第48話
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式典が済むと、軍人も国民も混じり合う解決を祝うパーティーになっていた。
「マスタング大将!」
「「おめでとうございます!」」
「ありがとう、ウィンリィ。
アルフォンスも来れたのか」
「車椅子でならと半ば強引に許可を頂きました」
「あまり無理しないようにな」
「はい、マスタング大将」
「あんたなぁ…」
「ロイっ!
おまえ、昇格するのは分かっていたのか?」
「大総統から聞かされてた。
驚いただろう?」
「…おまえが降格されて腰抜かすかと思ったぞ」
「実質、マスタング大将の責任はゼロですよね」
「大総統が罰を与える訳ねぇか」
「俺等の言い争いを何だと思っていたんですか!」
「いや〜、慕われているなと」
「…否定はしませんが」
不満そうなブレダとハボックにロイは微笑んだ。
「マスタング大将!」
「…中尉」
「貴方は馬鹿なんですか。
でも、無事で良かったです」
「すまなかった」
中尉に抱きつかれてロイは苦笑いし、ポンポンと背を叩く。
「リーゼル大佐は知っていたんですか。
普段の貴方なら降格されて大暴れするでしょう?」
『詳しくは聞かれてないわよ。
信じて待っていろと言われたから』
「「ヒュ〜っ!」」
「俺等には言ってくれませんでしたね?」
「俺等はマスタング大将を信じていたのにガッカリです」
「そうですな、中尉?」
「えっ、と…」
「くくっ…からかってやるな。
中尉はそのままで良いんだよ」
困惑してる中尉にロイは助け舟を出してポンポンと軽く肩を叩いた。
「随分と楽しそうだな、マスタング大将」
「…オリヴィエ中将」
「席はおまえに譲ってやる。
グラマン中将共々な。
だが、少しでも情けない姿を見せてみろ。
そこから引きずり下ろしてやる。
覚悟しておくんだな」
「ありがとうございます。
そうならぬ様、精進します」
「気に入らない奴だ。
まぁ、青二才は勘弁してやる」
「い…っ」
「軍刀でないだけ感謝しろ」
「姉上!
マスタング大将、大変申し訳ありません。
お怪我はありませんか?」
「大丈夫だ」
「あの姉上が認めるなんて一生ないかと思いました」
「…そうか?
言葉に出さないだけだと思うが」
「そうでしょうか」
「ハボックのような分かりやすさはないが、わりと分かりやすい面もあるぞ。
君はアームストロング中将に対してのイメージが強すぎるのかもな」
「私には理解が出来ません。
姉上は強いですが」
「ふはっ!
アームストロング少佐はそれでいいのかもな」
不思議そうにしているアームストロング少佐にロイは微笑んでいた。
オリヴィエ中将に背を蹴られ、くっきりと足跡が残っているので中尉に着替えるように諭される。
『ロイさん!
新しい制服をどうぞ』
「君、居ないと思ったら…」
『補佐官に頂いて、縫って来ました。
着替えましょう!』
「分かった。
分かったから」
半ば強引に軍服の上着を脱がされ、ロイは苦笑いする。
『よく似合ってます。
マスタング大将』
「ありがとう。
君も近くに来てくれんと困るな」
『今の地位で私は十分なんですが』
「支えてくれるのだろう?」
『そうですね。
地位には興味はないですが、それが貴方の為ならば』
「君達もだからな」
「そうだな。
おまえさんは恨まれるからな。
周りを固めてやるよ」
ヒューズに肩を抱かれてロイは楽しそうに笑う。
「おやおや、珍しいな」
「たまにはいいではないか」
「…ダメとは言ってませんよ。
こういうのも悪くありませんね」
「君も変わったな」
「大総統には負けますよ」
ロイ達を見つめて大総統と補佐官は微笑んでいた。
「マスタング大将。
リハビリが済んだら、僕も貴方を支える為に動きたいです。
シンの国でも動きがあったようですから」
「…そうか」
「兄さんは機械鎧があるからシンの国に行けませんが。
僕なら行けますよ。
皇子と皇女とも知り合いです。
もしかしたら、地位はマスタング大将のように変わっているかもしれませんけどね」
「ゆっくりでいい。
焦らなくていいから待っているよ。
シンの国も今は忙しいだろうからね」
「…知っていたのですか」
「あぁ、律儀に手紙が送られて来た」
「ははっ!
やっぱり、流石だなぁ〜」
アルはクスクスと笑ってロイはくしゃっと頭を撫でた。
「ロイさん。
おめでとうございます。
夫をこれからも宜しくお願いします」
「夫人、ありがとうございます。
貴方を悲しませるような未来にはしませんよ」
「貴方の幸せを最優先してください」
「…はい」
「貴方は国民を助けました。
それ以上もそれ以下もありません。
では、失礼します」
(流石は大総統の夫人だな)
大総統か敵わないのだから強いなとロイは苦笑いする。
『大総統、かなりお叱りになったみたいですよ』
「あぁ、聞いたよ」
「…あんたらの距離感はどうなってんだよ」
『何が?』
「問題あるか?」
「いや、あるだろうよ!
国民が慣れるくらいひっついてんのかよ!?」
「リーゼル大佐だし」
「そうそう、マスタング大将にひっつくのはいつものことだからねぇ〜」
セルシアはロイの後ろから腰に抱きついていて、慣れているようで誰もエド以外は突っ込まない。
「いいじゃない。
エド、余計なお世話だわ」
「お似合いだし。
いいじゃん」
ウィンリィもアルも気にしておらず、エドは頭を抱えたのだった。
「マスタング大将!」
「「おめでとうございます!」」
「ありがとう、ウィンリィ。
アルフォンスも来れたのか」
「車椅子でならと半ば強引に許可を頂きました」
「あまり無理しないようにな」
「はい、マスタング大将」
「あんたなぁ…」
「ロイっ!
