第③話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
のんびりと穏やかな雰囲気が流れ、心地よい時間。
『あ‥‥』
「どうかしたか?」
『いえ、眼鏡が…』
「似合わない?」
フルフルとセルシアは首を振る。
「普段は掛けてる。
視力がそんなに悪い訳ではないから、家でだけな」
『…予想外だったので。
変ではなく、素敵ですよ。
似合います』
「…そうか。
ありがとう」
嬉しそうにロイは微笑む。
『ロイさん、甘いものは好きですか?』
「嫌いではないが、好んではそんなに食べないな」
『そうですか。
じゃあ、ケーキとクッキーはどっちが好きですか?』
「クッキーかな」
『クッキーっと…
では、クッキーでは何味が?』
「甘さ控え目ならチョコでも。
何なんだ、さっきからこの質問は…」
『お菓子作りが好きな者としては好みの味が知りたいので。
もう少しご協力を』
「まぁ、いいんだが…」
ロイに質問しながらセルシアはそれを錬金術の研究手帳に書いてゆく。
ロイに関することが暗号となっているようだ。
質問は計数十個もあり、5分くらい続いていたようだ。
会話が沈黙し、互いに好きなものを読書していた。
セルシアも読みかけの本を持って来ていた。
ロイはセルシアから譲り受けた錬金術に関する研究書。
しばらくして腕に感じる微かな重みに本から顔を上げた。
ロイの腕に寄り掛かるようにして、セルシアはスヤスヤと寝ていた。
「クスッ…疲れたのかな。
セルシア、おやすみ」
ソファに置いていた脱いだジャケットをロイはセルシアに掛けた。
「おわっ!!」
『んん~…』
慌ててロイは手で口を押さえた。
体勢が崩れ、結果的にロイの膝枕で寝ていた。
(‥‥膝枕をするとはな。
膝枕、してはもらいたいけど)
ここが外でなくてよかったとロイは思うのだった。
寝返り、パッチリと目を開けるとロイと目が合った。
「あぁ、起きた?」
『………。』
この状態が把握できずに黙り込んでいる。
『…っ!?』
やっと膝枕されていることに気づき、セルシアは飛び起きる。
『ご、ごめんなさい‥‥』
恥ずかしそうに今にも消えそうな声で、涙目になっていた。
「クスクスッ…いや、可愛かったよ。
今度は私が膝枕してもらおうかな」
『あ、はい。
どうぞ…』
体勢を直して、スカートを払う。
「やっぱり、膝枕はするよりもされる方がいいね」
ロイは読書をやめ、セルシアの指を弄って遊んでる。
『ロイさん…
何をしているんですか?』
「ん~?
だって、可愛いし」
『…恥ずかしいんですけど』
手にキスをされ、指をペロリと舐めたり、甘噛みされていた。
ロイなりの甘え方なのだろうか。
「このマニキュアの色、セルシアに合ってる」
『あ、ありがとうございます///』
何気ない一言が嬉しい。
『あ‥‥』
「どうかしたか?」
『いえ、眼鏡が…』
「似合わない?」
フルフルとセルシアは首を振る。
「普段は掛けてる。
視力がそんなに悪い訳ではないから、家でだけな」
『…予想外だったので。
変ではなく、素敵ですよ。
似合います』
「…そうか。
ありがとう」
嬉しそうにロイは微笑む。
『ロイさん、甘いものは好きですか?』
「嫌いではないが、好んではそんなに食べないな」
『そうですか。
じゃあ、ケーキとクッキーはどっちが好きですか?』
「クッキーかな」
『クッキーっと…
では、クッキーでは何味が?』
「甘さ控え目ならチョコでも。
何なんだ、さっきからこの質問は…」
『お菓子作りが好きな者としては好みの味が知りたいので。
もう少しご協力を』
「まぁ、いいんだが…」
ロイに質問しながらセルシアはそれを錬金術の研究手帳に書いてゆく。
ロイに関することが暗号となっているようだ。
質問は計数十個もあり、5分くらい続いていたようだ。
会話が沈黙し、互いに好きなものを読書していた。
セルシアも読みかけの本を持って来ていた。
ロイはセルシアから譲り受けた錬金術に関する研究書。
しばらくして腕に感じる微かな重みに本から顔を上げた。
ロイの腕に寄り掛かるようにして、セルシアはスヤスヤと寝ていた。
「クスッ…疲れたのかな。
セルシア、おやすみ」
ソファに置いていた脱いだジャケットをロイはセルシアに掛けた。
「おわっ!!」
『んん~…』
慌ててロイは手で口を押さえた。
体勢が崩れ、結果的にロイの膝枕で寝ていた。
(‥‥膝枕をするとはな。
膝枕、してはもらいたいけど)
ここが外でなくてよかったとロイは思うのだった。
寝返り、パッチリと目を開けるとロイと目が合った。
「あぁ、起きた?」
『………。』
この状態が把握できずに黙り込んでいる。
『…っ!?』
やっと膝枕されていることに気づき、セルシアは飛び起きる。
『ご、ごめんなさい‥‥』
恥ずかしそうに今にも消えそうな声で、涙目になっていた。
「クスクスッ…いや、可愛かったよ。
今度は私が膝枕してもらおうかな」
『あ、はい。
どうぞ…』
体勢を直して、スカートを払う。
「やっぱり、膝枕はするよりもされる方がいいね」
ロイは読書をやめ、セルシアの指を弄って遊んでる。
『ロイさん…
何をしているんですか?』
「ん~?
だって、可愛いし」
『…恥ずかしいんですけど』
手にキスをされ、指をペロリと舐めたり、甘噛みされていた。
ロイなりの甘え方なのだろうか。
「このマニキュアの色、セルシアに合ってる」
『あ、ありがとうございます///』
何気ない一言が嬉しい。