第⑤話
夢小説設定
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射撃練習場―――…
珍しく大佐がいて、周りには軍人達も集まっていた。
(何故、こんなことになるんだ…)
それは今から数時間前のこと、ジャックの挑発されてその挑発につい乗ってしまった。
“焔の錬金術しか使えずに銃も扱えずに女性の中尉に守ってもらっている”
“女性のくせに錬金術を使うなんて…”
主に焔を使うだけでほかの錬金術もやろうと思えば出来る。
更には中尉とセルシアまでバカにしたような言い方が気に入らなかった。
「だったら、銃を使えるとこを見せてもらえます?」
「望むところだ!」
ついカッとなって言ってしまい、気づいた頃には遅かった。
「まったく、あなたはバカですか…」
「う‥‥」
「それで、銃の腕は?
自信は?」
「…最近はほとんど握ってない」
自信なさげに大佐は呟き、呆れたように中尉がため息をつく。
ここにいるほとんどの者が大佐の銃腕は知らずに、興味を抱いていた。
軍人だから銃の腕が鈍いとは思ってはいないが、錬金術に頼ってるように見えて欠点が見れるかもしれないともある意味の期待をしていた。
『大佐、すみません…』
「‥‥気にするな。
私が挑発に乗ってしまったんだから」
大佐は苦笑いを浮かべ、セルシアの頭をなでた。
「軍人だから下手という訳ではないんだろうけど…」
「どうなんでしょうか?」
「さぁな、俺達は見たことないし」
「中尉も見たことないなら、俺等が知るはずないだろ」
中尉が軍に入隊した頃は既に大佐は軍人で焔の錬金術師だったので銃の実力は分からない。
「錬金術に頼ってるんだから、やっぱり銃は苦手なんじゃないか?」
「確かに銃を撃ってるどころか練習してるのも見たことないもんな」
ヒソヒソと好き勝手に話していた。
銃弾は5発、どちらが点数が高いかで勝負が決まる。
ダーツの簡単なルールの点数を付け、分かりやすく行う。
的の真ん中に当てれば勝つ可能性も高いということになる。
交互に撃つのではなく、5発ずつ撃つ。
最初に撃った方がプレッシャーを与えられるということだ。
「ブレン少尉は銃の腕は同期でも腕がいいと有名だったみたいですよ」
「…自分の得意分野で挑戦ということか」
「負けないでくださいよ?」
「‥‥さぁな」
「何なんっスか、その曖昧な返事」
「大丈夫ですか?」
返事はせずに大佐は口元を緩めた。
(あ~、また何か考えてるな…)
(これなら負ける心配はないか)
ハボック達は大佐の様子に少し安心した。
「中佐、いいんですか?」
『信じてるから。
中尉だって、止めなかったじゃない』
「はい、信じていますから」
顔を見合わせてクスッと笑う。
『‥‥それに』
「はい?」
『大佐が銃を向ける姿を見たいじゃない。
誰よりもカッコイイはずよ##4X##』
「‥‥‥ι」
そんなことを話せる余裕も信じているからなんだろうが、中尉は唖然としてしまった。
珍しく大佐がいて、周りには軍人達も集まっていた。
(何故、こんなことになるんだ…)
それは今から数時間前のこと、ジャックの挑発されてその挑発につい乗ってしまった。
“焔の錬金術しか使えずに銃も扱えずに女性の中尉に守ってもらっている”
“女性のくせに錬金術を使うなんて…”
主に焔を使うだけでほかの錬金術もやろうと思えば出来る。
更には中尉とセルシアまでバカにしたような言い方が気に入らなかった。
「だったら、銃を使えるとこを見せてもらえます?」
「望むところだ!」
ついカッとなって言ってしまい、気づいた頃には遅かった。
「まったく、あなたはバカですか…」
「う‥‥」
「それで、銃の腕は?
自信は?」
「…最近はほとんど握ってない」
自信なさげに大佐は呟き、呆れたように中尉がため息をつく。
ここにいるほとんどの者が大佐の銃腕は知らずに、興味を抱いていた。
軍人だから銃の腕が鈍いとは思ってはいないが、錬金術に頼ってるように見えて欠点が見れるかもしれないともある意味の期待をしていた。
『大佐、すみません…』
「‥‥気にするな。
私が挑発に乗ってしまったんだから」
大佐は苦笑いを浮かべ、セルシアの頭をなでた。
「軍人だから下手という訳ではないんだろうけど…」
「どうなんでしょうか?」
「さぁな、俺達は見たことないし」
「中尉も見たことないなら、俺等が知るはずないだろ」
中尉が軍に入隊した頃は既に大佐は軍人で焔の錬金術師だったので銃の実力は分からない。
「錬金術に頼ってるんだから、やっぱり銃は苦手なんじゃないか?」
「確かに銃を撃ってるどころか練習してるのも見たことないもんな」
ヒソヒソと好き勝手に話していた。
銃弾は5発、どちらが点数が高いかで勝負が決まる。
ダーツの簡単なルールの点数を付け、分かりやすく行う。
的の真ん中に当てれば勝つ可能性も高いということになる。
交互に撃つのではなく、5発ずつ撃つ。
最初に撃った方がプレッシャーを与えられるということだ。
「ブレン少尉は銃の腕は同期でも腕がいいと有名だったみたいですよ」
「…自分の得意分野で挑戦ということか」
「負けないでくださいよ?」
「‥‥さぁな」
「何なんっスか、その曖昧な返事」
「大丈夫ですか?」
返事はせずに大佐は口元を緩めた。
(あ~、また何か考えてるな…)
(これなら負ける心配はないか)
ハボック達は大佐の様子に少し安心した。
「中佐、いいんですか?」
『信じてるから。
中尉だって、止めなかったじゃない』
「はい、信じていますから」
顔を見合わせてクスッと笑う。
『‥‥それに』
「はい?」
『大佐が銃を向ける姿を見たいじゃない。
誰よりもカッコイイはずよ##4X##』
「‥‥‥ι」
そんなことを話せる余裕も信じているからなんだろうが、中尉は唖然としてしまった。