おまえ、昇格するのは分かっていたのか?」
「大総統から聞かされてた。
驚いただろう?」
「…おまえが降格されて腰抜かすかと思ったぞ」
「実質、マスタング大将の責任はゼロですよね」
「大総統が罰を与える訳ねぇか」
「俺等の言い争いを何だと思っていたんですか!」
「いや〜、慕われているなと」
「…否定はしませんが」
不満そうなブレダとハボックにロイは微笑んだ。
「マスタング大将!」
「…中尉」
「貴方は馬鹿なんですか。
でも、無事で良かったです」
「すまなかった」
中尉に抱きつかれてロイは苦笑いし、ポンポンと背を叩く。
「リーゼル大佐は知っていたんですか。
普段の貴方なら降格されて大暴れするでしょう?」
『詳しくは聞かれてないわよ。
信じて待っていろと言われたから』
「「ヒュ〜っ!」」
「俺等には言ってくれませんでしたね?」
「俺等はマスタング大将を信じていたのにガッカリです」
「そうですな、中尉?」
「えっ、と…」
「くくっ…からかってやるな。
中尉はそのままで良いんだよ」
困惑してる中尉にロイは助け舟を出してポンポンと軽く肩を叩いた。
「随分と楽しそうだな、マスタング大将」
「…オリヴィエ中将」
「席はおまえに譲ってやる。
グラマン中将共々な。
だが、少しでも情けない姿を見せてみろ。
そこから引きずり下ろしてやる。
覚悟しておくんだな」
「ありがとうございます。
そうならぬ様、精進します」
「気に入らない奴だ。
まぁ、青二才は勘弁してやる」
「い…っ」
「軍刀でないだけ感謝しろ」
「姉上!
マスタング大将、大変申し訳ありません。
お怪我はありませんか?」
「大丈夫だ」
「あの姉上が認めるなんて一生ないかと思いました」
「…そうか?
言葉に出さないだけだと思うが」
「そうでしょうか」
「ハボックのような分かりやすさはないが、わりと分かりやすい面もあるぞ。
君はアームストロング中将に対してのイメージが強すぎるのかもな」
「私には理解が出来ません。
姉上は強いですが」
「ふはっ!
アームストロング少佐はそれでいいのかもな」
不思議そうにしているアームストロング少佐にロイは微笑んでいた。
オリヴィエ中将に背を蹴られ、くっきりと足跡が残っているので中尉に着替えるように諭される。
『ロイさん!
新しい制服をどうぞ』
「君、居ないと思ったら…」
『補佐官に頂いて、縫って来ました。
着替えましょう!』
「分かった。
分かったから」
半ば強引に軍服の上着を脱がされ、ロイは苦笑いする。
『よく似合ってます。
マスタング大将』
「ありがとう。
君も近くに来てくれんと困るな」
『今の地位で私は十分なんですが』
「支えてくれるのだろう?」
『そうですね。
地位には興味はないですが、それが貴方の為ならば』
「君達もだからな」
「そうだな。
おまえさんは恨まれるからな。
周りを固めてやるよ」
ヒューズに肩を抱かれてロイは楽しそうに笑う。
「おやおや、珍しいな」
「たまにはいいではないか」
「…ダメとは言ってませんよ。
こういうのも悪くありませんね」
「君も変わったな」
「大総統には負けますよ」
ロイ達を見つめて大総統と補佐官は微笑んでいた。
「マスタング大将。
リハビリが済んだら、僕も貴方を支える為に動きたいです。
シンの国でも動きがあったようですから」
「…そうか」
「兄さんは機械鎧があるからシンの国に行けませんが。
僕なら行けますよ。
皇子と皇女とも知り合いです。
もしかしたら、地位はマスタング大将のように変わっているかもしれませんけどね」
「ゆっくりでいい。
焦らなくていいから待っているよ。
シンの国も今は忙しいだろうからね」
「…知っていたのですか」
「あぁ、律儀に手紙が送られて来た」
「ははっ!
やっぱり、流石だなぁ〜」
アルはクスクスと笑ってロイはくしゃっと頭を撫でた。
「ロイさん。
おめでとうございます。
夫をこれからも宜しくお願いします」
「夫人、ありがとうございます。
貴方を悲しませるような未来にはしませんよ」
「貴方の幸せを最優先してください」
「…はい」
「貴方は国民を助けました。
それ以上もそれ以下もありません。
では、失礼します」
(流石は大総統の夫人だな)
大総統か敵わないのだから強いなとロイは苦笑いする。
『大総統、かなりお叱りになったみたいですよ』
「あぁ、聞いたよ」
「…あんたらの距離感はどうなってんだよ」
『何が?』
「問題あるか?」
「いや、あるだろうよ!
国民が慣れるくらいひっついてんのかよ!?」
「リーゼル大佐だし」
「そうそう、マスタング大将にひっつくのはいつものことだからねぇ〜」
セルシアはロイの後ろから腰に抱きついていて、慣れているようで誰もエド以外は突っ込まない。
「いいじゃない。
エド、余計なお世話だわ」
「お似合いだし。
いいじゃん」
ウィンリィもアルも気にしておらず、エドは頭を抱えたのだった。