第④話
夢小説設定
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なかなか始まらないのでエドの怒りが大爆発。
「早く始めろ~!
いつになったら始まるんだよ!?」
「まぁまぁ、落ち着け」
ヒューズが宥め、やっと始める。
「赤コーナー!!
颯風の錬金術師、セルシア・リーゼル!!」
ファンの軍人からの歓声も含まれてはいるが、ほとんど妬みの声が上がる。
女性のくせに国家錬金術師で出世、その声は仕方ないのだ。
「青コーナー!!
鋼の錬金術師、エドワード・エルリック!!」
背丈のことをからかう声にキレるエド。
「俺が勝ったらアルが拾って来た仔猫を飼ってもらうからな!!」
『仔猫…?
私、仔猫よりも子犬がいいな』
「何でだよ!!?」
『大佐が言ってたから』
「おまえは大佐が好きなのかよ!?
どこがいいんだ!!」
『もちろん好きよ。
どこって、全部』
あっさりとセルシアは認める。
「あの女タラシのどこが!!」
『女性に優しいだけじゃない。
モテないよりはいいわ。
それは魅力的ってことでしょ?』
ふわりとセルシアが微笑む。
(こ、こいつ…
本気‥‥なのか?)
さぼるとこを見ても呆れないあたり、本気なのだろう。
セルシアは条件を考える。
『だったら、私も条件よ。
私が勝ったら‥‥』
「…勝ったら?」
『大佐、何がいいですか?』
「おまえのじゃないのか!?」
『考えたけどなかったから』
大佐は苦笑いを浮かべながらもセルシアを見る瞳は優しい。
「そうだな、リーゼル中佐が勝ったら鋼のが1人でここの片付けなんてどうだ?」
『いいですね』
「女性に力仕事は似合わないからな」
大佐とセルシアを見て“付き合っている”という噂が更に広がったのは言うまでもない。
『これでどう?』
「別にいいぜ。
俺が勝てば問題ないんだからな!
女に負けるか!!」
『それは差別よ。
女でも、私は国家錬金術師。
これでも軍人なんだから甘くみないでよね!』
微かにセルシアが変化する。
(戦闘モードに突入だな)
大佐は口元を緩める。
セルシアの実力を分からないエドは体術で様子を見ようとする。
だが、攻撃はひとつも当たらずに軽々と避けられる。
「は、早い…!
兄さんの攻撃が当たらないなんて!!」
それにはアルも驚いている。
『私にはそんな攻撃は効かないわよ?
私の錬金術は“風”。
動きはあなたより速いわ』
身軽で素早い動きにエドは翻弄される。
「錬金術を使っているのか!?」
『クスッ…どうかしら。
次は私からね』
セルシアはピアスに触れ、指を鳴らす。
避けきれずにエドは風で吹き飛ばされる。
「おぅわ!?」
『風で飛ばされる気分はどう?』
「くっ…そ!
負けるかよ!!」
エドはお得意の腕を武器に変える。
「鋼の!
そこはまずい!!」
大佐の声が響くが、遅かった。
『…っ!!
きゃあぁぁッ!?』
軍服が破れ、中のシャツも破れていた。
セルシアはしゃがみ込んで悲鳴を上げる。
「早く始めろ~!
いつになったら始まるんだよ!?」
「まぁまぁ、落ち着け」
ヒューズが宥め、やっと始める。
「赤コーナー!!
颯風の錬金術師、セルシア・リーゼル!!」
ファンの軍人からの歓声も含まれてはいるが、ほとんど妬みの声が上がる。
女性のくせに国家錬金術師で出世、その声は仕方ないのだ。
「青コーナー!!
鋼の錬金術師、エドワード・エルリック!!」
背丈のことをからかう声にキレるエド。
「俺が勝ったらアルが拾って来た仔猫を飼ってもらうからな!!」
『仔猫…?
私、仔猫よりも子犬がいいな』
「何でだよ!!?」
『大佐が言ってたから』
「おまえは大佐が好きなのかよ!?
どこがいいんだ!!」
『もちろん好きよ。
どこって、全部』
あっさりとセルシアは認める。
「あの女タラシのどこが!!」
『女性に優しいだけじゃない。
モテないよりはいいわ。
それは魅力的ってことでしょ?』
ふわりとセルシアが微笑む。
(こ、こいつ…
本気‥‥なのか?)
さぼるとこを見ても呆れないあたり、本気なのだろう。
セルシアは条件を考える。
『だったら、私も条件よ。
私が勝ったら‥‥』
「…勝ったら?」
『大佐、何がいいですか?』
「おまえのじゃないのか!?」
『考えたけどなかったから』
大佐は苦笑いを浮かべながらもセルシアを見る瞳は優しい。
「そうだな、リーゼル中佐が勝ったら鋼のが1人でここの片付けなんてどうだ?」
『いいですね』
「女性に力仕事は似合わないからな」
大佐とセルシアを見て“付き合っている”という噂が更に広がったのは言うまでもない。
『これでどう?』
「別にいいぜ。
俺が勝てば問題ないんだからな!
女に負けるか!!」
『それは差別よ。
女でも、私は国家錬金術師。
これでも軍人なんだから甘くみないでよね!』
微かにセルシアが変化する。
(戦闘モードに突入だな)
大佐は口元を緩める。
セルシアの実力を分からないエドは体術で様子を見ようとする。
だが、攻撃はひとつも当たらずに軽々と避けられる。
「は、早い…!
兄さんの攻撃が当たらないなんて!!」
それにはアルも驚いている。
『私にはそんな攻撃は効かないわよ?
私の錬金術は“風”。
動きはあなたより速いわ』
身軽で素早い動きにエドは翻弄される。
「錬金術を使っているのか!?」
『クスッ…どうかしら。
次は私からね』
セルシアはピアスに触れ、指を鳴らす。
避けきれずにエドは風で吹き飛ばされる。
「おぅわ!?」
『風で飛ばされる気分はどう?』
「くっ…そ!
負けるかよ!!」
エドはお得意の腕を武器に変える。
「鋼の!
そこはまずい!!」
大佐の声が響くが、遅かった。
『…っ!!
きゃあぁぁッ!?』
軍服が破れ、中のシャツも破れていた。
セルシアはしゃがみ込んで悲鳴を上げる。