第④話
夢小説設定
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ハッとすると目の前に大佐の顔。
『…っ!?』
「ぼんやりしてるから熱でもあるのかと。
大丈夫か?」
『あ、はい。
すみません…』
「なに食べる?」
『じゃあ、サンドイッチを…』
「では、私もそれにしよう」
カフェで朝食にし、それから司令部に向かった。
「大佐、そういう関係に…」
「手が早いっスね」
「あのなぁ‥‥」
『違いますっ!』
「そんな完全否定しなくても…」
『あ、いえ…
大佐に迷惑がかかるかと‥‥』
「私は大歓迎だが?」
セルシアは真っ赤になる。
「やっと来たか!」
「朝から元気だな、鋼の…」
「兄さん、ノックくらいしようよι」
勢いよくエドが執務室のドアを開けて入って来る。
呆れたように大佐がエドを見て、隣にいるアルはため息をつく。
あまりの勢いにセルシアは唖然とし、思わず隣の大佐の軍服を掴む。
「鋼の、怯えさせてどうするんだ」
「何がだよ!!?」
「すみません、兄さんが。
悪気はないんです。
ただ女性の扱いになれてなくて!!」
ペコペコとアルがセルシアに謝る。
(それ‥‥フォローになってねぇぞ?)
(あれではどっちが兄なんだか分からないわね…)
アルの言葉に苦笑いを浮かべる。
「アルっ!
何なんだ、それは!!
おまえも怯えんな!
それでも国家錬金術師か!!」
「国家錬金術師は関係ないでしょ?
それに、怯えさせてんのも兄さんだし…」
「君には優しさってものがないのか」
大佐は優しくセルシアの頭をなでながら、呆れるようにエドを見ながら言う。
「別に女なんかいいんだよ!」
「まったく、これでは背丈以前の問題だ」
「何だと!?」
「大将‥‥何しに来たんだよι」
「用があんのは大佐じゃなく、中佐なんだろ?」
「あぁ、そうだった!
明後日に中央の練兵場に来いよな!!
絶対だぞ!?」
セルシアの返事を聞く前に出て行くエドだった。
涙目で未だにセルシアは大佐にしがみついていた。
「リーゼル中佐、毎回ながら兄さんがすみません。
大佐もすみません。
お騒がせしました」
「アルっ!」
「は、はーい。
今行くよ!
じゃあ、失礼しました。
あ、そうだ…」
思い出したようにアルが振り返る。
「大佐、ヒューズ中佐から伝言です」
「何だ?」
「たまには家に寄れ、グレイシアのうまい手料理を特別に食わしてやるぞ。
そう伝えてくれと」
「…あいつらしいな。
ありがとう」
「いえ、兄さんが呼んでるんで失礼します」
ペコリと頭を下げ、アルは執務室から出て行く。
遠くからエドの叫ぶ声と宥めるアルの落ち着いた声が聞こえる。
「やれやれ、あれではどっちが兄か分からんな」
「相変わらず、しっかりしてますね」
「中佐、大丈夫ですか?」
『…すみません』
前の上官が原因でセルシアは怒鳴り声がトラウマなのだ。
怯えて泣きそうになり、大佐にしがみつくのは毎回のことだ。
『…っ!?』
「ぼんやりしてるから熱でもあるのかと。
大丈夫か?」
『あ、はい。
すみません…』
「なに食べる?」
『じゃあ、サンドイッチを…』
「では、私もそれにしよう」
カフェで朝食にし、それから司令部に向かった。
「大佐、そういう関係に…」
「手が早いっスね」
「あのなぁ‥‥」
『違いますっ!』
「そんな完全否定しなくても…」
『あ、いえ…
大佐に迷惑がかかるかと‥‥』
「私は大歓迎だが?」
セルシアは真っ赤になる。
「やっと来たか!」
「朝から元気だな、鋼の…」
「兄さん、ノックくらいしようよι」
勢いよくエドが執務室のドアを開けて入って来る。
呆れたように大佐がエドを見て、隣にいるアルはため息をつく。
あまりの勢いにセルシアは唖然とし、思わず隣の大佐の軍服を掴む。
「鋼の、怯えさせてどうするんだ」
「何がだよ!!?」
「すみません、兄さんが。
悪気はないんです。
ただ女性の扱いになれてなくて!!」
ペコペコとアルがセルシアに謝る。
(それ‥‥フォローになってねぇぞ?)
(あれではどっちが兄なんだか分からないわね…)
アルの言葉に苦笑いを浮かべる。
「アルっ!
何なんだ、それは!!
おまえも怯えんな!
それでも国家錬金術師か!!」
「国家錬金術師は関係ないでしょ?
それに、怯えさせてんのも兄さんだし…」
「君には優しさってものがないのか」
大佐は優しくセルシアの頭をなでながら、呆れるようにエドを見ながら言う。
「別に女なんかいいんだよ!」
「まったく、これでは背丈以前の問題だ」
「何だと!?」
「大将‥‥何しに来たんだよι」
「用があんのは大佐じゃなく、中佐なんだろ?」
「あぁ、そうだった!
明後日に中央の練兵場に来いよな!!
絶対だぞ!?」
セルシアの返事を聞く前に出て行くエドだった。
涙目で未だにセルシアは大佐にしがみついていた。
「リーゼル中佐、毎回ながら兄さんがすみません。
大佐もすみません。
お騒がせしました」
「アルっ!」
「は、はーい。
今行くよ!
じゃあ、失礼しました。
あ、そうだ…」
思い出したようにアルが振り返る。
「大佐、ヒューズ中佐から伝言です」
「何だ?」
「たまには家に寄れ、グレイシアのうまい手料理を特別に食わしてやるぞ。
そう伝えてくれと」
「…あいつらしいな。
ありがとう」
「いえ、兄さんが呼んでるんで失礼します」
ペコリと頭を下げ、アルは執務室から出て行く。
遠くからエドの叫ぶ声と宥めるアルの落ち着いた声が聞こえる。
「やれやれ、あれではどっちが兄か分からんな」
「相変わらず、しっかりしてますね」
「中佐、大丈夫ですか?」
『…すみません』
前の上官が原因でセルシアは怒鳴り声がトラウマなのだ。
怯えて泣きそうになり、大佐にしがみつくのは毎回のことだ。