようにロイの服を掴んだ。
(か、可愛い…
やばいだろ、それは!)
微かにロイは頬を赤らめていた。
無防備すぎる寝顔に胸が高鳴る。
そう思いながらも結局は睡魔に敵わず、再び眠りに着く。
ふと香る匂いにロイは目を覚ます。
(‥‥いい匂い。
腹減ったな)
ぼんやりと考えているとパタパタと足音がした。
ノック音がして返事しないと寝てると思ったのか、ドアの開く音がした。
『…ロイさん?
起きてます?
朝食が出来ましたよ。
ロイさん、起きてください』
「‥‥セルシアがキスしてくれたら起きる」
『もう、仕方ない人ですね』
呆れることなく、微笑んでセルシアはロイの唇にキスをする。
正確には寝てたフリをしたのでロイが着替えたのだが…。
『ロイさん、あまり無茶はしないでくださいね。
綺麗な黒髪、この国では少ないけど…
私は好きですよ。
ロイさんの髪も瞳も、この手も‥‥。
人殺しの手とロイさんは言うけど、この手は仲間を守った手でもあるんですよ。
いつか、あなたがそう思える日が来ると私は信じてます』
囁くように言うセルシアの言葉をロイは聞いていた。
切ないのに嬉しい、不思議な感情。
ベットに腰掛け、セルシアはロイの髪に優しく触れた。
『きゃっ!
ロイさん…?』
「‥‥セルシア」
ロイが腰に抱きついて来てセルシアは驚いた。
「一緒に寝よう」
『えっ…』
「何もしないから。
ぬくもりを感じたいだけ」
『シャワー浴びて来ます。
借りてもいいですか?』
「…眠いから早くしないと寝そう」
『クスクスッ…分かりました』
ロイの我儘が何だか愛しく感じた。
シャワーを借りてセルシアはパジャマに着替えて寝室に行く。
『勝手にシャンプーを使っちゃいましたけど…』
「ん、別にいいよ。
いい香りだ」
ロイはセルシアを抱き締め、首元に顔を埋めた。
『ロイさん、くすぐったい…』
「パジャマ姿、可愛いね。
ほら、寝よう」
『‥‥恥ずかしいです。
あまり見ないでください』
クスクスとロイが笑い、セルシアは頬を赤らめる。
『何故、腕枕なんでしょう?』
「何となく…」
『腕疲れません?』
「そんな弱い男じゃないよ」
『…はい』
恥ずかしくも嬉しくて笑みが溢れた。
『ロイさんの心音も早いですね?』
「…変なものを聞かないでくれ」
『ふふっ、私と同じです』
「まったく…」
苦笑いしながらもロイは嬉しそうに微笑んだ。
早朝―――…
いつもより早く目覚めたのはお酒のせいだろうか。
微かに腕に感じる重みにうっすらと目を開ける。
(あぁ、そうか…
セルシアの髪だったんだな)
ロイの頬にセルシアの髪が触れて、それがくすぐったいと感じたのだろう。
『んん~』
寝返りを打って、甘えるようにロイの服を掴んだ。
(か、可愛い…
やばいだろ、それは!)
微かにロイは頬を赤らめていた。
無防備すぎる寝顔に胸が高鳴る。
そう思いながらも結局は睡魔に敵わず、再び眠りに着く。
ふと香る匂いにロイは目を覚ます。
(‥‥いい匂い。
腹減ったな)
ぼんやりと考えているとパタパタと足音がした。
ノック音がして返事しないと寝てると思ったのか、ドアの開く音がした。
『…ロイさん?
起きてます?
朝食が出来ましたよ。
ロイさん、起きてください』
「‥‥セルシアがキスしてくれたら起きる」
『もう、仕方ない人ですね』
呆れることなく、微笑んでセルシアはロイの唇にキスをする。