第④話
夢小説設定
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数時間後、錬成陣を彫ったピアスを身につけて部屋から出た。
「私服に着替えたのか」
『はい』
「よく似合う。
スカートか…」
『はい、スカートの方がいいと言っていたので』
にっこりとセルシアは微笑む。
(ロイに尽くしまくりだな。
こりゃ、ロイの結婚もすぐか?)
ヒューズはエリシアを抱っこしながら、その様子を見ていた。
「でも‥‥惜しいな」
後ろからロイがセルシアを抱き締める。
『大佐…?』
「――名前」
『ろ、ロイ…さん』
未だに名前で呼ぶのに緊張するらしい。
「髪ほどいてもいい?」
『あ、はい』
ヘアゴムを取り、ほどくとロイは髪にキスをする。
「ん、可愛い」
『…ロイさん///』
カアァッとセルシアが真っ赤になる。
「ロイ‥‥人の家に来てイチャつくなι」
「イチャついてない、事実だ」
(…どう見てもイチャついてるだけだろう?ι)
ヒューズはため息をつく。
ロイはセルシアを離すつもりがないのか、抱き締めたまま。
「ロイ、甘え癖なんかあったか?」
「…抱き心地いい」
セルシアの首元に顔を埋める。
『太ってます?』
「いや、太ってなくて痩せすぎてなくていいんだ。
こうしてれば君の好きな香水も香るだろう?
それに、匂いを残せて変な奴から守れるかもしれない」
「…変な奴?」
「ん、口説かれていたから」
『なんか、しつこくて‥‥』
「あぁ、たまにいるよな。
軍の奴か?」
「そうだ、女に飢えてるから尚更だ」
「…独身の男で飢えてないのはおまえくらいだろ」
「そうか?」
(まったく、こいつは…)
エリシアがグレイシアの元に行ったから出来る会話だ。
「そういえば、セルシアは来たことあるのか?」
『エリシアちゃんに会いに勝手に帰るのでヒューズ中佐を迎えに来ていたので』
「いや~、会いたくなってな」
『だからって、勝手に帰る人がどこにいるんですかι』
呆れたようにセルシアがヒューズを見る。
ロイはセルシアを離して無言で立ち上がった。
「ロイ?」
「…着替えて来る」
「普段は名前で呼んでるんだな」
「別にいいだろ」
不満そうにヒューズを見て、ロイは用意された部屋に行く。
「分かりやすいな、あいつは」
『えっ…』
「俺と仲良く話してるから妬いたんだ」
『‥‥どうして妬くんですか?』
「そりゃ、好きだからだろ」
『誰が?』
「…付き合ってるんだろ?」
『いえ、付き合ってませんが?』
(おいおい、マジかよ。
付き合ってなくて髪にキスしたり、抱き締めていたのか!!?
一歩間違えばセクハラだぞ!?)
ヒューズは親友の行動に頭を抱えた。
(まぁ、自分を好きだと自覚があるからなんだろうが‥‥。
ロイが珍しいな。
それだけ大切ってことか?
大切にしてるのは間違いないだろうな。
それが恋なのかは分からないが…)
チラッとセルシアを見た。
「私服に着替えたのか」
『はい』
「よく似合う。
スカートか…」
『はい、スカートの方がいいと言っていたので』
にっこりとセルシアは微笑む。
(ロイに尽くしまくりだな。
こりゃ、ロイの結婚もすぐか?)
ヒューズはエリシアを抱っこしながら、その様子を見ていた。
「でも‥‥惜しいな」
後ろからロイがセルシアを抱き締める。
『大佐…?』
「――名前」
『ろ、ロイ…さん』
未だに名前で呼ぶのに緊張するらしい。
「髪ほどいてもいい?」
『あ、はい』
ヘアゴムを取り、ほどくとロイは髪にキスをする。
「ん、可愛い」
『…ロイさん///』
カアァッとセルシアが真っ赤になる。
「ロイ‥‥人の家に来てイチャつくなι」
「イチャついてない、事実だ」
(…どう見てもイチャついてるだけだろう?ι)
ヒューズはため息をつく。
ロイはセルシアを離すつもりがないのか、抱き締めたまま。
「ロイ、甘え癖なんかあったか?」
「…抱き心地いい」
セルシアの首元に顔を埋める。
『太ってます?』
「いや、太ってなくて痩せすぎてなくていいんだ。
こうしてれば君の好きな香水も香るだろう?
それに、匂いを残せて変な奴から守れるかもしれない」
「…変な奴?」
「ん、口説かれていたから」
『なんか、しつこくて‥‥』
「あぁ、たまにいるよな。
軍の奴か?」
「そうだ、女に飢えてるから尚更だ」
「…独身の男で飢えてないのはおまえくらいだろ」
「そうか?」
(まったく、こいつは…)
エリシアがグレイシアの元に行ったから出来る会話だ。
「そういえば、セルシアは来たことあるのか?」
『エリシアちゃんに会いに勝手に帰るのでヒューズ中佐を迎えに来ていたので』
「いや~、会いたくなってな」
『だからって、勝手に帰る人がどこにいるんですかι』
呆れたようにセルシアがヒューズを見る。
ロイはセルシアを離して無言で立ち上がった。
「ロイ?」
「…着替えて来る」
「普段は名前で呼んでるんだな」
「別にいいだろ」
不満そうにヒューズを見て、ロイは用意された部屋に行く。
「分かりやすいな、あいつは」
『えっ…』
「俺と仲良く話してるから妬いたんだ」
『‥‥どうして妬くんですか?』
「そりゃ、好きだからだろ」
『誰が?』
「…付き合ってるんだろ?」
『いえ、付き合ってませんが?』
(おいおい、マジかよ。
付き合ってなくて髪にキスしたり、抱き締めていたのか!!?
一歩間違えばセクハラだぞ!?)
ヒューズは親友の行動に頭を抱えた。
(まぁ、自分を好きだと自覚があるからなんだろうが‥‥。
ロイが珍しいな。
それだけ大切ってことか?
大切にしてるのは間違いないだろうな。
それが恋なのかは分からないが…)
チラッとセルシアを見た。