第⑤話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ただひとつ、美貌というのは真実だった。
「暴れないのであれば解放するが?
色々と処理作業が面倒なんでな」
「はっ?
暴れたんだぞ?」
「何のことだ?
私は何も見てない。
酔って寝惚けていたんだな」
大佐は縛っていた縄をほどいた。
「…大佐。
まったく、あなたという人はι」
「ここは管轄内だし、面倒は嫌だ」
「嫌だって…。
はぁ~、分かりました。
もういいです」
『大佐、コートを』
「あぁ、すまない」
セルシアが大佐のコートを肩に掛ける。
「あんた‥‥それでいいのか?」
「何のことだ?」
見逃すとは口には出さず、席に着いた。
「上官にバレたら嫌味を言われるな」
「何を今更…」
『その嫌味に付き合いましょうか?』
大佐は笑みを浮かべた。
イーストシティに着き、迎えの軍車で東方司令部に向かう。
グラマン中将の元に報告。
「ただいま帰りました、グラマン将軍」
「うん、お疲れ。
リーゼル中佐、勝った?」
『はい』
「それなら合格」
『合格…ですか?
何の話ですか?』
「うん、付き合って結婚しちゃいなさい。
本当はマスタングくんは孫を貰ってもらおうと思ったんだけどね、あげるよ」
グラマン中将の言葉にセルシアは真っ赤になって固まる。
「グラマン将軍、ご冗談を。
私と彼女は…」
「いいから、いいから」
相変わらずのグラマン中将だった。
「失礼しました」
敬礼してグラマン中将の執務室から出て行く。
(…どこまで本心なんだか。
あの人の真意は分からないな)
小さなため息をつき、自分の執務室に歩き出す。
部下達に出迎えられ、いつものようなやりとりが行われる。
「大佐」
「何だ?」
「首元…」
「あ~、そうだ。
仕事をしよう」
分かりやすい誤魔化し方だ。
『あ、えっと…
失礼します!』
逃げ場をなくし、セルシアは何故か大佐について行く。
「「………。」」
「相手は中佐?」
「ヒューズ中佐にお酒を飲まされて、酔って大佐に付けたらしいわ」
「‥‥酔うと本当に変わりますよね」
「でも、不思議と2回とも相手は大佐なんですよね」
「羨ましい…」
「あの弱さだとお菓子に入ってるお酒でも酔いそうだな」
「確かに」
大佐の執務室のドアを見つめた。
『…本当にすみませんι』
「もういいから。
何だか君の彼になった気分だな」
『大佐っ///』
クスクスと大佐は微笑む。
『資料室に行って来ます!!』
真っ赤になって大佐の執務室を飛び出して行くセルシア。
「暴れないのであれば解放するが?
色々と処理作業が面倒なんでな」
「はっ?
暴れたんだぞ?」
「何のことだ?
私は何も見てない。
酔って寝惚けていたんだな」
大佐は縛っていた縄をほどいた。
「…大佐。
まったく、あなたという人はι」
「ここは管轄内だし、面倒は嫌だ」
「嫌だって…。
はぁ~、分かりました。
もういいです」
『大佐、コートを』
「あぁ、すまない」
セルシアが大佐のコートを肩に掛ける。
「あんた‥‥それでいいのか?」
「何のことだ?」
見逃すとは口には出さず、席に着いた。
「上官にバレたら嫌味を言われるな」
「何を今更…」
『その嫌味に付き合いましょうか?』
大佐は笑みを浮かべた。
イーストシティに着き、迎えの軍車で東方司令部に向かう。
グラマン中将の元に報告。
「ただいま帰りました、グラマン将軍」
「うん、お疲れ。
リーゼル中佐、勝った?」
『はい』
「それなら合格」
『合格…ですか?
何の話ですか?』
「うん、付き合って結婚しちゃいなさい。
本当はマスタングくんは孫を貰ってもらおうと思ったんだけどね、あげるよ」
グラマン中将の言葉にセルシアは真っ赤になって固まる。
「グラマン将軍、ご冗談を。
私と彼女は…」
「いいから、いいから」
相変わらずのグラマン中将だった。
「失礼しました」
敬礼してグラマン中将の執務室から出て行く。
(…どこまで本心なんだか。
あの人の真意は分からないな)
小さなため息をつき、自分の執務室に歩き出す。
部下達に出迎えられ、いつものようなやりとりが行われる。
「大佐」
「何だ?」
「首元…」
「あ~、そうだ。
仕事をしよう」
分かりやすい誤魔化し方だ。
『あ、えっと…
失礼します!』
逃げ場をなくし、セルシアは何故か大佐について行く。
「「………。」」
「相手は中佐?」
「ヒューズ中佐にお酒を飲まされて、酔って大佐に付けたらしいわ」
「‥‥酔うと本当に変わりますよね」
「でも、不思議と2回とも相手は大佐なんですよね」
「羨ましい…」
「あの弱さだとお菓子に入ってるお酒でも酔いそうだな」
「確かに」
大佐の執務室のドアを見つめた。
『…本当にすみませんι』
「もういいから。
何だか君の彼になった気分だな」
『大佐っ///』
クスクスと大佐は微笑む。
『資料室に行って来ます!!』
真っ赤になって大佐の執務室を飛び出して行くセルシア。