第④話
夢小説設定
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疲れのせいか、ロイはいつもより酔いが回るのが早く、ヒューズに絡んで愚痴ってる。
「おまえ、もう飲むな」
「やだ、もっと飲む~」
「やだって…
おまえは何歳だι」
唇を尖らせるのも童顔と整った顔立ちのせいか、違和感があまりない。
「なぁ、ヒューズ…
幸せになる価値‥‥あるんだろうか」
「ロイ…?」
「この手で、数えきれないほど…殺したこの手で触れていいのか迷ってしまう。
それでも‥‥触れたいと思うのはいけないことなんだろうか。
見えない血で染まってるこの手で!」
「ロイ…」
「罪は消えることはないんだ。
それでも触れたくなって、愛しくて…
側にいるだけで心地よくて心が楽になる感覚になる」
「ロイは命令に従った、ただそれだけだ」
「それでも私は…!!
この手で‥‥」
「ロイ、もういい。
分かったから…」
「‥‥ッ‥」
「おまえも幸せになる価値があるんだ。
いや、幸せになる価値なんて決めたらダメだ。
こうは考えられないか?
その人達の分まで、幸せになるって。
それが償いとは言わないが…」
「ヒューズ‥‥」
罪の償いなんてものはなくて葛藤が繰り返され、忘れることが出来ない。
それでも幸せになっていいのだろうかと心が揺れた。
ロイは独り言のように呟く。
「‥‥心が暖かくなるんだ。
守りたくて愛しくてたまらなくなる」
「それが愛情だ」
「私が幸せにしてあげれるのだろうか」
「…それを望んでいるはずだ。
おまえの為に生きてるような女はそういないぞ」
「あぁ‥‥分かってるよ」
「考えるより思ったままに行動しろよ。
たまにはいいんじゃないか?」
「…そうかもしれんな」
テーブルに顔を埋め、黙り込んだ。
「ロイ?
何だよ、寝ちまったのか」
苦笑いしながらもヒューズのロイを見る瞳は優しい。
「ロイ、寝るならベットに行けよな。
運ぶの大変なのに」
ブツブツと文句を言いつつもロイを運んで行くヒューズ。
「はぁ~っ…
疲れた‥‥」
ドサッとロイをベットに投げるように寝かせた。
「ロイ、あまり悩みすぎるなよ?」
くしゃっとロイの頭をなでてヒューズが部屋から出て行く。
翌朝―――…
頭を押さえながら部屋から出て来た。
「…2人して二日酔いか?」
「飲み過ぎた‥‥」
『‥‥っ‥』
気分が悪く、完全に二日酔い。
「昨日のこと、覚えてるか?」
『私‥‥何をしたんでしょうか?』
「…キスされたのは覚えてるが」
(俺に絡んだのは覚えてないのかι)
ヒューズは苦笑いを浮かべた。
『き、キス!!?』
「あっ、いや‥‥」
まだハッキリ目覚めてなかったのか、思わず言ってしまう。
『私がロイさんに…ですよね?』
「…あぁ」
『1度ならず、2度もすみません‥‥』
「あ、いや、いいんだ」
ロイは昨夜に押し倒されたことを思い出していた。
「それだけじゃないぞ。
酔っ払ってロイを押し倒してた」
『お、押し倒したぁ!?』
「酔ってるからロイが宥めるのも聞かないし」
ロイがシャツでどうにか隠そうとしてるのを見てヒューズはそれを見せる。
「ほら、ここにあるキスマーク。
おまえが付けたんだぞ。
くっきりキスマークだな」
『えぇっ!?』
「ヒューズ!
あ、いや‥‥気にしなくていいから」
『…すみません』
互いに真っ赤になり、目を反らす。
「おまえ、もう飲むな」
「やだ、もっと飲む~」
「やだって…
おまえは何歳だι」
唇を尖らせるのも童顔と整った顔立ちのせいか、違和感があまりない。
「なぁ、ヒューズ…
幸せになる価値‥‥あるんだろうか」
「ロイ…?」
「この手で、数えきれないほど…殺したこの手で触れていいのか迷ってしまう。
それでも‥‥触れたいと思うのはいけないことなんだろうか。
見えない血で染まってるこの手で!」
「ロイ…」
「罪は消えることはないんだ。
それでも触れたくなって、愛しくて…
側にいるだけで心地よくて心が楽になる感覚になる」
「ロイは命令に従った、ただそれだけだ」
「それでも私は…!!
この手で‥‥」
「ロイ、もういい。
分かったから…」
「‥‥ッ‥」
「おまえも幸せになる価値があるんだ。
いや、幸せになる価値なんて決めたらダメだ。
こうは考えられないか?
その人達の分まで、幸せになるって。
それが償いとは言わないが…」
「ヒューズ‥‥」
罪の償いなんてものはなくて葛藤が繰り返され、忘れることが出来ない。
それでも幸せになっていいのだろうかと心が揺れた。
ロイは独り言のように呟く。
「‥‥心が暖かくなるんだ。
守りたくて愛しくてたまらなくなる」
「それが愛情だ」
「私が幸せにしてあげれるのだろうか」
「…それを望んでいるはずだ。
おまえの為に生きてるような女はそういないぞ」
「あぁ‥‥分かってるよ」
「考えるより思ったままに行動しろよ。
たまにはいいんじゃないか?」
「…そうかもしれんな」
テーブルに顔を埋め、黙り込んだ。
「ロイ?
何だよ、寝ちまったのか」
苦笑いしながらもヒューズのロイを見る瞳は優しい。
「ロイ、寝るならベットに行けよな。
運ぶの大変なのに」
ブツブツと文句を言いつつもロイを運んで行くヒューズ。
「はぁ~っ…
疲れた‥‥」
ドサッとロイをベットに投げるように寝かせた。
「ロイ、あまり悩みすぎるなよ?」
くしゃっとロイの頭をなでてヒューズが部屋から出て行く。
翌朝―――…
頭を押さえながら部屋から出て来た。
「…2人して二日酔いか?」
「飲み過ぎた‥‥」
『‥‥っ‥』
気分が悪く、完全に二日酔い。
「昨日のこと、覚えてるか?」
『私‥‥何をしたんでしょうか?』
「…キスされたのは覚えてるが」
(俺に絡んだのは覚えてないのかι)
ヒューズは苦笑いを浮かべた。
『き、キス!!?』
「あっ、いや‥‥」
まだハッキリ目覚めてなかったのか、思わず言ってしまう。
『私がロイさんに…ですよね?』
「…あぁ」
『1度ならず、2度もすみません‥‥』
「あ、いや、いいんだ」
ロイは昨夜に押し倒されたことを思い出していた。
「それだけじゃないぞ。
酔っ払ってロイを押し倒してた」
『お、押し倒したぁ!?』
「酔ってるからロイが宥めるのも聞かないし」
ロイがシャツでどうにか隠そうとしてるのを見てヒューズはそれを見せる。
「ほら、ここにあるキスマーク。
おまえが付けたんだぞ。
くっきりキスマークだな」
『えぇっ!?』
「ヒューズ!
あ、いや‥‥気にしなくていいから」
『…すみません』
互いに真っ赤になり、目を反らす。